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こんなキムチ食べたことない!川崎名物のキムチ屋さんの素で作るオリジナルキムチとアレンジメニュー

satochin旅行・グルメ・おでかけライター

旅行・グルメ・おでかけライターのsatochinです。いまや川崎名物となっている「おつけもの慶」。テレビや雑誌でもたびたび紹介され、もはや全国にもおいしさが知れ渡っています。今回はおつけもの慶の歴史や商品以外に、ネットでは購入できない季節のキムチ、自宅で作るオリジナルキムチについて紹介します。

たった1坪のお店からはじまった「おつけもの慶」

川崎駅から3kmほど離れた場所にあるコリアンタウン。大正から戦時中にかけて朝鮮半島から日本に移り住んだ人が多く暮らす地域で、本場の焼肉や韓国料理が手頃な値段で楽しめます。「おつけもの慶」は、そんなコリアンタウンの青果店と人気焼肉屋の職人が2003年9月に開いたキムチ専門店です。

1坪ほどの小さなお店でしたが、クチコミで評判が広がり行列店となりました。人通りの少ない1坪のお店に連日行列が?!と、テレビや新聞でも何度も取り上げられ、今は川崎市内に直営店が7店舗、さらにスーパーでも販売され、催事やネット通販を利用して、全国どこでも購入できるようになりました。

おつけもの慶のキムチは「かわさき名産品」「かわさき名産100選」にも選ばれ、お店は「かわさきSGDs大賞」も受賞しています。

元祖!おなかいっぱいイカキムチ 1,980円 (税込)
元祖!おなかいっぱいイカキムチ 1,980円 (税込)

全国に知られるキムチとなりましたが、やはり東京・神奈川のファンが多く、筆者も近所の友達から話を聞いてデパートの催事に開店前から並んだこともあります。特におなかいっぱいイカキムチは、高いけれど食べるとハマる悪魔的なおいしさ。筆者はガチなおつけもの慶ファンなのです。

YAHOO!ニュースでは既に一度紹介済みです。

旬の素材がキムチに!

今回、おつけもの慶のラウンドテーブル(意見交換会)&試食会に参加させていただき、お店のこだわりについてお聞きしてきました。

旬の野菜を使用したキムチがあることも初めて知りました。コリンキーやさつまいも、かぼちゃ、葱など、食べたことはありませんが絶対おいしいだろうと予想できますね。

のらぼう菜
のらぼう菜

防空壕キクラゲ
防空壕キクラゲ

川崎の伝統野菜のらぼう菜や川崎市麻生区で発見された戦前の防空壕で栽培している防空壕キクラゲのキムチなど、川崎ならではのキムチもあります。

野菜だけじゃなく、とろ~りクリームチーズを漬け込んだとろ〜り生クリームチーズのヤンニョム和えは、お酒との相性も抜群と人気急上昇中です。

飯蛸キムチ
飯蛸キムチ

試食をどうぞと言われたので、イカ、タコ、クリームチーズ、エンガワ、キクラゲのキムチをいただきました。キクラゲのコリコリプリプリした食感が大好きなのですが、キムチにすることで淡白な味のキクラゲがピリ辛になり、ポリポリといくらでも食べられそうです。

そのまま食べてももちろんおいしいけれど、温かい白いご飯との相性は箸が高速で動き出すおいしさ!試食ではなく本気(マジ)食しそうになっちゃいました。

でも、キムチバイキングってめちゃくちゃ贅沢ですよね。どこかのお店でやってくれないかしら。

キムチづくり初体験!

キムチづくり体験してきました。最初にデモンストレーション。

白菜は1枚ずつ丁寧に秘伝のヤンニョムを塗っていきます。40年かけて創りあげたヤンニョムだそうですよ。

※ヤンニョムは韓国のあわせ調味料のことです。

のらぼう菜は蒸したのらぼう菜にヤンニョムを混ぜていきます。

とっても息のあったキムチづくりのデモンストレーションを見学させてもらいました。

混ぜたばかりののらぼう菜を試食させてもらいましたが、キムチなのに最初に口の中に甘さが広がり、あとから辛さが追いかけてきます。クセのないのらぼう菜ですが、さらに葉物野菜特有の青臭さは消えて、食べやすくなっていました。

参加者もテーブルで白菜キムチづくり。同じヤンニョムを使って同じ白菜を漬け込んでも、人によって違う味になるそうですよ。不思議ですね。キムチづくりで一番大切なのは愛情だそうです。

完成品
完成品

手作りキムチ実食

家に帰って早速夕ご飯で作ってきたキムチをいただきました。

とろ〜り生クリームチーズのヤンニョム和え・のらぼう菜キムチ・白菜キムチ
とろ〜り生クリームチーズのヤンニョム和え・のらぼう菜キムチ・白菜キムチ

まず、白菜キムチに驚きです!漬けて時間が経っていないので、白菜の味がしっかり感じられます。ヤンニョムもまだ甘く、これなら子どもも食べられそうです。

キムチは時間とともに熟成していくので、普段食べているキムチは熟成したもの。対して、この日食べたのは、キムチの浅漬けといえるものでしょう。キムチなんだけど、確かにキムチなんだけど、今まで食べたことのないキムチです。

のらぼう菜も会場で食べた時より味がしっかり馴染んでいて、ほんの数時間なのに、もう違う味わい。苦味が出てきて大人の味になっています。

キムチは生き物ですね。

お土産にいただいたクリームチーズのキムチ、とろ〜り生クリームチーズのヤンニョム和えご飯よりもお酒が欲しくなります。マッコリはもちろん、甘口のキリッと冷やした日本酒、ロックの麦焼酎、ウィスキーやジンのソーダ割…なんにでもあいそう。

今回使用したヤンニョムは「慶キムチの素」として250g1,350円(税込)で販売しています。こちらを購入すると自宅でオリジナルキムチづくりが楽しめます。慶キムチの素はマヨネーズとあわせてポテトサラダにしてもおいしいそうですよ。公式ホームページからも購入できます。

おつけもの慶
公式ホームページ:おつけもの慶(外部リンク)

おつけもの慶様からのご招待でラウンドテーブル&試食会に参加させていただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

旅行・グルメ・おでかけライター

おいしいものが大好きで、ご当地グルメをもとめて日本全国47都道府県を制覇。食べログの地図を塗りつぶした旅行ライター。海鮮丼マニアとしてテレビ出演経験あり。 旅先の飲食店以外にもローカルスーパーや道の駅、SA・PAで見つけたご当地グルメを中心に、温泉やホテルも紹介しています。普段のサービスや味を知りたいため、事前許可を取らず、気に入ったら後から掲載許可をもらい、紹介している記事が多いです。許可をもらえるまでしつこいです(笑)。 リアルな旅の記録はXで発信中。 温泉ソムリエマスター/サウナ・スパ健康アドバイザー/銭湯検定4級/チェコ親善アンバサダー

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