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【京都市山科区】中國料理 宏鑫(こうしん)のランチがボリュームたっぷりなのに、本場の味が楽しめます

苑麻地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

2023年10月29日山階南小学校の向かいに「中國料理 宏鑫(こうしん)」がオープンしました。オープン直後は行列ができるほどだったので、12月に入ってから改めてランチを食べに行ってきました。

14時ごろおうかがいしたのですが、ランチタイム中でお店の前にはランチメニューの看板がありました。

店内は4人掛けのテーブルが4つとカウンター席が3席あります。

通常のメニューも拝見したのですが、10ページ以上あり餃子だけでも4種類もあって、かなりメニューが豊富です。

日替わり定食から牛肉のかきソースニラ焼餃子を注文しました。日替わり定食はメインの料理と白米のほかに、スープとサラダとお漬物が付いてきます。

メインの牛肉のかきソースですが、2人前くらいの量があります。店名でピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、店長さんは京都大学前で14年間営業していた宏鑫 百万遍店のオーナーで、「学生相手をしていたので、(つい大盛りにしてしまい)まだ量の切り替えがうまくできない」とおっしゃっていました。

一口食べてみたところ、見た目の色の濃さに反して肉や野菜の旨味を感じられるやさしい味わいでありながらごはんがすすむ味で、かなり美味しくてびっくりしました。肉も柔らくて、肉の端っこの5mmくらいの厚みのものがあったのですが、それすらも噛むと口の中でほどけていくほどでした。

つけ添えのスープも肉とトマト・人参などが入った具だくさんのかきたまスープで、これだけでもお店の技量がうかがえるほどのおいしさです。

ニラ焼餃子は皮からニラの緑が透けて見えるほど、しっかりとニラが入っています。しかも具がパンパンに詰まったぷっくりとした大きさで、かなりボリュームがあります。肉汁じゅわでタレありでもタレなしでもおいしかったです。

別の日にうかがった時に油淋鶏の定食を注文したのですが、コロッケぐらいの大きさの鶏肉が5枚も乗っており、横から見ると山盛りになっています。

お味の方は五香粉が本格的な味を際立たせていながらさっぽりとしていて美味しく、一口大に切ってあったので食べやすかったです。

炒飯とラーメンのセットもいただいたのですが、ラーメンは鶏白湯なのであっさりとした味わいながら、隠し味に中国系香辛料がちょっぴりと入っており奥深いです。

筆者が特に気に入ったのがこちらの炒飯です。卵・青ネギ・豚肉のほか豚の背脂も入っています。豚の背脂を先にしっかりと炒めているので適度に脂が抜けつつも、背脂の香ばしい香りのコクが炒飯全体に行きわたっていて、スプーンが止まらなくなりました。

食事後に店主さんと常連の方にお話をうかがったのですが、店主さんは中国の方で、独立前は京都のホテルやデパート内のレストランなどでシェフとしてお勤めされた後、料理長としても働かれていたほどの方です。百万遍のお店をやめられたあと、六地蔵で餃子閣というお店をされていたのですが、山科で新たに宏鑫として開店されたのだそう。

あえて日本人向きにアレンジされておらず、前のお店では本場の味を求めて日本在住の中国人も訪れるほどで、常連の方も中国に何度も長期出張に行かれている方で、「ここは本場の味が食べられる」と週3でいらっしゃっているそうです。

店主の方がお話が上手で、「予想よりも量が多くて食べ切るのがきつかった」と言ったところ、「食べきれなかったら持ち帰り用に包みますよ」とも言っていただき、人柄の良さが伝わってとても楽しいランチになりました。

【店舗情報】

中國料理 宏鑫(こうしん)

〒607-8146 京都府京都市山科区東野舞台町36-7

定休日:月曜日

営業時間:11:00~14:30・17:00~23:00

電話番号:090-9710-3793

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

地域ニュースサイト号外NETで京都市山科区・東山区のライターをしています。過去6回の引っ越しもすべて京都市内という、京都LOVERな京都生まれの京都育ち。元不動産営業&ライターという地理勘と経歴を生かし、「観光地としての京都」・「地元民から見た京都」のメジャー&ニッチな情報の発信を目指しています。「古き良き祇園」・「フォトジェニックな旬なスポット」・「日常の地元情報」と、さまざまな山科区・東山区のトレンド情報をお届けしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

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