どっちがオマケか分からない!圧倒的な物量を誇るガンプラ
こんにちは!
ガンプラをライフワークとするモデラ― シゲユキです。
当記事では、ガンプラの「製品構成」や「ギミック」などを紹介しています!
今回のガンプラは「機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線」より、
ザク地上戦セット です!
最寄りのプラモデルお取扱店でお買い求めいただけます。
ネットではガンプラの高額転売が横行していますので、購入価格には十分ご注意ください。
HG(ハイグレード)
ガンプラで最もスタンダードな1/144スケールのブランド。
HGUC(High Grade Universal Century)
宇宙世紀を舞台にしたガンダムシリーズ。
◆前後ショット◆
ジオンの主力量産型モビルスーツ「ザク」。
先代にあたる「ザクI(ザクワン)」の性能を向上させた後継機です。
当機の正式名称は「ザクII(ザクツー)」ですが、作中では既に当機が主力だったこともあり、一般的に「ザク」と言えばこの「ザクII」のことをさします。
ジオン(ジオン公国)
ガンダム作品に登場する架空の国家。作中では一般的に敵方。
当キットはそのザクに、同スケール(1/144)の各種兵器や61式戦車、歩兵、エフェクトパーツなどを含めたセット商品です。
◆サイズ比較◆
HGUC版ガンダム(バンダイホビーサイト)と並べるとこんな感じ。
設定上の頭長高は、当機が17.5mで、ガンダムが18.0m。
スケールはいずれも1/144です。
このガンダムは縮尺がほぼ正確なので、スケールの誤差を確認するのに便利!
◆バリエ元と比較◆
当キットのザクに関しては、2003年9月中旬に発売された「HGUC No.040 量産型ザク(バンダイホビーサイト)」(写真右側)のバリエーションキットです。
両者は成形色が異なりますが、造形上の差は一切ありません。
ただ当キットにはほんのちょっとだけメリットがあったりしますw(これについては後述)
◆パーツ構成◆
成形品 x 7、ポリキャップ、シール、マーキングシール。
セット商品ゆえにカナリのパーツ数です。
当時のHGの倍くらいあります!
シールはこれだけ…。
ザクのモノアイ用です。
モノアイ
ガンダム作品に見られる「一つ目のようなデザインの単眼カメラ」のこと。
水転写デカールは超大量!
一応貼り付け指示はありますが、汎用的なマークばかりなので特にこだわらなくても良さそうです。
他キットへの流用もありかもしれません。
ランナーの大きな写真は以下をご参照ください。
HGUC ザク地上戦セット [MS-06](当方のブログです)
ランナー
パーツがつながっている枠の部分のこと。
またパーツがつながった状態でも、ひとまとめにそう呼ばれます。
◆付属品◆
本体以外の付属品は次のとおり。
- ザクマシンガン
- ザクバズーカ
- バズーカ用エフェクトパーツ x 2
- シュツルムファウスト x 2
- シュツルムファウスト用マウンタ x 2
- ヒートホーク
- ヒートホーク用マウンタ
- 3連装ミサイルポッド [左右]
- クラッカー x 2
- ワッパ 61式戦車 x 2
- ダメージ状態の履帯 x 2
- 戦車用エフェクトパーツ x 2
- 兵士フィギュア3種類 x 2
- ハンドパーツ
握り手 [左右]
銃器用 [左右]
シュツルムファウスト用 [右] x 2
平手 [左] x 2
とんでもない量の付属品ですね!
ザク本体とどっちがオマケなのか分からなくなります…。(;^_^A
ハンドパーツ
標準の「握り手」と「銃器用」が一組づつに「シュツルムファウスト用」の右手と、表情のある「平手」が2つづつ付属。
灰色のほうは地上戦セットでの追加分で、見ての通り色が違うため塗装が必要です。
ランナーの都合上2セットありますが1セットは予備扱いとなります。
接続はボールジョイントで、かんたんに交換可能です。
ただ従来からのハンドパーツと追加分ではディテールに差があるため、混在して使うと違和感が拭えません…。
ザクマシンガン
当機の主兵装です。
「銃器用」のハンドパーツで左右いずれにでも保持できます。
グリップは特に固定されないためグラグラしますが、
ストックを前腕にあてると安定します。
フォアグリップを左手で握れば両手持ちも可能です!
ザクバズーカ
携行型の大型火器です。
マシンガン同様「銃器用」のハンドパーツに持たせられます。
同じく保持力はないに等しいですが、
通常は肩に担ぐ形になるので、それほど問題はありません。
これも両手持ちできます!
