名古屋モーニングといえばドリンクにトーストやゆで卵などがついた、喫茶店の洋食メニューが有名ですが、名古屋駅から徒歩圏で朝からおいしい海鮮丼が食べられるお店があるんです。平日限定のお得な海鮮丼を紹介します。

平日限定！1000円のサービス丼

先日、出張で名古屋に出かけた時、歩いて5分の場所に柳橋中央市場があることを知りました。

東海地方の台所とも呼ばれ、約4000坪に300店ほどのお店が集まった、全国屈指の規模の民間市場です。肉、野菜、乾物となんでも揃っていますが、やはり目玉は知多半島や三河湾、伊勢湾で水揚げされる活魚。

そんな新鮮な活魚を、市場内の飲食店で一般の人もいただくことができます。

中でも人気なのが、マルナカ食品センターにある「まぐろやさん 柳橋」。特にモーニングメニューがあるわけではありませんが、朝6時から営業しているので、おいしい海鮮丼を早朝から食べられます。

すらりと並んだ活魚のネタから1000円（税込）で3種類まで選ぶことができます。2種類なら800円（税込）。

サービス丼実食

選べるネタが多すぎて、すぐには決められません。

この日は、すずき、鯛、カマス、サーモン、かんぱち、天然鮪、黒鯛、北海生タコ湯引き、ほたるいか、いさき、ハタマス、天然鰤、鰺、ハマチ、きつね鰹、しまあじ、ほたて。
さらに＋300円でイクラ、+200円で玉子焼きも追加できます。

初めて来て、この中から３つ選ぶのは至難のわざ。悩んで悩んで頼んだのがこちらです。

天然鮪、すずき、ハマチの3種類。

アラ汁つき。アラといってもたっぷり身がついています。名古屋らしく赤出汁。

これで1000円。「チェーン店なら、もっと安い海鮮丼あるよ」と思った人、ネタが違うんですよ。

さすがは本鮪。味が濃厚です。

夏の白身魚の代表スズキ。普段は比較的安価な魚ですが、夏になると高級魚になります。淡白ですが独特の風味があって、白身なのに脂ものっています。秋になると臭みが出てくるので、夏に食べたい魚です。

カンパチと鰤がありましたが、夏なのでカンパチをセレクト。この時期はコリコリと、食感がしっかりしています。

どれもおいしくて満足だったのですが、関東ではあまり食べないきつねカツオ（ハガツオ）や、しまあじ、カマスなども、後から気になりました。

他のテーブルでは常連さんと思しき人が、お刺身だけオーダーしてビールを飲んでいて、心底羨ましかったです。自分はこれから仕事なのに…。

ランチタイムは激混みのようですが、朝は待たずに座ることができました。名古屋モーニング、たまにはこういうのも良いのではないでしょうか。