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【姫路市】旅の始まりはここから。世界各国の旅行本専門カフェ。一人で計画派も、情報交換派も

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

TRAVELBOOK & COFFEE「HUB CAFE」。JR京口駅から南西の城南線を歩いていて見つけた看板です。

旅行本専門のカフェ。なるほど、店名のHUBは地域の拠点となる空港、ロゴは本から飛行機が飛び立つ様子なのね。もうこれだけで、すべてが分かり、店内へと吸い込まれていきます。

さまざまなジャンルの旅行本が7000冊

北欧雑貨、タイ料理、機内食、東南アジアの植物……、壁に沿って設置された棚には旅にまつわる本がぎっしり。6月に吉田立(りゅう)さん・佑実さん夫妻がオープンしました。「本棚に入る冊数は約7000冊が限界で」と話す立さんは年間300冊ほど旅行関係の本を読み、一番好きな国はタイ。タイの離島にあるビーチでの読書が至福の時間なのだそうです。

圧倒される本の数
圧倒される本の数

ざっくりと国別に並べられていて、1冊ずつ透明のカバーがつけてあります。カバーつけの作業は、さぞや手間だっただろうなと想像できましたが、本が汚れないように、清潔に拭いて元の位置へ戻せるように、との配慮からでした。

読書のお供のフード、ドリンク、デザート

メニューは、フードがカレーとホットサンドイッチ2種、ドリンクはコーヒー、ティー、ジュース、そしてバスクチーズケーキと本日のケーキのデザートです。

千姫はカレーを。

「スパイシーポークカレー」(950円)
「スパイシーポークカレー」(950円)

カレーが好物の立さんが独自で開発した一品です。香辛料を15種類使い、宮崎県産の豚肉、アクセントにパクチーも。ルーとサフランライスの相性に感激。まるでジグソーパズルの最後のピースがパチッとはまったように、組み合わせの妙を堪能しました。

やはりコーヒーも。

「HUB CAFEライトブレンド(少し浅煎り)」(600円)
「HUB CAFEライトブレンド(少し浅煎り)」(600円)

HUB CAFEオリジナルの配合で、1杯ずつ豆を挽いています。中深煎りの「ブレンド」もありましたが、中深煎りに浅煎りを混ぜた「ライトブレンド」にしました。マイルドで少しコクがあって、飲みやすい。大きいマグカップなのは、本を読みながら時間をかけていただけるようにとのことなのでしょう。

そのうえデザートも。

「バナナケーキ」(400円)
「バナナケーキ」(400円)

常時スタンバイしているバスクチーズケーキは選ばず、日替わりの「バナナケーキ」に。佑実さん作! ナッツがゴロゴロしていて、生地はしっとり。カレーの後のスパイシーな口内がバナナの優しさで、穏やかになりました。

旅プランのヒントになる拠点

大通りに面しているのに、静謐な環境なのはなぜでしょうか。本に囲まれているから? BGMが心地よいから? 照明が快適だから? 床に敷いてあるのが温かさを感じるキリムだから? きっと答えは全部。

異国情緒漂う照明
異国情緒漂う照明

位置調節が可能なブックライトが設置されている席やソファー席、テーブル席など、その日の気分に合わせて、どうぞ。至れり尽くせり! 読書に精通している立さんだからこそ。 

左はソファー席。右の席にはブックライトが
左はソファー席。右の席にはブックライトが

テーブル席 
テーブル席 

ソロ旅のプランを一人で、はたまた居合わせた旅好きの人や吉田夫妻と情報交換を。世界がどんどん広がる姫路の旅拠点です。Have a good day!

HUB CAFE
住所:兵庫県姫路市国府寺町15 黒田ビル1階
電話番号:090-2693-5141
営業時間:11:00~19:00(フード、デザートは売り切れ次第、終了)
定休日:火曜
駐輪場&ロードバイクスタンド:あり

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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