冬のファッションアイテムとして欠かせないセーターですが、世の中にはあえて“ダサい”セーターを着て楽しむイベントがあるのを知っていますか？ 近年注目を集める「ダサセーターパーティー」をご紹介。主催者にもインタビューしました！

「ダサセーターパーティー」が渋谷で開催

2022年12月16日（金）に渋谷 UNDER DEER LOUNGEにて、「ダサセーターパーティー2022 –Ugly Sweater Party-」が開催されます。参加者全員が「ダサセーター」を着て楽しむイベントです。

イベントのドレスコードは全員ダサセーター。ダサセーターコンテスト（優勝賞金は地味に嬉しい５万円）、日本独自のダサセーター紹介、ダサセーターDJによるプレイ、ダ サセーターケーキなど、数々の“ダサセーターコンテンツ”が盛りだくさん。

さらにより幅広い人たちが参加できるように、SNS上でもダサセーターコンテストを開催。

お気にいりのダサセーターの写真を撮って、TwitterまたはInstagramに「#ダサセーターパーティー」をつけて投稿。もっともダサいと判定されると 「ダサいいね賞」として賞３万円が贈呈されますよ。

ダサかわいいスタイルは大切にしながら、日本でもクリスマスの楽しみのひとつとしてダサセーターを提案するために行われるイベントです。

「ダサセーター（アグリーセーター）」とは？

イベント当日の12月16日（金）は、アメリカでは「National Ugly Christmas Sweater Day（国的ダサセーターの日）」として記念日になっています。記念日になるくらい定番なのですね。

そもそも、ダサセーターとは何なのでしょうか？ イベント主催者による「Ugly Sweater（ダサセーター）」の説明は以下の通り。

最近、ファッション通販サイトや、アパレルショップでも、ド派手でダサかわいいセーターを見かけることが増えてきましたよね。

クリスマスシーズンに贈られることから、サンタやトナカイなどクリスマスモチーフもありますが、ぬいぐるみが胴体から生えていたり、LEDで七色に光ったり、シュールなイラストが書いてあったり、その種類も多種多様なのです。

なんでやろうと思ったの？ 主催者に直撃

イベントを主催するのは、クリエイター・アフロマンスさんが率いるクリエイティブカンパニー「Afro&Co.」。これまで、泡まみれになる『泡パ』、120万枚の花びらに埋もれる『SAKURA CHILL BAR』、ハウスミュージックにあわせてマグロをさばく『マグロハウス』など、ユニークなイベントを数々行ってきました。

開催当初からこのイベントが気になっていて、毎年開催のたびにネットでダサいセーターを調べてしまうくらい気になっていた筆者。今回、「ダサセーターパーティー」を開催した経緯をアフロマンスさんに聞くことができました。

―― 開催の経緯を教えてください

アフロマンスさん（以下、アフロマンス）

数年前からSNSでダサセーターを見かけることがあって、個人的に面白い服が好きなこともあり、ダサセーターをテーマにイベントができないかなと思っていました。

そこで、色々調べていると、12月の第3金曜日は「National Ugly Sweater Day（国民的ダサセーターの日）」ということを知り、この日にやるしかない！と思って始めました。

―― 初回は2019年でしたね。コロナ禍もありましたが、どのような変化を感じていますか？

アフロマンス

今年で4回目になります。2020年はコロナ禍だったのですが、このダサい火を消してはいけないと思い、ダサセーターマスクを配って、屋外＆少人数で開催したり、なんとかつないできました。

今年は世の中も少し落ち着き、カジュアルにダサさを楽しめるのでとても嬉しいです。

年々、参加者のダサさのクオリティや本気度があがっています。当初は、比較的街中で気軽に買えるダサセーターが多かったのですが、海外輸入ものから自作のものまで色んなバリエーションが増えています。

また、このイベントを目がけて、地方から参加される方もいて、ダサさへの熱量を感じています。ちなみに、昨年のダサセーターコンテストの優勝者は大阪からきた13歳の女の子（お母さんも同伴）でした。

―― アフロマンスさんが考える「ダサセーター」の魅力とは？

アフロマンス

「カッコいい」や「美しい」は特定の正解に向かって競ってしまいがちですが、「ダサい」は本当に人それぞれ、十人十色の「ダサい」があるなと感じています。そもそも「ダサい」って何なのか？参加者がみんな考えてしまうこの疑問も、なかなか奥が深くて面白い。

また、会場ではお互い「ダサい」と思わず笑顔になって、仲良くなってしまうのもいい。「ダサセーター」には平和と無限の可能性が詰まっているのでは？ なんて思ってしまうところが魅力です。

―― イベントの見どころ、参加を考えている人へのメッセージをお願いします

アフロマンス

たくさんありますが、まずは「全員見どころ」です！ 参加者全員がダサいセーターを着てくるので、いろんな人のセーターを見たり、交流したりするだけで楽しい。

イベント的な見どころでいくと、ダサセーターをモチーフにした「ダサセーターケーキ」と、会場の中で“最もダサい”を選ぶ「ダサセーターコンテスト」でしょうか。DJやアーティストも皆ダサセーターで盛り上げるので、そこも見逃せません。

「ダサい格好をしてみたいけど、いく場所がない……！」そんな人のための場所と時間です。「ダサセーター、皆で着れば怖くない！」ぜひお待ちしています。

アフロマンスさん、ダサセーター愛にあふれるコメントありがとうございました。

ダサいけど楽しい、ダサいから楽しい！ そんな不思議な魅力あふれる「ダサセーターパーティー」あなたも一張羅のダサセーターを探して、参加してみてはいかがでしょうか？

ダサセーターパーティー2022 -Ugly Sweater Party- 概要

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