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【東京都北区】田端文士村記念館は開館30周年!「古典的作品の再現者 芥川龍之介」に行ってきました。

しかのいえ地域ニュースサイト号外NETライター(東京都北区)

JR田端駅徒歩1分、田端文士村記念館で開催中の「古典的作品の再現者 芥川龍之介」に行ってきました(撮影2023年12月12日)。

これは田端文士村記念館開館30周年記念展です。

館内は撮影禁止でしたので、文章で様子をお伝えします。

芥川龍之介は古典文学を題材とした物語も数多く書いており、今回の展示はそのことに焦点を当てた内容になっていました。

中でも注目は、芥川の「三つの指輪。お伽話」という作品のパネル展示でした。

芥川の講演速記録の中で執筆中だと語られていた「三つの指輪」は、どこで発表されたかが分からず、これまで未定稿だとされていました。

それが近年になって、この作品が医学雑誌の「體性」に、「愛は悩みに燃ゆ」というタイトルで掲載されていたことが判明したのです。「三つの指輪。お伽話」は「愛は悩みに燃ゆ」の副題に付されていました。

パネルには作品の全文が掲載されており、10分程度で読むことができます。

企画展の他、常設展もとても充実していました。古いフィルムも上映されていましたので、写真だけでなく、動く芥川龍之介にも会えますよ。芥川龍之介の家や、彼がお子さんと遊んでいる様子が見られます。子どもたちに見せようと木登りをする芥川龍之介の姿には、本当に驚きました。

開催期間は2024年2月12日までで、入場は無料です。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

【スポット情報】
◆田端文士村記念館
 東京都北区田端6丁目1−2

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都北区)

親子四代、東京都北区暮らしです。2019年から自宅の一軒家を「住み開き」しつつ、「しかのいえ」というスペースを運営しています。地元である上十条の街で日々を過ごしつつ、近隣で見聞きしたニュースや、街の変化のことなどをお届けいたします。

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