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【佐賀市】3年ぶりの開催!佐賀城下ひな祭りは3/21まで。シュガーロードフェアなど新たな目玉も。

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

佐賀市民にとって春の訪れを感じるイベント、「佐賀城下ひなまつり」

3年ぶりに開催されています。

雨が降る平日の午前中に行ってきました。

最初に入場券を購入します。

入場券は

・佐賀市歴史民俗館券→400円

・徴古館→500円

・共通券→800円

で、中学生以下は無料、高校生以上は100円引きなど割引があります。

今回は時間が限られていたため佐賀市歴史民俗館のみ行く予定でしたが、行かなかった分も期間中であればいつでも使えるそうなので、共通券を買いました。

最初は入場券売り場の正面にある「旧古賀銀行」へ。

一昨年、「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」が日本遺産に認定されたことを受けて、「シュガーロードフェア」が開催されています。

県内のお菓子が勢ぞろい。丸ぼうろや羊羹はもちろん、スコーンやバウムクーヘンなど洋菓子も並んでいます。

既に売り切れているものもありました。

週末はここで実際に丸ぼうろを作る様子が見られるそうです。平日も不定期で実演があるそうなので、チェックしてみてください。

通りを挟んで向かいにある八坂神社では、スマホで近隣の店舗に飲み物を注文できる休憩所があります。今回は雨のため開放されていませんでしたが、お天気の良い日、和傘の下でひと休憩するのもいいですね。

続いて「旧古賀家」へ。

ここでは佐賀藩の裃の文様「なべしま小紋」の着物を着せたお雛様など、様々なフォルムや種類の人形たちをぐるっと見渡すことができます。

優しい筝の音色に吸い込まれるように入っていくと、目の前で演奏を聴くことができました。週末メインで演奏しているそうです。

窓沿いに並んだ写真に見入っていると、「右側の卓上のポストカードは、1枚自由に選んでお持ち帰りください」とお声かけいただき、悩んでこちらにしました。

少し丸みをおびた、コロンとした形のお雛様が何だかとても可愛らしい。

さらに奥に進むと「旧三省銀行」があります。

ここでは、木綿で作られた、重厚な「鍋島緞通」とお雛様を一緒に見ることができます。

鍋島緞通で作られた“背守り”の吊るし飾りとお雛様。

少なくとも鎌倉時代から、背中のお守りが子どもを守るという言い伝えがあったそうです。子どもが健やかにすくすくと育つことを願う思いは、お雛様と通ずるところがあります。

背守りの柄を座布団の雛飾りに見立てたひな壇。1つ1つの絵柄に意味が込められています。

2階の一番奥の部屋には販売コーナーがありました。普段は高くて手の届かない鍋島緞通の商品が、通常より価格抑えめで販売されています。この機会に、インテリアとして家にお迎えするのもいいかも。「かなり人気で、どんどん売れています」と仰っていました。

そのほか、諸富家具の展示などを行っている「旧牛島家」

通りをさらにずっと奥に進み右に曲がると、「南里邸」があり、ここではパネル展や佐賀錦ひな人形などが飾られています。

3月11日までは祝日、日曜、月曜、火曜のみの開館ですので、ご注意ください。

徴古館ではさらに大きな雛壇に、たくさんのお雛様が飾られているそうです。

近いうちにそちらにも行ってみたいと思います!

何となく「歴史や文化のことはわからないから行きにくい…」と感じる方もいるかもしれません。

私自身がそうだったのですが、23回目を迎えるほど長年佐賀で親しまれてきたイベントに足を運び、見て、感動したり思い出が蘇ったり…何か感じることができれば、それだけで十分、楽しめると思います。

なかなかお雛様を見る機会がない方も、近くでゆっくり見ることができます。

入場券を提示するとサービスを受けられる店舗もいくつかあるので、付近の周遊も兼ねて、ぜひ春の行事を楽しんでみてください。

【イベント情報】
イベント名:佐賀城下ひな祭り
開催期間:2月11日(土)~3月21日(火)
開催時間:10:00~17:00(最終受付16:30)
会場:佐賀市歴史民俗館、徴古館 他
URL:佐賀市観光協会ホームページ

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年。ラスト20代の2児の母。記者の経験を生かしフリーライターとして活動を始め、ローカル情報や経済コラムなど執筆しています。趣味のドライブや料理、お店巡り、旅行などを楽しみながら、タイムリーで楽しい佐賀の情報をシェアしていきます!よろしくお願いします。

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