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独学にピッタリ「無料でできる英語勉強法3選」ひきこもり歴10年の翻訳者が教えます

鈴木隆矢翻訳家

こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。

私は中学生の時に不登校・ひきこもりになって、15歳から独学で英語を学びました。

結局、10年くらい家にひきこもっていたのですが、

今は人と話すことも好きになりましたが、10代・20代の頃は人とうまく話せず、

なので、オンライン英会話や英会話スクールにも通ったことがありません。

今回は私が今まで実践してきた独学でできる英語勉強法をご紹介します。
すべて、人見知りの方でも安心してできる無料の英語勉強法です。

独学でできる英語勉強法:その1「NHKのラジオ講座」

独学でできる英語勉強法の1つ目は「NHKのラジオ講座」です。

NHKの英語講座には、初級者向けの講座から上級者向けの講座まであるので、英語力に関係なく、利用できます。

今現在NHKラジオで放送されている主な英語講座は以下の通りです。

私は英語を学び始めて10年くらいNHKラジオの英語講座を毎日聴いていました。NHKラジオの英語講座は同じ内容を1日に3回放送していたのですが、3回聴いていました。

今は、ラジオだけでなくインターネットでも、好きな時間に番組を聴くことができるようになっているので、空いた時間に自分に合ったレベルの番組を聴いてみると良いと思います。

また、「自分は上級レベルだ」と思っていても、初級レベルの講座を聴くと新たな発見があったり、ということもよくあります。

基礎を固めるということは、どのレベルにあっても大切なことだと思います。

私が基礎英語を聴いていた頃はパックンマックンのパックンが「基礎英語3」のネイティブ講師をしていました。

独学でできる英語勉強法:その2「HiNative」

独学でできる英語勉強法の2つ目は英語アプリの「HiNative(ハイネイティブ)」です。

HiNative は国や言語について、その言語のネイティブやその国に詳しい人に直接質問することができる無料のアプリです。

私がネイティブの方と始めて英語で話したのは、HiNativeでした。オンライン英会話と違って、HiNativeでは文字での会話になるので、人見知りの人にとってはとても使いやすいのではないかと思います。

HiNative はTwitterとよく似ています。質問を投稿すると、その質問は HiNative のタイムラインに表示され、それを見たその言語のネイティブがその質問に答えてくれる、という仕組みです。

ただ、質問の仕方が悪かったり、質問する時間帯が悪いと、なかなか質問に答えてもらえないこともあります。

質問に答えてもらうコツは、英語で質問することと、アメリカやイギリスの深夜以外の時間帯に質問を投稿することです。

また、HiNative は日本語を勉強している海外の方も多く利用しておりますので、海外の方の日本語に関する質問に英語で答えてみるのも良いと思います。

私も、HiNative への恩返しのつもりで、よく日本語の質問にも答えていました。

英語で質問をしたり英語で質問に答えたり、というのは簡単ではないですが、簡単ではないのですごく良い練習になります。

HiNative は以前はすべての機能が無料で使えたのですが、今現在は一部の機能が有料になっています。ただ、無料版でも十分英語の勉強になります。

独学でできる英語勉強法:その3「Google検索」

独学でできる英語勉強法の3つ目は「Google検索」です。

これは、私が翻訳の仕事をするようになってから身に付けた勉強法です。簡単に言うと「Google検索を最大限活用しましょう」ということです。

Googleの活用法はいくつかあって、それを全て説明すると1万文字くらいになってしまうので、ここでは、Googleを使って英語を勉強するときの基本である「完全一致検索」のやり方について解説します。

完全一致検索は、2語以上から成る文字列を検索したいときに使うことができます。

完全一致検索のやり方はとても簡単で、検索したい文字列を「半角のダブルクォーテーション("")」で囲うだけです。例えば、「I love you」という文字列を含む記事を検索したいなら、"I love you" と検索します。

"I love you" と検索すると、「I love you」という文字列を含むすべての記事が表示されます。

「半角のダブルクォーテーション("")」で囲わず、単に I love you と検索した場合には、「I」と「love」と「you」が使われたすべての記事が表示されます。

例えば、「I love you」という文字列はなく、「I love him」と「You love her」という文字列がある記事の場合、その記事は "I love you" と検索した場合には表示されませんが、「半角のダブルクォーテーション("")」なしの I love you と検索した場合には表示されます。

完全一致検索をどのように英語の勉強に生かすかですが、私はネイティブチェックに使っています。

例えば、どこかのサイトが英語のフレーズを紹介していて、そのフレーズが本当にネイティブが使う自然なフレーズなのか確認したいなら、そのフレーズをGoogleで完全一致検索にかけることができます。

Googleで完全一致検索にかけて、アメリカやイギリスなど英語圏のサイトが書いた記事がヒットすれば、そのフレーズはネイティブが使う自然なフレーズであると判断できます。

また、英語の勉強にGoogleを使う場合には、Googleの言語設定は英語にすべきです。言語設定を英語にすると、言語設定が日本語の時とは検索結果が変わります。

最初は使いづらいかもしれませんが、長い目で見れば、やはり言語設定は英語にすべきです。

Googleの言語設定を英語に変更する方法は次の通りです。

Googleの言語設定を英語にする

①まずは、なんでもいいのでGoogleで検索してみてください。検索すると、画面に歯車マークが表示されますね。それをクリックしてください。

②次に、「クイック設定」の「言語(Languages)」をクリックしてください。

③「検索の設定」が表示されました。「English」にチェックマークを入れて、「保存」をクリックしてください。

これで言語設定が英語になります。

独学でできる英語勉強法:まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は独学でできる英語勉強法をご紹介しました。

私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『【社会人におすすめ】お金をかけない英語の独学勉強法』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介した「Google検索を使った英語勉強法」や「HiNativeの使い方」などについて、より詳しく解説しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

お読みいただきありがとうございました!

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。英語学習サイト『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』を運営。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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