「道立近代美術館」の隣に位置する「北海道知事公館」

近代美術館は訪れても、知事公館には入ったことがないという方も多いのではないでしょうか？

北海道知事公館

北海道知事公館は、1936（昭和11）年に三井合名会社の迎賓館として建てられました。

1953（昭和28）年に北海道が所有、知事公館として会議や行事などの公務に活躍、1999年（平成11年）には登録有形文化財に指定され、現在ではテレビのロケ地にもなっています。

赤と白のコントラストが美しいデザインは、柱や梁の骨組みをむき出しにする「ハーフティンバー様式」という工法。英国などの北ヨーロッパで多く見られるそうです。

建物裏の原っぱでは、遊びに来た幼稚園児たちが走り回っていました。

館内

訪れた平日は館内見学ができました。

内装も品のあるレトロなデザイン。黄緑色のカーペットにショッキングピンクのカーテンは斬新！上品にまとまっているセンスがさすがです。

梁、柱、内装材は全て道産のナラ材、カバ材が用いられています。

部屋ごとに異なるシャンデリアも可愛らしいですね。

札幌駅のシンボルである安田侃作「妙夢」の小さいオブジェも飾ってありました。

庭園

庭園にも安田侃作の「意心帰」があります。

近くにコンビニもあるので、芝生でゴロゴロしながらランチを食べるのも気持ちよいですよ。

知事公館入り口側にある木の上に、エゾリスを発見しました！

都会の中で可愛らしいリスを見ることができるとは驚きです。

この時期はリスが多くみられるとのことで、出会えたらラッキーですね。

庭園には川も流れ、穏やかな時間を過ごすことができます。

都会の喧騒を忘れられる「北海道知事公館」

これからの紅葉の時期も違った景色を楽しめそうです。