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【子育て】実は気を付けたい「お利口な子」実は最高な「手のかかる子」あなたのお子さんはどっち?

さっこせんせい子育てママ応援隊

こんにちは!さっこせんせいです☆

あなたのお子さんは” お利口な子 ”ですか?それとも” 手がかかる子 ”ですか?実はこのよく言う《お利口な子》には気を付けていきたいポイントがあります。そして、手のかかる子ほど自己表現ができていたりとメリットもたくさんあったりします☆

それではさっそくお話していきたいと思います!

▷『お利口な子』『いい子』とは?

よく言われる「お利口な子」「いい子」とはどんな子をイメージしますか?

・頭がいい子
・言うことをよく聞ける子
・人に優しくできる子

あげたらきりがないですが、みなさんもこんな姿を想像するのではないでしょうか?しかしこの大人(親)が考える「お利口な子」が身近にいるとしたら、ぜひ気を付けて関わってあげてほしいのです。

実はこの「お利口な子」は「大人にとって都合のいいお利口な子」であることがほとんどです。子どもは本来、自己中心的でわがままです。それは脳の発達が未熟で、相手の気持ちに立って考えることがまだ難しかったり、言語機能もまだまだ発達しきっていないからです。

ですから、子どもというのは手がかかって当たり前!手がかかったり困らせたりするのは当然の姿なんです!つまり手がかるような子こそ、子どもとして正常な姿なんです。

しかし私たちはそんな困らせる子どもに対して「教育がなってない子」や「親を困らせる子」などあまりいいイメージは持たず、おとなしかったり、周りに迷惑をかけないような子を「いい子」として好印象を持ちます。

大人の言う「お利口な子」は、本心を隠していたり、親の顔色をうかがって過ごしていることもあります。そのため、「お利口な子」こそ、手をかけてよく見てあげる必要があるんです。

▷これからの時代を生きるために必要なのは

これからの時代、自分自身をいかに表現できるかがとても重要になってきます。なぜならみなさんも知っての通り、社会ではAI化が進み、様々な仕事や生活様式が変わってきています。右向け右だった時代は終わり、これからは一人ひとりの個性が大事になってくる時代になります。私たちの代わりはすべてAIが担えるようになるからです。将来は自己主張ができ、個性が輝かなければ生き抜けないと言っても過言ではないかもしれません。

子ども時代の” わがまま "は大事な自己主張です。自分の気持ちを素直に表現できることは子どもの特権ですよね!いつしか大人になった私たちは、周りの顔色をうかがって、素直な気持ちを話すことに恥ずかしさや抵抗を感じるようになりました。それはきっと「相手の気持ちも考えなさい」「人に迷惑をかけてはいけません」そんな教育を受けてきたからかもしれません。その教育が悪いというわけではありませんんが、これからはそこに「自分の気持ちを素直に表現することも大切」を合わせて伝えていかなければいけない、と私は思っています。

もしあなたのお子さんが「手のかかる子」だとしたら、それは本当に困った行動でしょうか?振り返ってみるとそれは、その子自身が「自分の気持ちを素直に表現している」行動だったりしませんか?もちろん注意しなければいけない場面もたくさんあると思います。しかしぜひ、注意したとしても「素直に表現(行動)したこと」に対しては、否定せずに認めてあげてほしいと思います。

そしてわがままが言えるのは、安心して家庭で過ごせている証拠とも言われています。家やママパパに対して「わがままを言っても大丈夫」と思えていることは、親子関係がとても良いということです!

大人にとって困らせる大変な子どもの姿も、実は素直に行動しているからこそのことかもしれません。それを大人の都合で否定したりさえぎったりしないように気を付けていきたいですね。

▷大人にとって「いい子」にかけたい言葉

もともとおとなしい性格の子もいます。それがその子らしさなら、その子自身の素直な表現になっているので悪いことではありません。しかし、大人の顔色をうかがったり、大人に喜んでほしくて「いい子」になっている子がいるのだとしたら、注意が必要です。今一度、「お利口な子」「いい子」が本当に子どもにとっていいことなのかどうかを考えてみましょう!

もしも自分の子があまり手がかからず、よく言う「いい子」なのだと感じたら、生活の中で意識してこう声をかけてあげて欲しいと思います。

「あなたはどうしたい?」

実は、私の娘がそうなのです。困らせることはせず、私が娘を叱るような場面はほとんどありません。娘はよく「ママはどっちがいい?」「どれがいいと思う?」と聞いてきます。自分で好きなものを選べばいいのに、自分よりも周りの喜ぶ意見を優先させようとする姿がよく見られます。なので必ず「〇〇はどうしたい?」と聞きます。そして「〇〇が決めていいんだよ」とも伝えています。

周りを喜ばせたり、優しくしてあげられることもとても素晴らしいことですが、それよりも何よりまずは「自分の気持ちに素直になること」が娘には必要だと思っています。

それは娘の特性でもあり、周りの大人の関わり方でそのような性格に育ってきたのだと思いますが、子どもにとってなにより大事なのは《大人を困らせないように行動すること》ではなく、《自分に素直に行動できること》です。

▷あなたのお子さんはどっちですか?

この記事を読んで、「うちの子はほんと手がかかる」と今まで悲観的に思っていたママパパが、「うちの子は自分に正直に行動できているんだ」と前向きにとらえてもらえたら嬉しいです。

また、うちの娘のように「手のかからないお利口な子」をお持ちのママパパが、これからは「どうしたい?」という声かけを増やしていって、お子さんの気持ちを今まで以上に汲んであげられる場面が増えていったら嬉しいです。

周りの目や意見は関係なく、どんな子であっても親にとっては《いい子》ですよね☆ですから世間一般のいう「いい子」に惑わされないように気を付けていきましょう!

我が子の本当のいい姿を見つめ直すきっかけになったら幸いです☆

最後までお読みいただきありがとうございました!

子育てママ応援隊

ママの子育てのイライラを軽減したいという想いでInstagramで発信しています。 保育歴11年ママが「子育てのなるほど!」を投稿! 子どもの困った行動やママの心配事、子育てのイライラ… 子育てのコツがわかるとママの心が軽くなる♪

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