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英語の勉強をやめたい人へ。英語独学20年の翻訳者が教える【勉強を継続する2つのコツ】

鈴木隆矢翻訳家

こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。

今回は英語の勉強を継続するコツについて解説します。

私は独学で英語を学んだのですが、特に英語の勉強を始めたばかりの頃は、毎日「やめたい」と思っていました。

今回は私がどのように「やめたい気持ち」を乗り越えてきたのか、やめたい気持ちの乗り越え方について解説します。

英語の勉強を継続するコツ:その①「ハードルを下げる」

人は何かを継続しようとするときに、何かしらのルールを自分に課すと思うのです。

例えば、英語の勉強であれば「毎日1時間英語を学ぶ」であったり、「毎日2時間英語を学ぶ」であったり。

そして、それが継続できなくなるときというのは、そのルールが守れなくなるとき。

もし仮にあなたが毎日1時間英語を学ぶことが継続であると考えているなら、英語の勉強がつらくなったときは、そのハードルを少し下げてみてはどうでしょうか。例えば、「毎日1時間」を「毎日10分」にするとか、「毎日1時間」を「1日おきに1時間」にするとか。

英語の勉強は一生続くものですよね。英語を学び尽くすということはないと思います。言語は変化するものですし、学ぶべきものは常に生まれています。「もう学ぶことはない」という状態になることは永遠にないのです。

ですから、英語は長期戦だと理解して、続けることを最優先する。1時間勉強するのが大変なら、それを10分にする、10分が大変なら5分にする。

継続することを最優先して、そのためならルールも変える。

継続できないからやめるというのは最も避けるべきことだと思います。継続するためなら、ルールも変える。10年、20年続けるつもりで、自分に課したルールを柔軟に変えることが継続へのコツだと思います。

つまらなくても、上達を感じられなくても、続けていれば、少しずつでも成長できる。とにかくやめないこと。やめないコツはルールを柔軟に変えること。

“If you get tired, learn to rest, not to quit.”

「疲れたらやめるのではない、疲れたら休むのだ」

Banksy(バンクシー)

英語の勉強を継続するコツ:その②「音楽を聞く」

英語の勉強を始めたばかりの頃は、英語を聞いても何を言っているか分からない、英語で言いたいことがあってもどう言ったらいいか分からない、そんなことの連続ですよね。

私もそうでした。私は英語の勉強を始めて、まず最初に出会ったのが、NHKラジオで放送されていた「英会話入門」という番組でした。

私は当時英会話入門以外に、基礎英語も聞いていたのですが、英会話入門はその他の番組とは全く違う番組でした。

一週間エルビス・プレスリーのみについて特集する週があったり、「洋楽を聞いて英語を学ぼう」という週があったり。

お話ししたとおり、私は英語の勉強を始めたばかりの頃は、毎日「英語をやめたい」と思っていたのですが、その中での唯一の楽しみは洋楽を聞くことでした。

今は分からないのですが、私がNHKラジオを聞いていた頃は、基礎英語でも月1回洋楽を流す回があって、それが本当に楽しみでした。

洋楽に限らず、英語に関して、何か楽しめることを見つけられると、つらいときにもそれを支えにできるのではないかと思います。

洋楽を聞く場合には、歌詞を理解できなくてもいいと思います。私も全然分からなかったので。分からないけど、聞いて、それをまねて、歌っていました。

英語の勉強を継続するコツ:まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は英語の勉強を継続するコツについて見ていきました。

私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『【英文法の勉強法】英語で文章を作るための2つのルール(初心者向け)』(外部リンク)という記事では、英語初心者の方に向けて、英語の基本的な文章の作り方について解説しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『【社会人におすすめ】お金をかけない英語の独学勉強法』(外部リンク)という記事では、英語中級者の方に向けて独学でできる英語勉強法をご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

お読みいただきありがとうございました。

翻訳家

JTFほんやく検定1級翻訳士。2014年より翻訳家。英語学習サイト『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』を運営。中学1年から約10年間ひきこもりを経験、その後土木作業員を経て翻訳家に。静岡県出身。

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