Yahoo!ニュース

【姫路市】羊毛フェルトの沼にハマる!? ワークショップや多様なアイテム、2023年は癒やしから

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

手作業で生み出す作品の楽しさを伝えたい、いわゆる「手の復権」を目指して開設した御国野町のギャラリーYAIRAは、昨年20周年を迎えました。主宰するのは羊毛フェルトに魅了されて30年の構井直美さん。羊毛クリエイター・羊毛セラピストとしてワークショップを開くほか、サロンやレンタルスペースなど幅広く展開しています。

動物をなでているような心地よさ

雑然としたギャラリー内は作業場といったふうで、アイデアが湧いてきそう。ここで羊毛フェルトのワークショップを行っています。

森のような外観とはイメージが違い、カラフルでした。

県道397号に面したYAIRA
県道397号に面したYAIRA

羊毛に触れると、やわらかくて、ふかふか。構井さんは「動物をなでているみたいでしょ。アニマルセラピー的な効果も」と話します。少し疲れていた千姫の気持ちが落ち着いていきました。
羊毛は用途に合わせて異なるかたさを使用。身に着けるものはやわらかく、マットや座布団などは少しかため。

棚に並ぶ羊毛
棚に並ぶ羊毛

これまでのワークショップ参加者は保育園児から90代まで。
羊毛に石鹸水をかけて毛を収縮させ、手で形作っていきます。

作品作りの説明をする構井さん
作品作りの説明をする構井さん

初心者向けではコサージュが作れます。リラックスしながらオリジナル作品が完成する喜びを(※所要時間2、3時間。3500円~。要予約)。

ワークショップでの作品一例、コサージュ
ワークショップでの作品一例、コサージュ

25gの帽子! 座布団にもなるバッグ!

羊毛フェルト作品の販売も。

なんとベレー帽は25gなんです。25gですよ。持ってみても重さを感じません。帽子はかぶりたいけれど、首肩への負担が気になる人にはいいかも。夏は熱を逃がし、冬は保温性があるのも魅力です。

25gのベレー帽(1万2500円)
25gのベレー帽(1万2500円)

着用イメージ
着用イメージ

端切れにアイロンでデザインを転写したブローチは洋服に変化をつけたいときに。

ブローチ(4000円前後)
ブローチ(4000円前後)

入れる荷物で形が変わるカボチャバッグ(2万5300円~)もあります。

このカボチャバッグはクリンプ(毛刈りしたままの羊毛)も使用
このカボチャバッグはクリンプ(毛刈りしたままの羊毛)も使用

荷物を入れていないときは、座布団にしてもOK。

荷物を入れていない状態
荷物を入れていない状態

いろいろな種類がそろっていて、多様な使い道がある羊毛作品の沼にハマりそう。

月に1度、喫茶アメノウズメ開店

YAIRAのコンセプトは「日常から離れ自分の時間を取り戻す場所」。羊毛フェルトのワークショップのほか、まつ毛エクステまつ毛パーマサロンやライアー教室、靴職人のアトリエ、展示企画室、レンタルスペースなども。

レンタルスペースの内装。奥にはYAIRA20周年を記念したリース
レンタルスペースの内装。奥にはYAIRA20周年を記念したリース

レンタルスペースでは、常設カフェのオープンを目指す店主が月に1度、「喫茶アメノウズメ」を営業しています。千姫は「ホットジンジャー」をオーダーしました。

「ホットジンジャー」(600円)。レモンを潰して、いただきます
「ホットジンジャー」(600円)。レモンを潰して、いただきます

鳥取県産ブランドの「茲矩(これのり)しょうが」のシロップを使用しているだけあって、甘くて辛くて、濃厚なのに飲みやすい。店主から「父がバイヤーなので、その関連でこのシロップを使っています」と聞きました。素材も厳選しているのですね。
1月の営業日は13日と14日。季節メニュー「いちごのプリンアラモード」も提供予定です。

カフェの日に合わせて羊毛フェルトワークショップの予約を入れるのもありですね。

YAIRA
住所:兵庫県姫路市御国野町深志野480-1-1 
駐車場:あり
●羊毛フェルトワークショップ・作品購入:構井さんのインスタグラムDMで予約
●喫茶アメノウズメ:1月13日(金)と14日(土)11:00~16:00 ※できればインスタグラムDMで予約を

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

千姫の最近の記事