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【京都市山科区】老舗和菓子舗が作る珈琲大福・珈琲わらびもちはコーヒー通もうなる美味しさ

苑麻地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

東野駅から外環妙見道の交差点を東に250mほど行ったところにある、和菓子店「山科わかさ屋 山科本店」。

こちらのお店は50年以上山科で営業されている和菓子店で、伝統的な上生菓子やまんじゅうなどを販売されていますが、珈琲大福で有名なお店です。

山科わかさ屋 店舗
山科わかさ屋 店舗

入口横の垂れ幕にも珈琲大福と書かれています。

筆者が初めて山科わかさ屋の珈琲大福を食べたのは、20年くらい前にお土産でいただいた時です。

クリーム大福は初体験だったので、初めは恐る恐る食べたものの、あまりのおいしさに次の日に買いに行った思い出があります。

山科わかさ屋 垂れ幕
山科わかさ屋 垂れ幕

山科わかさ屋が面している妙見道は、道幅が狭いのと自動車の往来が多いので、山科わかさ屋に自動車で来店される場合には、店の西のところに徒歩30秒のお客様駐車場があります。

山科わかさ屋 駐車場
山科わかさ屋 駐車場

ショーケースの中には和菓子がずらりと並んでいます。

6月の和菓子である水無月や季節の花を模した上生菓子もあり、見ているだけでも季節が感じられます。

山科わかさ屋 ショーケース
山科わかさ屋 ショーケース

左から抹茶大福・いちご大福・珈琲大福です。

いちご大福はいちごの季節限定で、良いいちごが入った時のみ作られるので、6月に購入できたのはかなりラッキーでした。

どの大福もひとつずつ手作りで丁寧に包餡されていて、求肥は滑らかな舌触りなのに、中はふわふわな極上食感です。

山科わかさ屋 大福
山科わかさ屋 大福

抹茶大福と珈琲大福の中には濃厚な生クリームが入っています。

特に珈琲大福はコーヒーの風味と生クリーム・餡の味が混然一体となって、うっとりする美味しさです。

山科わかさ屋 珈琲大福
山科わかさ屋 珈琲大福

珈琲わらびもちは、ゼリーだとトロトロと柔らかいかぷるっと弾力のある食感の物が多いですが、わらび餅なのでもっちりとしながらもふるふると柔らかいです。

通常は製造工程で加熱調理されるのでコーヒーの香りや風味が飛びがちなのに、山科わかさ屋の珈琲大福やわらびもちは、珈琲の豊潤さがそのまま閉じこめられていて、雑味が無い事に驚かされます。

甘いものが苦手な人やコーヒー通の人にも好まれる逸品で、筆者も普通のコーヒーゼリーよりこちらのわらび餅の方が好みです。

山科わかさ屋の珈琲わらびもち
山科わかさ屋の珈琲わらびもち

キャラメル生どらは、キャラメル風味の皮にキャラメルクリームが挟まれた、キャラメルづくしのどら焼きです。

どら焼きでもあり上質なパンケーキのような味でもあり、これはおいしすぎます!

筆者は1個しか買わなかったのを後悔したくらいで、あんこが苦手だったり和菓子が苦手な人にもお勧めできます。

山科わかさ屋 キャラメル生どら
山科わかさ屋 キャラメル生どら

でっち羊羹もあったので、購入しました。

筆者の田舎は丁稚羊羹が名物で、いままでにたくさんのお店の丁稚羊羹を食べていますが、もともとは丁稚が帰省時に手土産として買ったと言われる素朴な風味が魅力の羊羹なのに、豪華になりすぎている丁稚羊羹がありがっかりすることがありました。

しかし、山科わかさ屋のでっち羊羹は、素朴な美味しさを素直に表現されて、まさに正統な丁稚羊羹です。

ほのかに竹の皮のさわやかな風味があり、水羊羹よりもあっさりしたお味で、ぱくぱくと食べられちゃいます。

山科わかさ屋 でっち羊羹
山科わかさ屋 でっち羊羹

山科わかさ屋はツイッターもされており、季節限定商品や上生菓子などを発信されていますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。

店舗情報

京菓子司 山科わかさ屋

住所:〒607-8142 京都府京都市山科区東野中井ノ上町7-52

営業時間:月・火・木~日 9:00~18:00

店休日:水曜日(祝日の場合は営業・不定休日あり)

電話:075-591-2069

Twitter:@yamashinawakasa

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

地域ニュースサイト号外NETで京都市山科区・東山区のライターをしています。過去6回の引っ越しもすべて京都市内という、京都LOVERな京都生まれの京都育ち。元不動産営業&ライターという地理勘と経歴を生かし、「観光地としての京都」・「地元民から見た京都」のメジャー&ニッチな情報の発信を目指しています。「古き良き祇園」・「フォトジェニックな旬なスポット」・「日常の地元情報」と、さまざまな山科区・東山区のトレンド情報をお届けしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

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