僕はYAHOOニュースの占い記事をよく読んでいる。ラッキーアイテムの食べ物を食べに行くこともある。ちょっとした楽しみになっている。

お正月の昼下がり、占い師 水晶玉子さんが出演された番組で、2024年の開運スポットは「植物園」とコメントされていた。（引用：CBCテレビゴゴスマ）

僕は昨年末に偶然、植物園を訪問していた。ラッキーの先回りをした気分だ。

渋谷駅から歩いていける、路地裏のお洒落な植物園は海外からの観光客には知られていないようで、とても落ち着いた静かな場所だった。

渋谷駅周りは開発が進み最新スポットが次々と開業している。

煩雑な再開発周辺を離れ渋谷スクランブルスクエアの裏手から延びる渋谷川沿いを数分歩くと突如 路地裏に「植物園」があるのだ。

建物全体が3階まで吹き抜けの巨大なガラスの温室になっており、見上げる先の植物と一緒に温室に閉じ込められると異世界にいるような違和感が脳をリフレッシュする。

年明けから大きな報道があった。心配な気持ちを誰もが持ったと思う。少しだけリフレッシュする場所に植物園のアカデミックな雰囲気は最適なように思う。

ストレスで頭の切り替えが悪くなると思わぬ考え違いや怪我に繋がる。

「開運」とは （悩のリフレッシュ） 気晴らしなのだろうと気づいた。

そして僕が現地に立って感じたのは、この植物園の「強運」だ。

「奇跡の裏通り」

明治通りとJR山手線に挟まれた当該エリアは恵比寿駅までビルがひしめき合っている。昼間でも暗い路地が多い。

が、この植物園の南側だけ大きな都バスの駐車場があり、ぽっかりと空くエアポケットのような整地になっている。道幅もロータリーのように広い。そのため太陽を遮る高層ビルもなく植物園は温室の条件を満たしている。

昭和3年から（約100年間）都バス営業所は現在の場所にあり再開発が進む渋谷（特にこの一帯）では太陽を遮られない植物園が路地裏にあることは奇跡と言わざるを得ないと感じた。そんな小さな奇跡で頑張ってる植物園を見てると、自分も頑張ろうという気持ちになった。

園内は洒落た造りになっており、１Fにはドリンクのテイクアウト、2Fテラス席のカフェともに21時まで営業中。陽が沈むと「夜は温かな照明に変わるんですよ」とスタッフが言う「夜の植物園」になる。昼間も夜も途切れることなく入園者が訪れる。比較的若い人が多いように感じた。

3階に園内を見下ろすイスも人気のようだ。

文/撮影　渋谷ライダーweb

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