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ため過ぎNG!増え続ける書類を解決する『暮らしのプリント・書類整理術』(日常編)

鈴木久美子片付け・収納専門家

片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。

私は日々、片付けに悩むお客様のご自宅にサポートに行っていますが、その中でもお悩みが多いのは書類(郵便物やプリントなど)です。

つい後回しになってしまい山盛りの郵便物や書類(画像:お客様事例)
つい後回しになってしまい山盛りの郵便物や書類(画像:お客様事例)

苦手な方は、後回しにして、山盛りになってしまい、もうどうしようもない…、という状況になっていらっしゃる人もいます。

山盛りの書類の中には、不要な物もたくさんありますが、中には非常に重要な郵便物がまぎれていることもあります。

日々増え続ける郵便物やお便りをどのように管理していけばいいのでしょうか?

今回は日々家に入ってくる流動的な郵便物やプリント類についてご紹介します。

※保管が必要な取扱説明書や、保険関係などは別の記事でご紹介します。

書類分類は食器洗いと同じと考える!

書類整理は食器洗いと同じと考えて
書類整理は食器洗いと同じと考えて

いきなり何を言っているのかと思われますが、郵便物やお便りの処理は、毎日の食器洗いのように、習慣としてする必要があります。

書類が山盛りのご家庭にご訪問しても、シンクの食器は洗って、片づけていらっしゃることが多いです。

食器洗いも、面倒なことには変わりないのですが、食器はためてしまうと、不衛生になったり次の食事に使う必要があったりするから、という理由もあるのでしょうか?

皆さん、忙しくても、面倒でも頑張って習慣的にされていると思います。

郵便物も日々の食器洗いのように、やらなきゃいけない事と考えてください。

サイドテーブルの上が郵便物、お便りの一時置き場
サイドテーブルの上が郵便物、お便りの一時置き場

我が家の場合は、サイドテーブルが郵便物置き場と決まっています。

子ども達も、学校や塾から持ち帰ったプリントがあれば、必ずこの場所に置くようにしています。

このサイドテーブルの上がシンクの中だと思い、1日の終わりに郵便物やプリントがなくなるように処理していきます。

分類した書類の定位置を徹底して決める!

書類の定位置がない方が多いです。

決まった定位置がないから、郵便物を開けて、確認したあとの置き場所がわからず、その場にたまっていくという事になってしまうんです。

※重要保管書類は別の記事にてご紹介します。

日常的に入ってくる郵便物は、できればその日のうちに確認したいです。(もちろん忙しくて後日になる場合もあるかと思いますが、ご自身なりのタイミングを決めてください。)

扉裏に家族別の書類収納がある
扉裏に家族別の書類収納がある

我が家の場合は、リビング入り口に、家族が1日に何回も開けるような収納庫があるので、その場所に日常書類の定位置を作っています。

これは、扉裏でなくても、壁や冷蔵庫にペタペタ貼るという方法でもいいかと思います。

扉裏には、家族の人別に分別できるケースを取り付けています。似たような書類ケースも市販されていますが、我が家で使っているのは、ダイソーのワイシャツケースなんです。

この中に、分類した郵便物で一時的に保管が必要な書類を家族別に入れておきます。

(例:ワクチン接種券、ガン検診など紙で保管が必要なモノ)

さらに、その上には、直近のプリントなどはマグネットで貼っています。

定期的に入ってくる書類の定位置

家族別のプリント類の他に、クレジットカードの明細(家庭用)など、定期的に入ってくる書類は、別途定位置を作っています。

ざっくりとですが1年分保管し、新しい1枚を入れたら後ろから1枚抜いて処分という流れにしています。(事業用は別管理です。)

お金関係のボックスと、暮らし関係のボックスに大きく2つに分類しています。

どうでもいいけど一旦保管したいプリント類は?

とはいえ、必ず保管が必要なわけではないけど、ちょっと取っておきたいな、というプリントもありますよね。

(例:よくいくクリーニング屋の半額クーポン、行ってみたかったレストランの広告、行ってみたいイベント案内など)

使わないかもしれないけど、とりあえず置いておきたいプリントは、この引き出し内に保管しています。

1段高さ8cmくらいの引き出しですが、何年たってもパンパンになることはありません。

なぜかというと入れたタイミングなどで、下の方をチラッと見返して、期限が切れている物や、もう不要になったものを処分していっているからです。

引き出しに入れていく方法でも、ファイルボックスに投げ入れていく方法でも何でもOKです!ご自身のやりやすい方法で、保留BOXを決めてください。

見やすい場所に定位置を決めるといいと思います。

大事なことは、定期的に見直し処分していく習慣です!!

忘れてしまいがちな提出が必要なモノ

最後になりますが、プリントの中には紙で参加・不参加などと書き、提出しなきゃいけない物もありますよね。

最近は、ネットで解答できるものも多くなってきましたが、子どもの学校や習い事では、まだまだ、紙で提出が必要なモノがよくあります。

ちなみに、私は、整理収納アドバイザーをしているので、几帳面な性格、のように思われがちですが、かなりおおざっぱな性格ですし、仕事以外の事はついつい忘れてしまいがちです。

なので、提出が必要なモノはその場で書いてしまい、玄関ドアの内側に『提出』とかいたクリップに挟んで貼っておきます。

子どもの学校の提出物もあれば、自分が出す必要がある郵便物もそのようにしています。

入ってくるモノを減らす工夫もおすすめ

今回は、日々家に入ってくる郵便物やプリント類の整理、管理の方法をご紹介しました。

衣類や、日用品、雑貨類などは自分の意志で増やさないように適正量をキープすることもできますが、郵便物やプリントは望んでいなくても、毎日のようにどんどん家に入ってきてしまう、厄介なアイテムです。

ですので、習慣化していくことが非常に大切です。

毎日やらないと、大切な書類がみあたらなくなってしまう原因にもなります。

また、繰り返し来る不要なDMは受け取り拒否(サインor捺印)と明記し、郵便局に持っていくかポストに入れると、今後、DMが来ないようになります。

主婦の皆さんなら、分かってくれると思いますが、開封し、プラと紙と分類して処分するだけでも毎日たくさんやっていると本当に面倒なんです。

できるだけ入ってくるモノも減らしていく対策も試してみて下さいね。

プリント管理が苦手なんです。できないんです!と言っている方も、

『大丈夫!絶対できます。』

歯磨きを毎日できている皆さんなら大丈夫!まずは習慣になるまでは意識的にやってみて!!

筆者:鈴木久美子 (整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級)

InstagramYouTubeでは、片付けや収納などを中心に暮らしに役立つ情報を発信中!

片付け・収納専門家

整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストの資格を保有し、片付け・収納の専門家として活動中。個人宅の片付け、収納のサポートを中心に、講座、記事執筆、Instagram、YouTubeなどで暮らしに役立つ情報を発信している。TV(NHKニュース7、ZIP、ラヴィット、ズームインサタデーなど)メディア出演多数。整理収納アドバイザー2級認定講師として整理収納アドバイザーの育成もしている。

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