松阪市殿町の本居宣長記念館にある、登録有形文化財「桜松閣（おうしょうかく）」で、初めての音楽会が開かれます。

「桜松閣」は松阪市殿町の本居宣長記念館の敷地内にある登録有形文化財で、近年催しなどに使用され、話題となっている建物。最近では2022年の12月に行われたデジタルライトアップで話題になりましたよね！

桜松閣での初めての音楽会「音のまどい」

そんな桜松閣で、今月初めて音楽会が開かれます！　2023年5月19日(金)に開催されるのは、桜松閣での小さな音楽会「音のまどい」。地域のクラシック音楽の演奏家たちのグループ「音楽のアトリエムジカーノ」が、令和5年度の松阪市地域の元気応援事業のひとつとして開催します。

本居宣長の子孫には作曲家がいた！

松阪の国学者 本居宣長の子孫に、本居長世（もとおりながよ）という作曲家がいるのをご存じでしょうか？　この方は一見、女性かと思うような名前ですが男性で、東京音楽学校（現在の東京芸術大学）で学び、大正時代に活躍した作曲家。代表作は「汽車ぽっぽ」「赤い靴」「青い目の人形」など、現代まで親しまれている童謡で、なかでも「七つの子」は、今や「名探偵コナン」にまで登場するほどの名曲に！

今回開かれる音楽会では、ソプラノとバイオリン、ピアノの演奏で、本居長世の童謡や、日本の歌、クラシックの名曲などが、お話と共にゆったりと楽しめます。これまで、様々な催しに使われてきた「桜松閣」での初めての音楽会・・・これは楽しみですよね！

音楽会に参加すると、無料で記念館に入場できます！

また音楽会に参加した人は、本居宣長記念館（入館料：大人400円）に無料で入館できます。

地元だと、なかなか訪れる機会がないかもしれませんが、記念館は2017年にリニューアル。館内もきれいになり、展示や宣長さんに触れる工夫が随所にされていて、とても興味深いですよ！

また桜松閣がある日本庭園は、四季を感じられる木々や花々が楽しめ、とても美しいお庭です。松阪の町を見下ろす景観もステキ。普段は有料なので、この機会にぜひ楽しんで。

桜松閣での小さな音楽会「音のまどい」は、音楽を楽しみ、歴史文化に触れることができるひと時です。皆さん、この機会にぜひご参加ください。

【イベント詳細】
桜松閣での小さな音楽会「音のまどい」
問合せ＆申込み：音楽のアトリエムジカーノ090-4408-2748（代表）

【施設情報】
施設名：本居宣長記念館
住所：〒515－0073三重県松阪市殿町1536-7
開館時間：9:00～17:00（最終入館時間16:30）
休館日：月曜日（月曜日が祝日の場合は翌平日）※年末年始休館あり
入館料：大人400円・大学生等300円・小人（小学４年から高校生）200円