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冷凍も厚切りパンも自動で中まで熱々!パナソニックのトースターBistroがすごい!

せす家電Youtuber/元家電量販店店員

みなさんは朝ごはんは、ご飯派?パン派?どちらでしょうか。自分はもっぱらパン派です。最近では高級食パン屋さんも多くて、買って食べてみたいと思うんですが、一人暮らしでは一斤は食べきれません。

一度高級食パンを一斤もらったことがありますが、とても食べきれなくて、冷凍保存しました。冷凍保存した食パンはトースターで温めるのが難しく、中まで火を通したくても先に外側が焦げてしまったり、焦げないようにすると中が冷たかったりと失敗してしまうこともあります。そんな悩みを解決するトースターが、2月1日にパナソニックから発売しました。

Panasonic オーブントースター「ビストロ」

今回紹介するのは、パナソニックのオーブントースターです。トースターの高単価化が進む中でパナソニックが投入したトースター「ビストロ」は価格が約27,000円ほど。BALMUDAのトースターよりも少し高いですが、手が届かないほど高いわけではありません。ただトースターは安ければ3,000円前後で購入できるものもあるので、高いお金を出すほどの価値があるのか検証してみたいと思います。

外観紹介

パナソニック トースター「ビストロ」の正面 [画像提供:パナソニック]
パナソニック トースター「ビストロ」の正面 [画像提供:パナソニック]

本体外寸は幅341×奥行328×高さ269mm。そこまで大きくはない印象です。見た目は全面スモークガラスのシンプルなデザイン。フルドット液晶搭載で、分かりやすい操作感です。ボタンは2つだけ。ダイヤルのみなのでどんなキッチンにもフィットするデザインです。

なにがすごいの?

こちらのトースター、他の機種に比べると価格が高いわけですが、実際なにがいいのか。オートで時間や温度を設定でき、厚切りも冷凍も、美味しいトーストを焼き上げるらしいです。この機種は「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」を搭載していることで、自動でおいしく焼き上げることができるそうです。「なんだその機能は?」という方のためにどんな機能を持っているのか、おすすめのポイントを紹介します。

おすすめポイント

おすすめポイント①

「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」で冷凍も厚切りも自動で焼き上げ

「遠近トリプルヒーター」とは

トースター内部のヒーターは全部で3本搭載されています。上下2本の遠赤外線ヒーターでパンの表面をこんがりサクッと焼き上げます。上部に1本搭載されている近赤外線ヒーターはパンの内部まで熱を伝えて、ふんわりあつあつに焼くことができます

遠近トリプルヒーターの仕組み [画像提供:パナソニック]
遠近トリプルヒーターの仕組み [画像提供:パナソニック]

遠赤外線と近赤外線のヒーターが3本あることで、外はこんがり中までしっかり熱々に焼き上げることができます。

「インテリジェント制御」とは

インテリジェント制御 [画像提供:パナソニック]
インテリジェント制御 [画像提供:パナソニック]

食パンは厚さはもちろん冷凍か常温かでも、焼き方が異なってきます。トースター「ビストロ」では、パンと厚さ(厚切りか薄切り)や温度(冷凍か常温)の4メニューごとに、庫内温度、電圧、設定した焼き色に応じた1,800パターンを掛け合わせた、計7,200通りの個別プラグラムを搭載しており、おまかせで焼き上げることができます。ややこしい設定をしなくても、自動で判断して最適に焼き上げることができます。

実際に試してみよう

自動で冷凍厚切りパンを、本当に上手に焼き上げることができるのかあまりイメージがわかないので、実際に通常のトースターと比べて検証したいと思います。

用意した食パンをもともと持っていたトースターと焼き比べてみる
用意した食パンをもともと持っていたトースターと焼き比べてみる

冷凍した食パンを同時に焼いていきます
冷凍した食パンを同時に焼いていきます

トースター「ビストロ」は完全に自動で時間を設定して温めてくれました。もともと持っていたトースターは内部に熱を伝えるために、数分焼き終わった後にトースター内に放置しました。焼きあがったら冷凍した厚切りパンをそれぞれ焼いて中の温度を測ってみます!

通常のトースターは47.2度
通常のトースターは47.2度

「ビストロ」は81.4度!!
「ビストロ」は81.4度!!

なんと驚くことに、ビストロのほうが40度近く内部まで高温でした!しっかり内部まで熱を伝えてくれています。これがビストロのいいところです!

ちなみにパナソニックの公式ページにはサーモカメラでの比較がありました。

しっかり中まで熱が伝わっています! [画像提供:パナソニック]
しっかり中まで熱が伝わっています! [画像提供:パナソニック]

おすすめポイント②

15のオートメニューで手軽に楽しめる

トースター「ビストロ」は全15種類のオートメニューを搭載。オートメニューに搭載のモードであれば、選択してスタートするだけで自動で焼き上げてくれます。搭載されているメニューは以下の通りです。

うすぎりトースト

あつぎりトースト

冷凍うすぎりトースト

冷凍あつぎりトースト

そうざいパン

フランスパン

クロワッサン

冷凍クロワッサン

チルドピザ

冷凍ピザ

フライあたため

パックもち

やきいも

じっくりやきいも

今回のトースターでパナソニックのトースターに新たに搭載されたモード「アレンジトースト」。上に具が載っているトーストもうまく焼けるというモードですが、本当に上手く焼けるのか検証してみます。今回作ってみるのはエッグトースト。食パンの上にマヨネーズで壁を作ってそこに卵を落として焼くだけです。

準備はこれだけ!マヨネーズの土手に卵を落とします
準備はこれだけ!マヨネーズの土手に卵を落とします

自動的に判断された時間は11分30秒
自動的に判断された時間は11分30秒

焼き上がりはこんな感じ!
焼き上がりはこんな感じ!

このエッグトースト、とにかく美味しいです!ただただ、美味しい。ハマりすぎて何度も食べましたが、毎回焦げることもなく、パンの裏面にもしっかり焼き色がついて、卵も火が通ってる。ボタンを押しただけなのにうまくできる。感動です。というか、ただ本当においしいので感動です。

おすすめポイント③

120〜260の8段階で設定できるオーブン機能

トースター「ビストロ」は通常のトースト機能以外にもオーブン機能を搭載しています。一般的なトースターより庫内を狭く作っているため、予熱をする必要がなく、素早くオーブン調理が可能です。グラタンなどはもちろんカップケーキなども焼くことができるので、オーブンレンジで角皿を入れて予熱をして…などの手間を省くことができます。

今回はパナソニックの新型トースター「ビストロ」を紹介いたしました。何度も使いましたが、一番いいところはコースだけ決めてしまえば全部自動で美味しく焼ける!というところです。これが圧倒的に楽です。調理中見ていなくても、焦げてしまう心配がないですし、いちいち火力を変更する必要もありません。頑張って設定しても一瞬目を離したすきに焦げてしまうことはあるあるなので、その苦労がないのが楽です。

こちらのトースターですが、2021年3月現在で2か月待ちの大人気商品となっております。いい商品なので、気になる方は是非チェックしてみてください!

動画でいろいろ調理していますので、よかったらご覧ください。

家電Youtuber/元家電量販店店員

元家電量販店店員。白物担当として勤務して理美容、調理、生活家電など広い分野を担当。とにかく家電が好きで、YouTubeにて実際に買った商品やおすすめ商品の紹介や、家電の選び方の解説などもしています。Youtube以外にもWebメディアでの記事執筆やラジオ出演など幅広く活動経験あり。

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