以前に「安くて新鮮な八百屋」としてお伝えした、山科川遊歩道沿いにある「やおや おざき」。筆者も品質の良さと安さにひかれて足しげく通っているのですが、やおや おざきの魅力はそれだけじゃないのです。

冬の今の時期でもトマト1盛り524円と、相変わらず新鮮で安い野菜や果物を販売されているのですが、それだけではないのです！

実は珍しい野菜や果物も取り扱っておられるのです。以前お伺いした時も丹波産の黒豆やハロウィンスイートなどが販売されていたのですが、冬になってもその勢いは衰えることなく珍しい品種のものが販売されていました。

こちらはJAこうかの白ネギ・忍葱です。滋賀県甲賀市で栽培されているブランド野菜で、特徴はその太さです。忍葱の規格が直径が25mm以上で、直径が26.5mmの500円硬貨とほぼ同じ。加熱するとトロリとした舌触りで甘みもあり鍋にもぴったりですが、素焼きして醤油をたらりとかけてたべるのもおすすめです。

こちらは大黒本しめじです。じつはスーパーで売られているしめじの多くは「ぶなしめじ」という品種で、本しめじとは違います。「香り松茸、味しめじ」と昔から言われるしめじは本しめじで、生産数が少なくて貴重なんです。

こちらはオレンジカリフラワーです。ビタミンCやカリウムのほか、白いカリフラワーにはないβカロテンも含まれているので、緑黄色野菜が苦手な方にもおすすめです。色が鮮やかなのでサラダにもピッタリで、いまの季節ならばホワイトシチューにもいいですよ。

こちらのサラダごぼうは、アクが少なく生で皮ごと食べられます。「ごぼうサラダは好きだけど、切ってゆでるのが面倒」という方でも、スライサーで千切りにしてドレッシングに和えるだけで手軽にできちゃいます。もちろん加熱もOKで、土ごぼうよりも味が染みやすいです。

こちらは白いイチゴ「天使のいちご」と赤いイチゴ「古都華」のセットです。一度に白も赤も食べられる贅沢なセットになっています。やおや おざきでは旬の果物にも力を入れておられて、イチゴも常時数種類が並んでいます。2023年1月8日には白いイチゴの「さくら淡雪」も販売されていました。

筆者が一番気になったのがエディブルフラワーです。「食べられる花」として料理やスイーツの飾りとして人気で、野菜同様ビタミンCやβカロテンなどの栄養もあります。しかも108円と激安で、普段のスイーツや料理に乗せるだけでSNS映えしちゃいますよ。

隠れた人気商品のつぼ漬昆布も健在です。昆布の佃煮なのですが、細切りで少し歯ごたえがあり、紫蘇の風味が利いていてご飯がパクパク食べられます。神聖の酒かすも販売されています。今の時期には粕汁や甘酒にとかなりの売れ筋で、冷蔵保存も可なので筆者宅の冷蔵庫にはつぼ漬昆布とともに常備しています。

今の時期におすすめなのは「国東半島 岸田みかん」です。

大分県のふるさと納税の返礼品にも選ばれている岸田果樹園のみかんで、化学肥料を使わず天然肥料も極力少なくして、木が持つ生命力を最大限生かした栽培をされています。みかんの味が濃厚でとても甘く、やおや おざきでも人気の商品です。

あまりのおいしさに筆者も袋入りを購入した3日後に箱買いしちゃいました。お値段の違いは皮に傷があるかどうかで、「味は同じなので、安いほうを買ったらいいよ！」と、店長さんの商売っけのない勧め方に優しさを感じます。

毎日Instagramでその日に販売されている野菜や果物を掲載されていますので要チェックです。安くて新鮮なだけじゃない、やおや おざきに行ってみてくださいね。

【店舗情報】

やおや おざき

〒607-8166 京都府京都市山科区椥辻番所ケ口町197

営業時間：9:00~18:00

定休日：なし（臨時休業の際はInstagramで告知あり）

Instagram：@yaoyaozaki