また、リアアーマーには開閉式のラッチがあり、
非使用時はここにマウント可能です。
ですがラッチの切り欠きはサイズがあっていないため、ちゃんと固定するには少し削る必要があります…。
バズーカ用エフェクトパーツ
弾頭と一体化した射出エフェクト。
2つありますが1つは予備です。
利用の際は「ザクバズーカ」の砲口に差し込んで使います。
でも、さすがにこれは塗装しないとなんだか分からないですね…。
シュツルムファウスト
使い捨てのロケットランチャーです。
専用のハンドパーツで保持しますが、下の指2本で挟む仕様で、あまりシッカリは持てません…。
柄の部分には「シュツルムファウスト用マウンタ」を装着でき、
これを経由すればサイドアーマーへマウント可能です。
ヒートホーク
対象を溶断する近接兵装です。
「握り手」で保持できます。
グリップの位置で止まるため、抜け落ちることはありません。
マニュアルでは「シュツルムファウスト用」のハンドパーツにも持たせていますが、辛うじて引っかかる程度で基本的には無理です。
「ヒートホーク用マウンタ」には、このようにスライドして装着。
「シュツルムファウスト」同様、サイドアーマーへマウントできます。
3連装ミサイルポッド
脚部に装備する陸戦用のミサイルポッドです。
ミサイルは左右とも全て取り出せます。
装備の際は膝から分離して間に通す感じ。
バンドの部分は全く固定されていないので、両面テープなどで止めるといいかもしれません。
クラッカー
6つのグレネードをまとめた手りゅう弾です。
「平手」に持たせられますが…、それだけです。(;^_^A
ワッパ
大型ファンで浮遊するジオンのホバーバイク。
造形が細かく人も乗っていますが、可動カ所はありません。
底面にはソレっぽくファンも造形されています!
61式戦車
当時の連邦における陸戦の主力兵器。
連邦(地球連邦軍)
ガンダム作品に登場する架空の軍隊。作中では一般的に味方。
これも非常に緻密な造形です。
後方もご覧のとおり!
裏側もちゃんとしていますね!
フェンダーの上部は左右とも着脱可能。
一応、内部ディテールもあります。
砲塔は回転と、
滑腔砲(かっこうほう)の角度調整が可能です。
ダメージ状態の履帯
破損状態を再現する選択式のパーツです。
組み立ての際、右側の履帯の一部にこちらを採用すると、
このようになります。
組み立て後でも難なく換装可能です!
戦車用エフェクトパーツ
これも破損表現用のパーツです。
利用の際は、砲塔を取り外し、
間に当パーツを追加して、砲塔を戻します。
爆破された直後の状態でしょうが、色がないとそうは見えませんね…。
ちなみに固定はされておらず、乗っかってるだけです。(;^_^A
兵士フィギュア
左の2つがジオン、残りは連邦の一般兵です。
3種類のフィギュアが2つずつになります。
造形はカナリ細かいですね。
RGに付いてくるフィギュアより精巧なんじゃないでしょうか?
RG(リアルグレード)
「本物であること」を追求した、1/144スケールの最上位ブランド。
緻密なパーツ構成で難易度は高め。
◆余剰パーツ◆
余剰パーツとしてはご覧の物が余ります。
ランナーをみるとタグがふってあるのでわかりますが、もとは「HGUC 1/144 MS-06S シャア専用ザクII(バンダイホビーサイト)」のパーツです。
バリエ元の量産型ザクのキットではオミットされていましたが、なぜか当キットでは余剰パーツとして復活しています。
なので、標準の頭頂部と交換すれば色違いのシャアザク、もとい指揮官機仕様の量産型ザクを再現可能です!
最初に話した当キットのメリットというのはこのことでしたw
◆ギミック◆
モノアイの可動
ザクのモノアイは、左右にスイングできます。
ただ 最近のキットのように操作リブはないので、爪ようじなどの細いもので直接動かさないといけません…。
◆まとめ◆
- 既存製品のザクに、同スケール(1/144)の兵器類を追加したセット商品です。
- 武器やエフェクトパーツ、戦車などが追加されており、それらはすべて2つずつ付属します。
- 追加分のパーツは未着色のグレー1色です。
- とにかく付属品が大量!これだけでもジオラマが作れちゃうほど内容が充実しています!
以上、HG「ザク地上戦セット」のレビューでした。
ご覧いただきありがとうございます。
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