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【元汚部屋住人→シンプリスト】捨てるだけじゃ家はキレイにならない!?「物選びの失敗を防ぐコツ」5選

シンプリストうた暮らし研究家

整ったキレイな家を目指すのであれば、ただ捨てるだけでは不十分です。同時に、「買い方」にも気を付けていかなければあっという間にリバウンドしてしまうでしょう。
ムダな物を増やさないためには、「失敗買い」を防ぐことがマストです。暮らし研究家がそのコツについて解説していきます。

1.過去の失敗から学ぶ

物を減らしたいからといって、ただやみくもに物を捨ててはいませんか?捨てた原因が分からない限りは、何度も同じ失敗を繰り返してしまいます。

物を捨てるということはお金を捨てていることと同じことだと重く受け止め、二度と同じ過ちを繰り返さないための手だてを考えましょう。

2.サイズを確認する

失敗買いをする人に限って、サイズを確認せずに「勢い」や「何となく」で買っています。収納用品は1mmでも入らなければムダになってしまうこともあるので注意が必要。

また、洋服に関しても試着できる物は必ず試着をしましょう。筆者も過去に買おうと決めていたレギンスを念のため試着したところ、イメージと大きく違い買うのをやめたことがあります。レギンスひとつですが、定価以下で新品を処分しなければいけない精神的な負担は想像以上に大きいものです。

オンラインショップで購入する場合は、「S・M・L」などでは判断せず、身幅や着丈などの細かいサイズ表記を確認し、手持ちのサイズと近いものを選ぶようにしましょう。

3.自分の「好き」や「似合う物」をインプットしておく

自分の「好き」や「似合う」を知らない人も意外と多いです。自信がなく、誰かに相談した結果、その人の「好き」が基準になってしまい、買って後悔することも。誰かに聞きたい場合には参考程度にとどめておき、最後に決めるのは自分だという覚悟で責任ある物選びをした方が後悔は少ないですよ。

急に決めると困惑することもあるので、ふだんからじぶんの「好き」についてインプットする習慣を持つとスムーズに決まりやすいです。

4.「使用単価」を意識する

値段重視で決める人は、この「使用単価」の考えが不足していることが多いです。
使用単価は、「購入金額÷使用回数」で決まります。この単価が低ければ低いほどコスパが良い買い物ができているといえるでしょう。

100均アイテムでも1回しか使わず捨ててしまえば使用単価は110円。一方で、数万円かかっても何十年だいじに使い続ければ、使用単価はそれ以下になることもあるでしょう。

つまり、目先の金額だけで決めずに「使用期間や頻度」など総合的にみて判断する力を育てることが重要です。

5.最悪失敗しても何とかなる物を選ぶ

鉄のポールではなく、木製のポールを購入。サイズが合わない場合はカットすればOK。
鉄のポールではなく、木製のポールを購入。サイズが合わない場合はカットすればOK。

いくら気を付けても失敗買いをゼロにすることは難しいでしょう。そのため、「失敗買いを見越した買い物をすること」もひとつの策です。たとえば、

・リセールバリューの高いアイテムを買う
・コンパクトにたためるアイテムを選ぶ(フリマアプリに出品しやすい)
・粗大ごみにならないアイテムを選ぶ

などです。

処分するときにラクにしてくれる物選びをしてあげることで、処分方法で悩むことなく手離れをよくしてくれますよ。

「物選びの基準」を確立することがポイント

物選びでたくさん失敗している人ほど基準があいまいで、衝動的に決める人が多いです。これらのコツを意識し、「自分軸」で選ぶことができれば、売り場の雰囲気や人の意見に左右されることがないので、失敗率も軽減させることができるでしょう。

暮らし研究家

「明日の自分をちょっとラクにしてくれる」を元に暮らしの情報を発信中です。得意分野は、片づけ、整理収納、インテリア、ライフスタイル、防災、アイテム紹介など。夫と小学生2人の4人暮らしで2LDK賃貸住まい。引っ越し経験10回の転勤族の妻でもあり、10年間の都会暮らしを経て現在は田舎暮らしをしています。

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