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兄が弟に否定的な言葉をかけてしまうのが辛い。でも兄弟喧嘩でつい兄の方を怒ってしまう。

保育士ごんちゃん

保育士/チャイルドカウンセラー

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こんにちは!保育士母さん、しゃーごんです。

現在、子育て支援保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。

そしてわたしも現役の子育て世代で、2人姉弟の育児に日々奮闘しています。

おたよりフォーム宛に、兄弟育児に関するこんなお悩みをいただきました。

【ペンネーム/デゴイチさんより】
5、7歳男の子の子育て中です。
今困っているのが、お兄ちゃんが弟の言動に対して否定的な言葉をかけたり、けなすような言葉を使うことです。聞いているのが嫌でお兄ちゃんを怒ってしまいます。例えば弟がブロックで作ったものを見て、そんなのかっこ悪いとか強くない等言います。
お兄ちゃんは言葉で感情や状況説明するのが苦手で個別支援級に所属。でも、とっても周りの状況を見て行動できる子です。
弟は自己肯定感が高く人付き合いも上手ですが自閉スペクトラム症で大きな音が苦手です。けなす言葉を言われて自己肯定感が低くならないか心配です。
私が兄弟でお兄ちゃんのことを怒ることが多く、その時に否定的な言葉を使うからかもしれません。
兄弟ケンカ自体が悪いとは思いませんが、あんまりにも否定的な言葉が続くので聞いている私もしんどいです。
お兄ちゃんには周りの人の良いところを見つけてトゲトゲじゃなくてフワフワの言葉を使おうねと声かけしていますが、なかなか良くならないのでどうしたら良いものかと悩んでたのでご相談させて頂きました。いつもためになる配信ありがとうございます。

▼親が怒らないようになるのが近道

今回のご相談では、5歳と7歳の兄弟がケンカをしてしまう際に、お兄ちゃんの言動が気になり、どうしてもお兄ちゃんのほうを怒ってしまうということですね。

兄弟仲良くしてくれたら…と願うのが親心ですので、どんなふうに関わりや声かけを続けていけばよいか一緒に考えていきましょう。

ご相談者さんはお兄ちゃんの弟に対する否定的な言動について「兄弟でお兄ちゃんのことを怒ることが多く、その時に否定的な言葉を使うからかもしれません」とおっしゃっています。

きょうだい育児をしていると、下の子が生まれた時から上の子のほうができることが多いので、どうしても上の子に対する期待感から注意することが多くなりがちです。

きょうだいがケンカをしたときも、下の子よりも上の子に言うほうが伝わるだろう、分かってくれるだろう、と親が無意識的に思ってしまうからです。

ただ、ご相談者さんもお気づきの通り、親からの言葉かけは子どもに大きな影響を与えます。

人間関係を考えると、感情的に怒るよりは、やさしく伝えるほうが良い人間関係を築けるのですが、子どもはやさしく言っても言うことを聞いてくれない場合がほとんどですので、親としては怒ったほうが伝わりやすいと感じて怒るという手段をとりがちです。

短期的にその場だけを考えると、怒ってしまえば簡単なのですが、長期的に考えるといい人間系を築きにくくなってしまいます。

そのため、いかに怒らず伝えていくかということがとても大切です。

しかし、怒らずに育児できるならもうやってる!と思う方が大半なのではないでしょうか。怒りの感情のコントロールはとても難しいものなのです。

▼怒りたくなったときに試してみてほしいこと

怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントの考え方に、6秒ルールというものがあるのですが、聞いたことはありますか?

怒りの感情が生まれたとき、そのカッとなった衝動的な行動を落ち着かせるのに6秒ほどかかると言われている話です。

しかし、カッとなっている状況で6秒耐えるというのは、結局自分の意志次第ですし、できないことのほうが多いです。

そのため「カッとなったときはこうする」という行動パターンを決めておくのが近道です。ここでは2つの方法を紹介します。

【1】相手を責めるのではなくお母さんの気持ちを伝えるようにする

アンガーマネジメントでよく言われる話に「アイメッセージで伝える」というものがあります。

アイ(=I)を主語にしたメッセージという意味で、親が子どもに伝えるとしたら「お母さんは、ママは」を主語にした伝え方です。

例えば、お兄ちゃんが弟に否定的な言葉を使ったとしたら

「(お母さんは)そんなトゲトゲの言葉を聞きたくないよ」「(お母さんは)兄くんが弟くんにそんな言葉を言うのは悲しいよ」「(お母さんは)きょうだいで仲良くしてくれたら嬉しいなぁ」などです。

この言い方は、相手に責められている、怒られているという印象を与えずに、指摘や注意をすることができる言い方です。

このアイメッセージを、あなた(=YOU)を主語にしたユーメッセージに言い換えると、「(あなたは)そんなトゲトゲの言葉を言わないでよ」「(あなたは)なんで弟くんにそんな言葉を言うの?」「(あなたは)どうしてきょうだいで仲良くできないの?」という感じになります。

どうでしょうか?少し責められているような感覚になりませんか?

一方でアイメッセージは、ユーメッセージに比べて直接的ではないので、まわりくどい言い方になることが多く、何度も何度も伝えないと伝わらない可能性もあります。

しかし、この言い方なら何度伝えても問題ありません。子どもの行動はゆるやかに変化していくものです。むしろ急に変化しないほうが良いです。急に変化する場合は、恐怖やトラウマが動機になっていることがあるからです。

親も人間ですから、すぐに変われなくて当然です。習慣化の話でも思考を変えるのには6ヶ月ほどかかると言われます。

日々「練習、練習!」と思って、怒る頻度よりも冷静に伝える頻度を高めていきましょう。

【2】スキンシップをとりながら伝える

子どもに感情的に怒ってしまいそうになったときは、子どもの近くに行って、頭をなでたりハグをしたり、スキンシップを取りながら言いたいことを伝えてみてほしいです。

頭をなでながら伝えると、不思議と暴言などは出てきません。身体が取っている行動が優しい行動なのに、言葉だけ厳しい言い方をする、というのは矛盾した行動なので難しいものです。

小学生のお兄ちゃんで、ハグをすることに照れが出てきているなどの場合は、横に座って頭を撫でたり、背中をさすったりしながら伝えてみてください。

きっと、何もしないときより冷静になれると思いますよ。

<その他SNSでも子育てに関する情報発信をしています>
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

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