楽天モバイルが料金プランを現行の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」から「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」に移行するそうです。

新プランは2022年7月1日からスタートとなり、Rakuten UN-LIMIT Ⅵのユーザーも自動的に移行することになります。

料金プランは10月31日までは据え置きとなりますが、11月1日より新プランの料金体系へと切り替わります。

従来の1GB未満であれば無料のプランがなくなっている

この新プランの問題は従来までのRakuten UN-LIMIT Ⅵでは利用できた1GB未満の利用であれば0円（無料）というプランが消えているのです。

つまり、新プランに移行するとこれまで0円で利用できていた人も税込1,078円の支払いが必要となります。

一応以下のように経過措置がありますが、2022年9月からは有料化（ポイント還元で補填）、11月からは通常通り有料化という形になります。

• 7月分：0円で継続可能
• 8月分：0円で継続可能
• 9月分：有料化だけどポイント還元
• 10月分：有料化だけどポイント還元
• 11月分：最低1,078円（税込）の料金が発生

というような流れになります。これまで0円で楽天モバイルを使ってきた人も9月以降は1GB未満の利用でも料金が発生することになります。残念……。

既存ユーザーも有料化するので、0円で維持してきた人は身の振り方を考える必要

まず、既存ユーザーの中で毎月の利用量が1GB未満でゼロ円で楽天モバイルを利用してきた人は最短で8月までには契約を継続するのか？それとも解約（あるいはMNP）をするのかを考えてあげる必要がありますね。

実質無料は10月までですけど、9月以降は料金が発生してその分が楽天ポイントで還元されるという形になります。

楽天モバイルは使っているけど、楽天市場は使ってないんだよね～という人にとって、楽天ポイントをもらってもしょうがないという方もいるかもしれません。そういう方は2022年8月までにどうするかを考える必要がありますね。楽天市場を全く使っていないという方の場合は正直継続する価値はあまりないと思います。

一方で楽天市場を普通に使っている人であれば10月末くらいまでは考える猶予があるということになりますね。

楽天市場のヘビーユーザーならメリットとなるケースもある

基本的にはこれまでゼロ円で回線を維持してきた人にとっては改悪となるわけですが、救済措置のようなものもあります。

以下のように4つの特典があります。

まあ、（2）～（4）の部分は微妙で、重要なのは特典（1）の部分です。

2022年6月1日から先行スタートとして回線利用者のポイントアップキャンペーンが始まります。

• 楽天モバイル回線の利用で+1％
• ダイヤモンド会員なら+1％

という特典がプラスされます。もともと楽天モバイルを契約している人はすでに+1％がありますので、楽天モバイルの契約で+2％還元といういことになりますね。

※ダイヤモンド会員なら+1％も含めたら+3％還元ですが、おそらくこのダイヤモンド会員なら+1％というのは楽天モバイル回線の有無は関係ないと思われますので、純粋に楽天モバイルの回線を維持する意味があるかどうか？という比較だと楽天モバイル回線に関係する部分だけで比較する必要があると思います。

なので、+2％還元だとすると、1,078円（税込）に相当するポイント還元を受けるには1078÷0.02＝53,900円というようになります。

なので、これ以上のお買い物を毎月楽天市場でしているというヘビーユーザーの方であれば、楽天モバイル関連のポイントアップが小さくなるまでは継続しても良いかもしれませんね。

他社は実質的な乗り換えキャンペーンを開始…

こういうものは一方が改悪するとそのユーザーを取ろうとキャンペーンを張るのが定石というわけで、LINEMOがキャンペーンを始めました。LINEMOミニプラン（990円・税込）を新規またはMNO契約をすると毎月990円相当のPayPayポイントを6か月間プレゼントというキャンペーンです。

参考： 【新規も対象】LINEMOのミニプランで基本料金990円が半年間実質無料のキャンペーン開始

• 楽天モバイルより料金が安い
• 半年実質無料
• LINE通話は無料
• LINE MUSICが半年無料

ということでかなり強いキャンペーンだと思います。ちなみに、こちらは楽天モバイルからのMNP（切り替え）だけでなく、新規契約も対象なので回線欲しいなーとい方は新規で申し込みしてみるのも良いと思います。