地下鉄桜通線「高岳」駅から歩いて10分ほど、泉三丁目交差点すぐ・代官町の一角にある『とん八』に行ってきました。

創業70年を超える、こちらのお店でいただけるのは「おでん」と「串カツ」です。

引き戸を開けて中に入ると、店内は奥に長いカウンター席のみ。カウンターの向こう側には、大きなおでん鍋が。つい覗き込みたくなってしまいますが、ぐっと我慢！

壁面にかけられたメニューを見ると、

もちろん、ビールと日本酒もあります。
サービスセット（串物5本＋御飯）1,000円もあるので、定食屋として利用するのも◎です。
まわりを見渡すと、おでん＆串カツで一杯という人から、子ども連れで晩ごはんに来ている人、鍋持参でテイクアウトする常連さんの姿も。

まずは、注文を受けてから衣をまぶし、揚げたてを提供してくれる串カツから。衣は粗挽きのパン粉でサクサク。

味噌串カツは、おでんの鍋にどぼん！とくぐらせます。これぞ、名古屋の味噌串カツですね。

お次は、関東煮。いわゆる一般的な「おでん」です。
ちなみに、おでんだねの種類は、
●たまご　●スジ　●はんぺん　●大根　●こんにゃく　●厚揚げ　●ちくわ
●里芋　●焼き豆腐　など。
「今日は何がありますか？」と聞くと教えてくれます。
練り辛子を付けながら、出汁のしみた関東煮を堪能した後は、いよいよ味噌おでん。

まずは、里芋とすじ。きれいに面取りされた里芋は、全く煮崩れしていないのに、口に入れるとねっとりやわらか。

それにしても、この見た目のインパクト！

なかなかの「黒さ」に驚く人もいるかもしれません。
味噌おでんというと「甘辛い」というイメージを持っている人が多いかもしれませんが（私もその一人でした）『とん八』の味噌おでんは、すっきりと甘さは控えめ。具材の中までしっかりと味噌の旨味が染みていますが、驚くほどのあっさりで何度でおかわりしてしまいそうな味わいです。

「味噌おでんって味が濃いのでは…？」と、敬遠している人がいるなら、ぜひ『とん八』に連れて行ってあげたい！と思うほど。

ちくわと、おかわり大根。
関東煮・串カツ・味噌おでんを行ったり来たり。

合間にキャベツをかじり、日本酒をちびり…なんて寒い冬の夜に最高です！
ちなみに、会計時には大将が串の数を数えてくれます。何を食べても1本170円の明朗会計もうれしいポイントですね。

すっきりとした味わいの味噌おでんに、出汁の染みた関東煮。熱々サクサクの串カツ。特に、あっさりと美味しい味噌おでんを食べたい人にぜひ足を運んでもらいたい『とん八』。わざわざ出かける価値ありの名店です。

店舗情報