こんにちは、そのです。今回は教えたくないけど教えたい。筆者の大好きな隠れ家的なカフェ「鐡馬厩（てつまや）」さんのご紹介です。

２５０年前の古民家をリノベーションして６年前にオープンしたという鐡馬厩のオーナーは、ハーレーが趣味のご夫婦。店内にはピッカピカのハーレーダビッドソン３台が鎮座！そして、いたるところにさりげなく取り入れられているバイク関連グッズが意外にも古民家ならではの味わいのある建物に調和していて彩りを添えています。

場所

412号沿い「相州美術」さんの方向に脇道を入って500mほど進んだところにあります。

白いクラッシックカーが目印

アメリカンな空間

店内に入ると、広い玄関土間部分がアメリカンな空間になっています。

ハーレーを停めてあるココは、むかし厩（うまや）だったとのこと。そしてバイクのことを「鉄馬」とか「アイアンホース」とか呼ぶそうで、そこから屋号を鐡馬厩と命名したそうです。

お二人のバイクに対するそこはかとない愛情を感じますね。休日はこのハーレーで二人でツーリングに出かけるそうですよ。

筆者はバイクのことは全くわかりませんが、そんな筆者でも見ているだけで楽しい空間です。

歳がバレそうですが、昔クールスの歌で「ミスター・ハーレーダビッドソン」というステキな歌がありましたよね。

和な空間

一方、アメリカンから和に少しずつ変わっていくかんじの店づくりにしたということで、お座敷部分に上がると、最初の部屋は板の間にテーブル席で、どちらかというと大正ロマン風。

ひとつひとつの椅子が全部種類の違うソファでユニークです。

さらに奥の部屋は、床の間のある完全な和室です。

廊下や窓枠、ネジ式の鍵にも古き良き昭和の家屋の風情を感じます。

食事メニュー

もともと和食で１０年の経験をお持ちのご主人のこだわりの出汁と、愛川の「卵菓屋」さんの卵で作ったという名物の出汁巻玉子（¥600）。［出汁巻玉子定食は¥990］

ふっわふわでアッツアツ！出汁が滲み出るめちゃめちゃ美味しい出汁巻きです。

こちらは毎朝ご主人みずから打っているという、またまた名物の手打ち蕎麦（¥930）。ツルツルの喉ごしがたまりません。［大盛はプラス¥330］

日替わりメニューで、箸で切れるほど柔らかいの豚の角煮の角煮定食（¥1,320）［単品は¥930］

奥様が裏庭で育てた無農薬野菜やフルーツもメニューに取り入れているものがあるとのことです。

日替わりメニューのロース・白身魚・イカ・かぼちゃの４種盛りのミックスフライ定食（¥1,540）［単品は¥1,150］

名物のふわふわ雪氷

先ほどから何度も「名物名物」と言っているようですが、これも絶対外せない名物の雪氷！

こちらは抹茶（¥850）

見てください、この氷の細かさ！　本当に粉雪みたいなんです！

なんとこの雪氷、氷自体に味がついているのです。それをパウダースノウになる特殊なかき氷機で削っているらしくフワフワなんです。

しかもスゴいのが溶けにくいんです！ベチャベチャにならずに最後まで程よいサラサラ感で頂けます。

キャラメルナッツ（¥850）ナッツがゴロゴロ入ってます！

その他、定番メニューには黒蜜きなこ（¥850）もあります。

季節のフルーツは、今はいちご（¥950）。氷自体がミルク味なので、これで「いちごミルク」ってことですね。

季節のフルーツは、無くなり次第つぎのフルーツになります。いちごの次は桃の予定とのこと。

※ ４種ともプラス¥110でバニラアイスのトッピングができます。

※ 雪氷は、GWあたりから９月までの期間限定です。

カメの永吉くん

こちらはカメの永吉くん。お気に入りのおやつの袋を見せると大興奮でカメとは思えないはしゃぎっぷりを見せてくれていた可愛いアイドルでしたが、最近はちょっぴり大人になったようです。

そしてこちらがオーナーの大森さんご夫妻。

もともと共通の趣味のハーレーで知り合ったというお二人。ところが一緒に暮らすようになって『カフェをはじめるには』的な本をお互いが持っていたことに驚き、趣味のハーレーだけでなく夢まで一緒だったことがわかったという。そこから二人で夢に向かって紆余曲折を経て、念願のカフェをオープンしたとのこと。ステキですね。

古民家とハーレーとおいしい料理。それゆえに客層はさまざま。でも、一番の魅力はなんといってもお二人のお人柄。ほんわかした優しいおもてなしについリピートしてしまう、そんな居心地のよい隠れ家的カフェです。