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【佐賀市】海の紅葉“シチメンソウ”が見頃!11/3は「シチメンソウまつり」も開催。

しろいリンゴ地域webライター(佐賀市)

11月に入り、朝晩の冷え込みを感じるようになりました。佐賀市南部の東与賀町では現在、シチメンソウが広がり、海岸が赤く色づいています。10月下旬~11月上旬に見られる秋の風物詩となったその姿は“海の紅葉”とも呼ばれ、多くの人が訪れます。

「干潟よか公園」「東よか干潟ビジターセンターひがさす」をナビに設定するとわかりやすいと思います。賑わっていましたが、200台分と広く、すぐに駐車場に停められました。橋を渡り、左手に大型遊具などの公園、右手に「東よか干潟ビジターセンター ひがさす」があります。その間の道をまっすぐ進むと、シチメンソウの群生地です。

出店が並び、すでにお祭りのような雰囲気。

「シチメンソウの里 休憩所」ではアイスクリームを手に休む人も。休憩スポットがちょこちょこあるのもありがたいです。

まっすぐ進み、土手の階段を上ると一面、群生地が見渡せます。肉眼だと少し遠い奥の景色はこちらで。覗くと逞しく飛び回ったり闊歩している鳥の姿が!生命力を感じるシーンが見られます。

案内を見ると、上空からの景色はこんな感じ。有明海に面して干潟が続き、その手前にシチメンソウが広がっています。

土手を左側に進むと階段があるので、下まで降りてみます。

シチメンソウはヒユ科の塩生植物(高塩濃度に耐えられる植物)で、絶滅が危惧されている貴重な存在。遠目に見ると少し儚げに見えますが、近くで見ると、意外と肉厚!葉というより実にも見えるような…2018年に立ち枯れの状態となりましたが、関係者や地域で再生を図り、見守られながら今年も元気な姿を見せてくれました。

照れ屋な生き物たちにも注目。

そして、干潟には生き物もたくさん!こちらはシオマネキでしょうか?人の気配を感じるとさっと姿を隠してしまいますが、何とか撮影成功。

トビハゼは、ムツゴロウとよく似ていますが、背びれを見ると違いがわかります。こちらもジャンプが得意!ですが、この日見たトビハゼたちは泥の塊の間を滑るようにすり抜けながら移動する姿がよく見られました。ぬかるんでいる場所にいるので、足元に注意です。

海との境目が曖昧で、不思議な景色を見せてくれます。青空に続く鮮やかな赤色がよく映えます。

しばらく散策して戻ろうとUターンすると、明日開催される「シチメンソウまつり」の準備が行われていました。

特設ステージでの催し物や物産販売、抽選会など内容もりだくさんです。また、佐賀インターナショナルバルーンフェスタに合わせてシャトルバスが運行しているので、少し場所は離れていますが、どちらにも気軽に参加できます!松原神社前(佐賀市松原2丁目)と行き来するシャトルバスもあり、どちらも協力金として片道300円をお支払いのもと、ご利用ください。

明日から3連休!お天気も良さそうなので、ぜひ足を運んでみてください♪

【スポット情報】

名称:干潟よか公園 シチメンソウ自生地

時期:10月後半~11月上旬

場所:佐賀市東与賀町大字下古賀2885‐2

入園料:無料

駐車場:有(200台)

問い合わせ先:佐賀市東与賀支所

総務・地域振興グループ(0952-45-1021)

地域webライター(佐賀市)

結婚を機に佐賀に移住して5年。ラスト20代の2児の母。記者の経験を生かしフリーライターとして活動を始め、ローカル情報や経済コラムなど執筆しています。趣味のドライブや料理、お店巡り、旅行などを楽しみながら、タイムリーで楽しい佐賀の情報をシェアしていきます!よろしくお願いします。

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