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幼稚園や学校と家庭の教育方針が違う場合、親はどうする?

しゃーごん

保育士/チャイルドカウンセラー

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こんにちは!保育士母さん、しゃーごんです。

現在、保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。

先日おたよりフォームにこんなご相談をいただきました。

【ペンネーム/まゆさんより】
園や学校での教育環境や社会環境と家庭の方針があまり合わないこと、多くの親が子どもが大きくなるに連れ直面することかもしれないこの悩みに今私が直面しているのですが、もししゃーごんさん自身が直面したときどのように考え、乗り越えるでしょうか。
今の園はたびたび「小学校入学を踏まえて」という言葉が聞かれ、マナー(挨拶 や礼儀)が大切だと伝えたい、という園の方針があり、子どもの欠点を把握し改善していきましょうというスタンスを面談から感じます。
もちろん大切なこととは思いますが、もう少しおおらかにのびのびさせて子どもの良いところを見てほしいなと正直思います。田舎で幼稚園はその園くらいしか通える所がなく通わせているので、おそらく卒園まで通わせることになるかなと思います。
園がどうであれ親のスタンス、家庭環境の方が大事と言い聞かせ園が多少厳しくてもそれも子どもにとって必要な経験だと考えるようにしています。でも本心は私が心からいいなと思える所があればそこに通わせたかったなと思うのですね。
余談ですが、私自身もしゃーごんさんの放送を聞いていて共感できるのですが、完璧主義で諦めず、がんばりすぎるのがよいという行動を30代になるまでとってきたのですね。そのおかげで学校生活の中では良い評価をされてきた子どもでした。
でも子どもを産んでから、その自分の性質と行動が子どもと過ごす中で合わない、と強く感じ自分の価値観、考え方を変えていっている経緯があります。なので教育現場の先生たちへの理解もできるのです。ただ今の私はそれがいいことだとあまり思えないのですね。
保育士として勤務されていたこともあるということで、 先生によって子どもへの接し方の方針の違いなどもご経験されているかもしれないなと思い、場面は違いますが...
我が子をめぐりいろんな大人が関わっていく中で自分とスタンスの違う関わりを良しとする環境との折り合いの付け方、それに直面したときの考えの持ち方をもしお話していただけたら参考にしたいです。

今回はこちらの内容をもとに、子どもが過ごす家庭以外のコミュニティとの方針の違いをどう受け止めていくかについて考えていきたいと思います。

▼教育方針がバッチリ合うことばかりではない

子どもは成長とともに保育園や幼稚園、学校やその他のコミュニティなど、家庭以外の場所で過ごすことが増えていきますよね。

それぞれのコミュニティで方針が違うので、全く同じ方針の教育や指導がなされることはそもそもありません。

そんな中、地域の幼稚園や保育園などに選択肢があれば親の方針や子どもの性格などに合うところをなるべく選んでいくことはできますが、今回のご相談者さんのケースのように選択肢がない場合もあるかと思います。

また認可保育園の場合なども、複数の入園希望を第一希望から出していたとしても、親が一番通わせたいと思っていた園に入れないということはよくありますよね。

そのため、まずは幼稚園や学校などと方針が合わないことはよくあることなので、バッチリ合ったらラッキー!くらいに思うほうが親の気がラクになります。

「どうしてこの園はこうなんだろう」「こうしてほしいのにどうしてそうしてくれないんだろう」という思いが強すぎると、園で過ごす子どものことが必要以上に心配になったり、気になって不安になったりしてしまいます。

たしかに「心からいいな」と思える場所に通えていればいいのかもしれませんが、幼稚園はそうでも小学校ではそうならないことや、同じ小学校でも学年やクラス、担任の先生が変われば教育方針が異なるということもあり得ます。

虐待や暴言などあまりにひどい言動が横行しているような場合などを除いては、「子どもにとっても必要な経験」と思うようにすると、多様な価値観に触れることができるいい機会にもなります。

▼家庭の教育方針がブレないことが大事

ご相談者さんもおっしゃっているように、「園がどうであれ親のスタンス、家庭環境の方が大事」だと、私自身も感じています。

これから子どもが成長してどんな園や学校、その他コミュニティに属することになったとしても、絶対に変わらないのは家庭の環境です。

そのため家庭でどう子どもと関わっていくかが大事ですし、家庭以外の環境を変えようとするのではなく外がどうであれ家庭の中をどうしていくかに自分の気持ちやエネルギーを使うほうが親子のためにもなります。

そして外の世界で子どもと関わる人が増えれば増えるほど、世の中に多様な価値観があることを子どもは学んでいきます。これからの人生、さまざまな人との関わりで生きていくことになりますので、多様な価値観に触れる経験は大切なことでもあります。

子どもに関わる大人全員が同じことを言わないことで子どもが混乱してしまうこともあるのですが、親のスタンスが一貫していれば外の世界でどう言われても子どもは親を信じることができます。

▼方針が違うこととどううまく付き合うか

今回のご相談のケースですと、園の方針は「子どもの欠点を改善しましょう」で、親御さんの方針は「子どもの長所を伸ばしたい」というところに方針の違いがありますよね。

ご相談者さんは「大切なこととは思うが、もう少しおおらかにのびのびさせて子どもの良いところを見てほしいなと正直思う」とおっしゃっています。私も似た価値観を持っているので、とても共感できます。

そこで私がもしこのような状況に直面したらどうするかというと、やはり家でできる関わりを最大限しようとすると思います。園の方針に家庭の方針を合わせすぎることなく、子どもの長所を伸ばす関わりや声かけに気をつけます。

欠点を改善するということは、できないことをがんばるということなので、子どもも疲れたりストレスが溜まったりしますよね。

ですから家ではとにかく安心できて、子どもの持ち味が発揮できるような環境にしたいと思っています。「子どもに求めすぎない」というのは、大事にしていることのひとつです。

そして今後、小学校や中学校など子どもが成長するにつれて家庭の方針と異なる方針に直面したとき、私が避けたいと思うのは、「先生が言うことだから聞きなさい」とか「規則がそうなっているからこうしなさい」と物事の本質を無視して子どもに言い聞かせることです。

私自身の幼少期を振り返ってみても、小学生くらいになると「先生はこう言っているけど、納得できない」とか「先生の言うことに傷ついた」という経験をするようになり、その度親に相談していました。

その時に親が「先生も人間だし完璧じゃないから、言ってること全部正解とも限らないし、そもそも合う合わないもあるよね。」と、話してくれていたことに救われました。

そんな親との関わりの積み重ねで、私は周りがどうであろうと「自分がどう思うか」や「自分がどうしたいか」ということをしっかり持つようになっていきました。

「なんで先生はそう言っているのか?」や「どうして規則がそうなっているのか?」について親である自分自身も考えたいですし、親子で考えるキッカケにしていきたいと思います。

方針の違いを避けるのではなく、親子で考えるチャンスに変えていけたら素敵だなと思っています。

<その他SNSでも子育てに関する情報発信をしています>
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

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