【お取寄せカレー】どれがおすすめ?島根の「食のお届け便」猪肉カレーがおいしくて大満足
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先日、島根県の大田市大森町に長期滞在しました。この土地のものを食べたいと思っていたところ、大森町にある石見銀山生活文化研究所が提供している「食のお届け便」のことを思い出し、頼んでみました。
「食のお届け便」で僕たちが食べたのは、島根県美郷町の「おおち山くじら」の猪肉を使ったスパイスキーマカレーと猪もも肉スライスが入った「スパイスカレーセット」。
猪肉ってこんなにおいしいんだ…!と驚くほど、本当においしくて。
自宅にいながらにして、普段は食べられないおいしい食に出会えるんです。
誰もが親しみのあるスパイスカレーですから、カレー好きやジビエ入門にはぴったりですし、2人前は夫婦ふたりだけでも試しやすい。
料理のプロたちが厳選してくれた旬の食材を送り届けてくれるから、そのおいしさには安心できます。
旬の料理はやっぱり、おいしいですよ。
島根ならではの食文化を味わえる「食のお届け便」は贈りものにもぴったりですから、ぜひ食べてみてくださいね。
ちなみに僕たちは関東から12時間かけて島根県に行ったけれど、大丈夫です。自宅でネットから注文できますよ。
■群言堂の食とは
「食のお届け便」は、実際に石見銀山にある群言堂の本店から届けています。群言堂は、美しい日本の暮らしを伝えたいという想いから始まったブランドで、大森町という土地に根ざし、捨てられていく古き良きものから学び、時代にあわせて生かす「復古創新」という考え方と、日本の技術をいかし、衣・食・住・美、暮らしにまつわるものづくりやことづくりをおこなっている会社です。
「食のお届け便」は、群言堂の本店から届きます。猪肉のスパイスカレーは、本店カフェで食べられるものなのですが、自宅でもお店の味を体験できるように作られているのだそうです。
「食のお届け便」でも、群言堂が大切にしている 「日本の暮らしの文化」「捨てない暮らし」 を伝えたいという想いが詰まっていますよ。
■島根県ならではの食文化を味わえる
「食のお届け便」の特徴は、島根県ならではの食文化を自宅にいながら味わえること。
たとえば、今回の主役となる食材は「猪肉」です。群言堂のある島根県では地域ごとに猟友会があり、冬の狩猟時期になるとイノシシを狩猟するそうです。
獲ったイノシシを、人々は分け合って食べてきました。そんな暮らしが現在も当たり前のように根付いているそうです。
猪肉はさっと焼いて塩で食べたり、煮込み料理にして食べることが多いそう。
今回は煮込み料理であるスパイスカレーとして食べることができますよ。猪肉の食感や味わいを楽しんでみてくださいね。
じつは、ひとことで猪肉といっても、地域によって味わいが違うんだそう。
たとえば、柑橘が有名な香川県のイノシシは、さわやかな味のお肉に。京都のイノシシはどんぐりをたくさん食べているから、しっかりと脂ののったお肉に。
じゃあ島根のイノシシにはどんな個性があると思いますか?
島根のイノシシは自生しているクロモジの木や、程よくどんぐりを好んで食べているので、脂のノリのバランスがよく、クセがない。つまり、食のプロにとっていろんな料理に合う「いい食材」だそうです。
「食のお届け便」にイノシシを選んだ理由も、島根のおいしい食として外せない、いまが旬の脂ののった猪肉を食べてもらいたいから。
長い一年のなかで、冬は、猪肉をもっともおいしくいただけるそう。イノシシにも旬があるなんて知らなかった!と、ジビエ初心者なので驚いてしまいました。
■捨てない暮らしを大切に
「食のお届け便」のもう一つの特徴、それは捨てない暮らしを大切にしていること。
つまり、食材を余すことなく使いきる工夫をしています。
たとえばスパイスカレーは、イノシシを解体するときに必ず削ぎ落とす脂身や端肉も使い、ミンチにし、食感もおいしくなるように料理人がこだわってレシピをつくっているそう。
島根県美郷町にある「おおち山くじら」が猟っている天然のイノシシを使っていることも見落とせない点です。
彼らはイノシシを駆逐することが目的ではなく、イノシシと人が共存していくことを大切にしています。
近年、過去に類を見ない速さでイノシシが急増しているのはご存知ですか?
その結果、獣害も増えています。生態系のバランスを維持するために「おおち山くじら」はイノシシを猟り、おいしくいただく活動をしています。人と生きものが循環していくことを目指しているから、天然のイノシシを獲りすぎないようにしているのだそう。
人と自然が調和した里山の暮らしを、現代風に届けてくれるような食材の仕入れ先のセレクトも、群言堂らしいと思っています。
■さいごに
自宅にいながらにして、普段は食べられないおいしい食に出会えること。そして、島根ならではの食文化を味わえる「食のお届け便」はお取寄せや贈りものにぴったりです。
個人的に、頂きものの御返しとして「食のお届け便」を贈ることにしました。贈りものにしたくなるくらいおいしいですよ。是非、食べてみてくださいね。
■「食のお届け便」公式サイトはこちら。
https://www.gungendo.co.jp/pages/details/007760.php
(外部サイト)
撮影協力:鈴木良拓、畑本真衣(群言堂)