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【世界の暮らし】乗り放題で管理はプロにおまかせ。自転車サブスクswapfietsが欧州で広まる理由

白梟

編集者・フォトグラファー

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西ベルリンに引っ越してきてから数週間した頃、青い車輪とロゴがトレードマークの自転車をよく見ることに気がついた。

「最近、あの自転車をよく見るなぁ」

ヨーロッパで環境を考えるうえで注目したいのが、自転車の再流行だ。

「Swapfiets」はオランダ生まれの自転車サブスクリプションサービスだ。

NetflixやSportyのように1ヶ月乗り放題。管理はプロにお任せできる。

しかも、もし故障してしまっても、一日以内に家に自転車を持ってきてくれる。

契約しているかぎり、つねに専門家のメンテナンスを受けられる。

「Swapfiets」を借りることを決め、週末は夫婦ですこし遠出をしようと、ベルリンを囲うように位置するブランデングルグ州まで足を伸ばすことにした。

高速列車のホームに到着すると、これから休暇を楽しむんだとばかりのはしゃぎ声や
ワクワクを抑えきれない子と親の会話が、ホームを伝って聞こえてくる。

驚いたのはそのホームにいた半分以上の老若男女が、脇に自転車を押していたことだ。

ベルリンの「ふつう」に、僕らは驚いた。

自転車サークルらしき、小中学校生の集団。
長年愛用していることが一目瞭然な、自転車と歩く夫婦。

なかには小さな折りたたみの自転車に、いくつものサドルバッグを付けた、こだわりつくしな自転車の旅をするであろうおじいさんもいた。

みんなで走る楽しみも、ペアで、あるいはひとりで走る楽しみもあるのだろう。人々は日常でも出かけた先でもサイクリングすることを好いている。

ぼくらが訪ねたゲルスヴァルデ(Gerswalde)の街でサイクリングを楽しむ若者たちの姿が、それを物語っていた。

企画 / 荻原ゆか
文・映像 / 小松﨑拓郎
編集 / 飯塚あさみ
通訳 / 田村由以

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