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【多治見市】群生地に更に群生! 東海3県にのみ自生する貴重植物 お花畑と小川の音色 春を感じる湿地帯

sora地域ニュースサイト号外NETライター(多治見市・可児市)

多治見市の木に指定されている「シデコブシ」をご存じでしょうか?

大沢町のシデコブシ自生地の看板
大沢町のシデコブシ自生地の看板

シデコブシは、愛知県・岐阜県・三重県だけに自生する、貴重な日本固有種です。(世界でも極めて貴重な植物の一種なのだとか)

シデコブシ
シデコブシ

そんな貴重なシデコブシを見ることができる場所が、多治見市には数多くあります。

セラミックパークMINO
セラミックパークMINO

沢に自生するシデコブシを侵すことなく建設されたセラミックパークMINO。建物まで続くこの長い橋は、シデコブシ保全のためにかけられました。橋の上から下方向を見下ろすとシデコブシの自生する谷が見られます。

森の観察会では、普段入ることの出来ないシデコブシの谷に入り、開花の状況を観察することができます(今期は雨天の影響で中止となったようです)

虎渓山永保寺案内所
虎渓山永保寺案内所

大沢町のシデコブシ自生地も雰囲気の良い素敵な場所なのでご紹介したいのですが、またの機会に。今回は手軽に立ち寄れる「虎渓山のシデコブシ群生地」をご紹介したいと思います。

虎渓山永保寺案内所がある駐車場から、ほとんどの方は踏切を渡り永保寺に向かわれると思いますが、踏切を渡らないで手前の道を右方向へ進んでください。

真っすぐ進んで行くと、左手に「しでこぶし公園入口」と書かれた看板が見えてきます。

看板の前を通りすぎ、更に進むと橋が見えてきます。

筆者のお勧めスポットは、橋を渡り右方向へ進み、道なりに森の中へ入っていきます。

1個所、注意が必要な分岐点があります。

×印方向には、コンクリートで舗装された道が続いていますが、そちらに進むのではなく、○印方向へ続く開けた道を進んでください。

少し歩くと、湿地帯に到着します。

小川が流れる湿地帯。

2024年4月6日撮影
2024年4月6日撮影

シデコブシのお花がチラホラと咲いています。

草刈り時に間違って伐採してしまわないように、札が付けられ大切に保護されているようです。

シデコブシのお花を紹介したいと思い訪れましたが、筆者が今回1番感動したのが、「ハルリンドウ」の群生です!

鮮やかなブルーが目を引く、ハルリンドウが満開でした!

写真ではお花畑感がお伝えしにくいのですが、いたる所に咲くハルリンドウが見事です!

ハルリンドウが咲いていることは事前に知っていましたが、まさか、こんなにも沢山群生しているとは思わず、現地に到着した瞬間、嬉しくて大興奮でした!

ハルリンドウについて調べてみると、花の時期は3月~5月頃。日光を受けると開花して、夕方になると閉じるお花のようです。

ハルリンドウの群生地の近くを流れる小川の音色も心地よくて、沼から聞こえる蛙の鳴き声も可愛い♪

周辺は遊歩道が整備され、気持ちの良いトレッキングが楽しめます。まだまだ書きたいことが山ほどありますが、長くなってしまうのでこの辺りで・・。

あ! 道中「蛇」に遭遇したので注意してください。(葉っぱと同じ色なので、気が付かないで踏んづけてしまったら大変です)

山の中に入ることに抵抗のある方は、永保寺案内所から永保寺に向かう途中にある、石畳の庭園付近にもシデコブシが植えられているのでご覧になってください。

満開を通り越し、少し散りはじめていました。

春はお花がいっぱいで嬉しい季節ですね!

ちなみに、多治見市の木は「シデコブシ」と「銀杏」。花は「桔梗」と「つつじ 」ですよ~♪

虎渓山のシデコブシ群生地

住所:岐阜県多治見市虎渓山町

地域ニュースサイト号外NETライター(多治見市・可児市)

可児市と多治見市に関する情報を発信していきたいと思います。

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