博多グルメのひとつとしてはずせないのが屋台。でも、屋台初心者はどこへ行ったらいいのか、何を食べていいのかわかりませんよね。屋台ビギナーにオススメしたい「小金ちゃん」の人気メニューや行列の様子を紹介します。

焼ラーメン発祥の屋台「小金ちゃん」

福岡の屋台は中州と天神の2ヶ所に集まっています（長浜にも数軒あります）。今回紹介する「小金ちゃん」は天神で、昭和43年（1967）から営業している老舗屋台。天神駅は博多駅から空港線で2駅6分、博多空港駅までも5駅11分と、仕事や旅行帰りにちょっと立ち寄れる距離です。

しかも、小金ちゃんは天神駅1番出口から徒歩5分ほど。道もそんなに難しくないので、初めて来た人でも、よほどの方向音痴じゃなければ迷うことはありません。

待ち時間は？

人気屋台という事で行列は必須です。筆者は営業開始の18時半に少し遅れてしまったので、一巡目で入ることはできませんでした。でも、みなさん後ろに人が待っていることがわかっているからか、そんなに長居する人はいません。サクッと食べて、飲んで、出てくれます。

結局待ち時間は40分ほどでした。

待っている間にメニューを見て、メモに注文を書いて渡してあるので、座ったらあまり待たずに料理が出てきます。

やっぱり食べたい！焼きラーメン

瓶ビールを飲みながら待っていると、注文したメニューから最初に餃子が運ばれてきました。

ニンニクは控えめですが、ひき肉と野菜の旨味がぎゅっと詰まっています。

お次は焼き鳥。

焼き鳥だけど、博多では豚バラが主流。

そして、出ました！焼きラーメン！

豚骨スープとソースで味付けた焼きそばのようなラーメン。焼きそばより水分多めで、もんじゃ焼きに近い感じです。具は野菜や豚肉に細切りのカマボコ。上にかかっているのはどて焼きの煮汁です。途中和がらしを混ぜて食べると、味がシャッキリとスパイシーになって、またまた箸が進みます。

途中で味変あり！スタミナ焼き飯

メニューに「オススメ」マークがあったスタミナ焼き飯も注文していました。野菜、カマボコ、卵以外に、ガツンとニンニクが入った焼き飯。レンゲでひとくち食べると、口の中にいっぱいにニンニクの香りが広がります。かなりお腹いっぱいでしたが、ニンニクの香りに食欲が刺激され、レンゲを口に運ぶ手が止まりません。

半分食べたところで、お皿を女将さんに渡すと…

どて焼きをかけてくれます。

少し甘めの白みそのどて焼きと煮汁が、焼き飯をお茶漬け状態にするので、残りがサラサラと胃におさまってしまいます。

気づけば完食！途中、サワーも1杯ずつ飲んでいたので、もうお腹パンパンです。

これで2人で4,050円。1人2,025円です。安い！

屋台は高いという噂にしり込みしていた人も、小金ちゃんなら明瞭会計で安心して利用できますよ。

博多屋台初心者も利用しやすい屋台だと思います。