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捨てたいのに捨てられない!捨てずに物が増えつづけるのを断ち切る方法5選

シンプリストうた暮らし研究家

捨ててすっきりしたい気持ちはあるのに、いざ目にするとどうしても捨てられないという人も。しかし、捨てることにこだわらなくても物を増やさない方法はいくつもあります。25年間捨てられない女だった現シンプリストが、「物が増えていくループを断ち切る方法5つ」を解説していきます。

1.断る

「捨てられない」と言っている人こそ、「優柔不断で断れない人」が多いです。中には自らもらいに行く人もいます。もらえる物はもらっておかないと何となく損した気分になりますが、本当に必要な物なのでしょうか?
使わない物をもらったとすれば、それを保管するスペースや、整理作業に追われる時間や心身的な負担も生じるでしょう。状況によっては、受け取った方が円滑に進む場合もあるので必ずしも断る必要はありませんが、中には断ることができることもあるはずです。チラシ投函禁止のステッカーを貼ったり、わざわざもらいに行かないなど、できることから始めてみてください。

2.使い切る

整理作業において、「使っていない物は即捨てる」ということが鉄則とされがちですが、使っていない物はすぐに使うことも選択肢として取り入れてみてはいかがでしょうか。たとえば、「試供品」です。いつかのために残しがちですが、具体的な日程が決まっているとき以外は使い切るようにする方がベターです。気づいた時点でお風呂場や洗面台の目立つ場所に置き、使い切る努力をします。気づいた時がチャンスです!使い切れば捨てることに罪悪感もなくなるので、気持ちのよい手放し方ができるでしょう。

3.売る

使う予定のない物、到底使い切れそうにない物であれば、即売ることをおススメします。物は使わなくてもただ持っているだけで劣化が進み価値が落ち続けるからです。フリマアプリなどの普及もあり、売ることに対してのハードルが低くなっています。利益よりも時間を優先するのであれば、リサイクルショップに持ち込むとよいでしょう。

4.譲る

たとえタダでも使ってくれる人がいるだけで心も軽くなります。ただし、押しつけは禁物。譲るのなら、相手が気を遣わず断れるような「対等な関係性のある人だけ」に持ちかけるようにしましょう。また、対等な関係性でも配慮は必要です。必要かどうか事前に聞き、必要であれば「箱の中からいる物だけ持って帰ってね」などと相手が選びやすい環境をつくる努力をします。ほかにも、「寄付」や「全国無料掲載のジモティー」などのサービスを利用することで必要な人に届けられるしくみもあります。

5.こだわりが少ない物から手放す

趣味や収集癖などの影響から、持つことにこだわりのあるカテゴリがある人もいます。そういう場合は、ムリにそのカテゴリの物を手放すのではなく、こだわりのない物から手放していくと良いでしょう。たとえば、本は捨てられないけど、洋服にはこだわりがないので数着手放すなど。夫が物持ちであれば、共有物やじぶんの物を捨てるなどして家全体の物量を調整する考えもあります。

捨てられなければ捨てない方法で手放せばいい

捨てなくても手放す方法はいくらでもあります。物が増えていくループを断ち切るためには、そういった「捨てる」以外の手放す方法をいくつも持っておくと有利です。物には必ず出入口があります。入口を防ぐ努力、それでも入ってきたら出すことを意識しておくことがポイントですです。

暮らし研究家

「明日の自分をちょっとラクにしてくれる」を元に暮らしの情報を発信中です。得意分野は、片づけ、整理収納、インテリア、ライフスタイル、防災、アイテム紹介など。夫と小学生2人の4人暮らしで2LDK賃貸住まい。引っ越し経験10回の転勤族の妻でもあり、10年間の都会暮らしを経て現在は田舎暮らしをしています。

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