【東京都中央区】銀座が「銀座」と呼ばれるワケは2丁目にあった!中央区トリビア、その5
かつて「銀座」は地名ではありませんでした。
江戸時代、金を扱う「金座(きんざ)」という場所がありました。現在、日本銀行本店のあるところです。「金座」に対して、銀を取り扱っていた「銀座役所」が現在の銀座2丁目にありました。しかし、当時の地名は「新両替町」。「銀座」というのは、通称でした。
銀座中央通り、2丁目と3丁目の交差点の間に「銀座発祥の地」の記念碑があります。「銀座」が正式に町名として採用されたのは、明治2年(1869年)。その時、銀座役所はすでに移転していました。
銀座が現在のように繁華街の代名詞となったのは、戦後だそうです。有名百貨店が次々に進出し、いち早く戦後の焼け跡から復興しました。そして、全国各地に「〇〇銀座」と名付けられた商店街が誕生します。
現在、1丁目から8丁目まである銀座ですが、当初は4丁目までだったそうです。銀座2丁目は、ちょうど銀座のど真ん中にあたります。
今では、銀座の真ん中というと4丁目交差点を指すようですが、シャネル、ルイ・ヴィトン、カルティエ、ブルガリの高級ブランドが4つ角に店を構える銀座2丁目交差点も「銀座」の名にふさわしい、ラグジュアリーな交差点です。
【銀座発祥の地】
住所:東京都中央区銀座2-7