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子どもの兄弟関係がうまくいかなくて困り果てています。親にできることは?

しゃーごん

保育士/チャイルドカウンセラー

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こんにちは!保育士母さん、しゃーごんです。

現在、子育て支援保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。

そしてわたしも現役の子育て世代で、2人姉弟の育児に日々奮闘しています。

今回は、こちらの記事に関連して、読者さんよりきょうだい育児に関するご相談をいただきました。

まずはご相談内容をご紹介します。

【ペンネーム/なななさんより】
現在3才男児と1才男児の兄弟子育て中です。兄弟の関係にほとほと困り果て、検索しまくっているうちに「兄が弟をかわいがらない。きょうだい関係に親はどう関わればいい?」の記事に辿り着きました。
こちらの記事内容が現在の我が家と全く同じ状況です。やはりはいはいし出した頃から常にお兄ちゃんの周りにやってくる弟に金切り声をあげています。
周りの先輩ママさんからのアドバイス(好きだよと伝える、抱っこ)なども色々実行してきましたが、日に日に悪化していき、最近は突然弟の方に向かって行って押し倒したり、物で殴ったりもします。
対応としては、感情をまず肯定したり、抱きしめる、でも痛いのはダメだよと伝えるようにしていますが、次第に笑うようにもなり知ってるよーそんなことと言い出します。
私も流石に疲れてきてしまい、どうしたらいいのかさっぱりでどうにか助けて頂けないでしょうか。

▼まず大切な「兄弟のフィルターで見ない」というマインド

今回は3歳と1歳のご兄弟を子育て中の保護者の方からいただいたご相談です。ご覧いただいた記事でもお伝えしていることではありますが、まず親のマインドとして大切なことは「お兄ちゃんなんだから」や「弟なのに」といった兄弟のフィルターで見すぎないことが大切です。

なぜなら、兄や弟である以前にその子はその子であり、特に0歳〜6歳という年齢はまだまだ「個」を育んでいる時期だからです。

もちろん成長段階や生まれ持った気質や特性による個人差はあり、自分より他者を優先することが得意なタイプのお子さんもいます。

しかし大多数の場合は、「周りの人のことより自分のこと」という成長発達段階を歩んでいます。

そのため親が「お兄ちゃんなのに」というフィルターで、子どもを見てしまうと、無意識的にも親の期待値が上がってしまい、兄弟関係で思い悩むことも増えてしまいます。

「他の人のことを優先することができなくても当たり前。でも兄弟仲良くしてもらうために親ができることをしよう。」というマインドで兄弟の関わりを見守っていってくださいね。

▼ママの気持ちを伝えよう

「個」を育んでいる時期だということが分かったとはいえ、それでも「兄弟仲良くしてほしい」と望むのが親心ですよね。

そこで意識してほしいのが「ママ自身の気持ちを伝え続ける」ということです。

兄の弟に対する暴力的、攻撃的な行動を見て、ママは「やめてほしいなぁ…」「仲良くしてくれたら嬉しいのに…」と思っていますよね。

そこでその気持ちを「アイメッセージ」で伝えてみてほしいです。「アイメッセージ」というのは、「 I =アイ(わたし)を主語にしたメッセージ」ということです。

ですから例えば、兄が弟に対して押し倒したり、物で殴ったりする場面を見かけたらすぐに「ママは〇〇くん(兄)が〇〇くん(弟)を打ったら悲しいよ」「ママはそんなことをしてほしくないよ」「ママは〇〇くん(弟)が痛いと思うからやめてほしいな」などです。

「アイメッセージ」は心理学で用いられる用語で、相手の行動により「わたし=自分自身」がどう感じるのかを言葉で表現することで、相手の自主性を損なうことなく承認に結びつけるテクニックです。

「アイメッセージ」と反対にあるのが「ユーメッセージ」で「You =ユー(あなた)」を主語にするメッセージです。「わたし」と「あなた」とのつながりが薄いため、相手に抵抗感が生まれ、反発が生まれやすくなります。

例えば、「叩いたらダメだよ」や「そんなことしないよ」といった注意に隠されている主語は「あなたは」で、これらは「ユーメッセージ」ということです。

そのため、何かやめてほしいことがあって、注意しようとしたときはできるだけ「アイメッセージ」を意識して伝え続けてみてほしいなと思います。

そうすると子どもの行動が変わってくる可能性が高いです。子どもはママが大好きなので、「自分の行動はママが悲しむことなんだ」ということが伝わるようになると、単に「ダメだよ」と言われているときより行動が主体的に変化しやすいのですね。

また、ご相談者さんは「対応としては、感情をまず肯定したり、抱きしめる、でも痛いのはダメだよと伝えるようにしています」とおっしゃっていて、お兄ちゃんの気持ちに寄り添った関わりをされていて素晴らしいと思います。

しかし「次第に笑うようにもなり知ってるよーそんなことと言い出します。」とおっしゃっていて、お悩みの様子が伝わってきます。

こんなとき、ご相談者さんはどんな気持ちでしょうか?「嫌だなぁ」「悲しいなぁ」「仲良くしてほしいのになぁ」など、気持ちが浮かんだでしょうか。

その気持ちをそのままお子さんに「アイメッセージ」で伝え続けてみてくださいね。

▼してほしい行動を見本付きで具体的に伝えよう

先述した「アイメッセージで伝える」に加えて、意識してやってみてほしいのが「注意したあとに必ずしてほしい行動を見本付きで具体的に伝える」ということです。

わたしたち大人は、子どもを注意するときに「〇〇しないよ」「ダメだよ」などの否定で終わらせてしまうことが多いです。

大人であれば、否定語の反対がとるべき行動なのだと瞬時に理解できますよね。例えば、「走らないで」と言われれば「歩く」という具合にです。

しかし、子どもの脳の成長段階を考えても、そのような判断をするのはとても難しく「〇〇はダメ。じゃあどうすればいいのか?」ということが伝わっていない可能性が高いです。

ですから、否定語で注意してしまったあとは「◯◯しようね」と具体的にどうすればいいのかがわかるように、見本付きで伝えるようにするのがオススメの対応です。

つまり今回のケースでは、兄に対して「◯◯くん(弟)を叩かないでね。嫌な時は”しないでね”って言葉で言って教えてね。そうしたらママも〇〇くん(兄)のほうに行かないように手伝うからね」のように伝えるイメージです。

さらに、うまく行動できている場面に注目して褒めるのもとても良いアプローチです。

私たち大人は、子どもが望ましくない行動をしたときには注目度が高まり注意してしまうのですが、してほしい行動を子どもがとっている時は何気なく見ているだけということがとても多いです。

困ったことがない、うまくできている状態というのは、よほど意識していないと注目しないものです。

しかしそこで「仲良く遊んでくれてありがとう」など声をかけていくのも子どもの行動を変えるアプローチとして良い関わりです。

こちらについては、以前の記事でも解説していますので、併せて読んでいただくと参考になるかもしれません。よければご一読くださいね。

子どもの行動は今日明日で変わらないことも多いですが、親が信じて関わり続けることがとても大切です。

兄弟の関係も子どもそれぞれの成長によって次第に変化していきますので、根気強く見守っていきましょう。

今日も子育てお疲れさまです。明日も無理せずがんばりすぎずいきましょうね!

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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

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