10月、冬、春に向けてのお花が
園芸店やホームセンターに並び始めますね。

今回は、ガーデンシクラメンの寄せ植えを
３つ作りましたのでご紹介します。

• 秋植えで春まで長期間楽しめる
• 寒さに強い
• パンジー、ビオラに比べて花がら摘みが楽！
• 一緒に合わせるのに適した植物を紹介
• 楽しい「実」や、おしゃれなカラーリーフが季節感演出
• 寄せ植え配置画像もあります！

ガーデンシクラメンの育て方

「ガーデンシクラメン」は園芸品種で
「シクラメン」に比べ、寒さに強く
秋から春まで、長期間花が咲きます。

「ガーデンシクラメン」と「シクラメン」
違うものです。

ガーデンシクラメンの特徴

• 日当たり、水はけを好む
• 秋から春まで、開花期間が長い
• ある程度耐寒性がある
• 暑さには弱いので、夏は直射日光に当てない（日陰管理）
• 夏に葉が枯れてしまっても『休眠』、水やりせずに乾かした状態で秋を待つ。（秋から水やり再開）

寒さに強い、と言っても
毎日霜に当たるような環境は無理です。

耐寒温度は－５度位のようですが
花壇に地植えする場合は
マルチングなどの対策が必要です。
鉢植えのほうが無難ですね。

ガーデンシクラメンの選び方、植える時の注意

お店で選ぶ際は、葉がしっかりしていて
葉の数が多いものを選びます。

元気な株の証拠なので、花はたくさん咲きます。

多湿に弱いので株元をチェックして選んでください。

画像の矢印の先に見えるのが球根です。

ガーデンシクラメンは必ず、浅植えにします。
球根上部が土から出るように植え付けます。

水やりも、上からかけずに
葉を持ちあげて土に直接水をかけましょう。

深く植えたり、水やりが原因で
球根が腐ってしまうので注意が必要です。

寄せ植えの準備

• 鉢 7号
• 鉢底石
• 花の培養土
• 鉢底ネット
• 元肥料と防虫剤（今回はマイガーデンとオルトランDX）
• ガーデンシクラメンと寄せ植えする植物

ガーデンシクラメンを植える鉢は
多湿を嫌うのと、根はあまり張らないため
深くない鉢が適しています。

冬に強い、寄せ植えにおススメの植物

今回３つの寄せ植えを作るのに
使った植物を簡単に紹介します。

※植物の名前と画像は下で紹介する配置図で確認していただけます。

初雪カズラ

新しい葉が白やピンクで美しい、ツル性植物。
常緑で暑さ、寒さは問題なし。

カルーナ

常緑の低木。寒さには強いが
高温多湿の蒸れに弱いので、
夏は風通し良く涼しい場所に置く。

中心部が蒸れてくるので、
茶色くなった葉は取り除く。

ヒメツルニチニチソウ

斑入りタイプを使用。常緑のつる性植物。
暑さ、寒さは問題なし。

チェッカーベリー

常緑の低木。
寒さに強く、冬の間、実を楽しめる。
地下茎が伸びて増える。
夏は直射日光を避けて置く。

プラチーナ　

シルバーリーフ。オーストラリア原産で
高温多湿を嫌う。

寒くても大丈夫、組み合わせておしゃれな
カラーリーフ、葉の形が違うタイプを
紹介しました。

寄せ植えする植物を選ぶ時に、株元を見て
株分けできるものを購入するのがおススメです。

分けることによって、ひとつの鉢に
より多くの種類の植物を入れ込むのが
簡単になります。

半分しか使わない場合は、
残りは小さなスリット鉢に植えておき
別の機会に使う、『寄せ植え材のストック』
もおススメです！

寄せ植えする

寄せ植えする鉢が少し深い時は
鉢底石を多めに入れます。

ガーデンシクラメンは半年近く、
花が咲き続けますので、元肥をしっかり入れ

植え付け後も１カ月に２回程度
液体肥料をあげます。

寄せ植え　その１

どの寄せ植えも、ガーデンシクラメンを２株使用しています。

初雪カズラとヒメツルニチニチソウはポットを半分にしたものを植えています。

寄せ植え　その２

初雪カズラとチェッカーベリーはポットを半分にしたものを植えています。

この寄せ植えは白いシクラメン２株、
シルバーリーフのプラチーナと
カルーナも白いものを選び

初雪カズラの新しい白い葉に
ほんのりピンクが可愛いのと

チェッカーベリーの赤い実が

冬の白い寄せ植え、
クリスマスの雰囲気もある寄せ植え、
として作ってみました。

チェッカーベリーとヒメツルニチニチソウはポットを半分にしたものを植えています。

ガーデンシクラメンを２株の間、後方に
カルーナやシルバーリーフを配置し
手前に初雪カズラやチェッカーベリー

ヒメツルニチニチソウは中央に植えましたが
成長するにつれ、枝垂れてきます。
ガーデンシクラメンの濃い緑と
ヒメツルニチニチソウの明るい緑が
対照的です。

ガーデンシクラメンの花がらつみ

ガーデンシクラメンの花が終わったものは、

花が付いていた茎の根元あたりを持って
クルクルと回転させると、
茎ごと上手く取れます。

種を作るとつぼみが出来にくくなりますので
終わった花は茎ごと取り除きましょう。

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この秋から園芸店でのお仕事も
させていただけることになりました。

ますます、植物と関わる時間が増えることになり、とても嬉しいです。

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