廃止までカウントダウン中!北海道留萌本線・深川ー石狩沼田の旅
JR北海道留萌本線・石狩沼田ー留萌は2023年3月末で鉄道営業を終えました。残りの深川ー石狩沼田は現時点では2026年3月末で終了。根室本線・富良野ー新得が廃止されてすぐなのに次の廃線が決まっている状況です。留萌本線に注目する鉄道ファンが2024年春の時点では少ないでしょう。
廃線までに見ておきたい現在の留萌本線景色をまとめてみました。
1.深川駅
旅の始まりは深川駅から。
乗車する車両はキハ54。このほかキハ150で走る事が多いです。
深川駅を発車。
函館本線から分岐します。
2.北一已駅
北一已(きたいちやん)駅は田園地帯の中にある無人駅。
ホームは1面。
歴史ある駅舎が出迎えます。
冬に訪問した時、ホームの除雪状況から1両でしか走っていないことが伺えます。
次は隣町の中心駅です。
3.秩父別駅
秩父別(ちっぷべつ)町の中心集落にある秩父別駅に到着。
秩父別中心部のシンボル・道の駅の鐘が見えたら秩父別駅はすぐ。
留萌本線に意外と並走していない、深川と留萌を結ぶ国道233号の跨線橋をくぐります。
かつて秩父別駅には列車交換設備があったことが判る線形。現在のホームは1面。
駅の先に見える橋は留萌本線の利用減少に少なからず影響を与えた自動車専用道路・深川留萌道です。
秩父別町中心部を出ると再び田園地帯を走ります。
4.北秩父別駅
次の北秩父別(きたちっぷべつ)駅は朝、深川方面の一部のみ停車し、石狩沼田方面は夕方にならないと停車しない無人駅。駅のそばに深川留萌道が走っています。周りは人家がまばらな農業地帯。
筆者が乗ったのは昼の石狩沼田行き。気をつけないとあっという間に通過します。
ホームは1面で短く、1両分もなし。
列車での訪問がしにくい秘境駅といえるかもしれません。
5.石狩沼田駅
駅舎とホーム
あっという間に終点・石狩沼田(いしかりぬまた)駅に到着。沼田町の中心部にある、3年間限定の終点です。
詳細は2023年に書いた、
3年だけの終着駅に!石狩沼田駅は2023年4月からどうなった?
を参照願います。
かつては列車交換が可能だっただけでなく、札幌につながる札沼(さっしょう)線が分岐。札沼線の「沼」とは石狩沼田のことです。
現在、札沼線は桑園(そうえん・札幌市)ー北海道医療大学(ほっかいどういりょうだいがく・当別町)となっています。
現在は駅舎側のホーム1面のみ使用。かつて使用されていたホームは雪の中でした。
列車はここで折り返し。
除雪も1両分しか行っていません。
線路の先にある車止め、線路の終点を示す表示は雪の中でした。列車を降りて、車止めがある場所まで歩いてみます。
車止そばの踏切跡へ再訪問
一時停止が必要なくなった踏切跡へ。
3月下旬に訪問しましたが、今シーズンは雪が多かったせいか、かなりの残雪。
踏切跡の留萌駅側にも、
深川側にも雪の壁が出来ていました。列車が通らなくなると冬の線路跡は雪に埋もれてしまいます。
実は石狩沼田駅から先のバスに乗車したのですが、その模様は後日記事にしますのでお楽しみに!
ここまでご覧下さり、ありがとうございました。
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