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【名古屋中村区】コオロギランチを実食、世界の栄養の現状を知る

サファーライター(名古屋市)

JICA中部「なごや地球ひろば」(名古屋市中村区)では、今月17日(日)まで、企画展「セカイ・栄養展」が開催されています。

JICA中部「なごや地球ひろば」
JICA中部「なごや地球ひろば」

企画展「セカイ・栄養展」

1,2階の展示室では栄養不良に関する世界の現状や、そんな栄養不足・栄養過多をなくすためにJICAが国際機関や民間企業、自治体、NGOと連携しながら取り組んでいる様々な国際協力を紹介しています。

2階パネル展
2階パネル展

上はアフリカで水や衛生環境の改善を行っている『水の防衛隊』の活動の様子です。

学校給食の始まりについて解説している一角。1889年から1993年にかけての学校給食の献立を6つの食品サンプルで紹介しています。「セレクト給食」懐かしい~!

こちらは1階の展示。触って遊びながら学べます。大人でも楽しめますよ!

「世界の料理を見てみよう」のコーナー。蓋を取ると??
「世界の料理を見てみよう」のコーナー。蓋を取ると??

栄養不良解決のための様々な活動が紹介されていて、今日からの行動のヒントになりそうな内容でした。

連動企画『地球のピンチを救う注目される昆虫パワー』

また、4月9日(土)には『地球のピンチを救う注目される昆虫パワー』と銘打ったイベントが行われました。

地球案内人による解説。参加した子どもたちも熱心に聞き入っていました。
地球案内人による解説。参加した子どもたちも熱心に聞き入っていました。

この日集まったおよそ20名の参加者は、なごや地球ひろばの職員である〝地球案内人〟による解説を聞きながら展示を見て回ったのち、昆虫食にかかわる業務経験を持つ講師の田中祐太郎さん(JICA)から昆虫食についてのお話を伺い、栄養不良・昆虫食への理解を深めました。

コオロギパウダーを使用したランチを実食!

イベントの締めくくりとして、なごや地球ひろば内「カフェ クロスロード」にて、コオロギパウダーを使用したランチをいただきました(こちらのメニューは、本イベントのみでの提供となります)。

カンボジア料理のプレート
カンボジア料理のプレート

カンボジア料理で、左から
・カレー風味の魚の玉子とじ「アモック」
・春雨の炒め物「チャーミースオ」
・ライム・ブラックペッパーの効いた肉料理「ロックラック」
アモックの中にコオロギパウダーが入っているとのことですが、はたして??

この黒いツブツブがコオロギなのかな・・・・・・?
この黒いツブツブがコオロギなのかな・・・・・・?

食べてみた感想ですが、どのお料理もおいしく、正直なところ「これがコオロギの味!」というのはわかりませんでした。料理人の方いわく、「味というよりはコクがでます」とのこと。参加者の子どもたちも、パクパクおいしそうに食べていました。

希望者のみにふるまわれたカンボジアの昆虫スナック。川エビのようなクリスピーな口当たりに、濃い目のジャーキーのような味付け。めちゃめちゃおいしかったです。

イベントに参加して、世界が抱える問題をより解像度を高めて理解することができました。企画展は今月17日(日)まで開催中ですので、ぜひお出かけくださいね!

■施設紹介
JICA中部 なごや地球ひろば
・住所:名古屋市中村区平池町4丁目60-7
・アクセス:あおなみ線 ささしまライブ駅下車徒歩5分/各線 名古屋駅下車 徒歩13分
・開館時間:10:00‐17:00
 (最新の開館情報・カフェ、ショップの営業時間は公式サイトでご確認ください)
・休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日が休館)
・駐車場:建物南に位置するマーケットスクエアささしま4Fの有料駐車場をご利用ください
・入場無料

ライター(名古屋市)

名古屋在住。会社員、ちょっとの海外生活を経て今に至ります。名古屋で働き、暮らしながら「虫の目」で見つけた気になったもの、「素敵ね」と思ったことをのんびりと発信しています。「ワクワク」や「美味しい」、「へぇ~!」にテクテク歩いて出会っています。ラジオが好きで、聞きながらあちこちへ行く毎日。白黒の猫と暮らしています。

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