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破れた自転車のサドルを合皮はぎれ【百均】で張替え!旅に出るの前にメインテナンスを

たびんちゅや節約キャンプ研究家

自転車のサドルは経年劣化転倒で破れる事が良くあります。

キャンプでは自転車が夜露にさらされるので、サドルが破れていると中のスポンジに水分が浸み込みます。

そうなると、自転車に乗るたびにズボンのお尻が濡れてしまいますからね。

新しいサドルに買い替えるという方法もありますが、もっとリーズナブルに修理したい。

そこで、百均の合皮(合成皮革)を使ってシートの張り替えをしてみました。

百均の合皮

使用する合皮はダイソーさんで購入した「合皮端切れ - ベーシック系」です。

サイズは45センチ×60センチで、価格は110円(税込)。※2023年6月の価格

価格の割にはしっかりした生地です。

素材はポリウレタンなので良く伸びます。

サイズが大きいので2回分の修理が可能です。

破れたサドル

この破れた自転車のサドルを修理します。

まずは、サドルの裏側にある樹脂パーツを取り外します。

パーツはプラスネジで固定されています。

このパーツを取ると、サドルに張られている生地の切断面と打ち込まれたタッカーの針(ステープル)が現れます。

そして、精密マイナスドライバーを使って生地を押さえているステープルを持ち上げ、ペンチで外します。

サドルの生地はステープルでしっかりと押さえられています。

剥がした生地は固くなっていて、弾力もありません。

可塑剤が抜けた塩ビ生地のようにパリパリになっています。

クッション材は、まだまだ綺麗です。

合皮を張る

半分にカットした合皮を使います。

そのカットした合皮にサドルを合わせます。

合皮の生地はタッカーを使って固定します。

持っていた12mm×10mmのサイズのステープルだと針の足が長過ぎたのでニッパーで5mmにカットして使いました。

最初にサドルの前方部分をタッカーで固定します。

次にシートをピーンと張って後方部分を固定します。

この時、あまりテンションを掛けて張ると針穴が裂けてしまいます。

まあ、そこは百均クオリティーなので…

あまり引っ張ると針穴があく
あまり引っ張ると針穴があく

合皮が裂けない程度にテンションを掛けながら、次々にステープルを打ち込んでいきます。

ある程度、ステープルを打ち込んだところで余った合皮をハサミでカットします。

そして、側面も同様にステープルを打ち込もうとしたのですが、シートクランプを固定しているレールが邪魔で打てません。

そこで、ピストンスプレッダーで2本のレールを挟んで幅を狭めてみると、ギリギリの場所にステープルが打てました。

しかし、合皮生地にあまりテンションが掛からないので、この部分には生地の裏にボンドを塗って伸ばしながら張ることにします。

そして、奥まで打てなかったステープルは後からペンチの先で叩いて打ち込みました。

最後に樹脂パーツを元に戻して完成です。

所々、タッカー打ちに失敗したので合皮に穴があいてしまいましたが、ボンドを塗ったので大丈夫でしょう。

自転車にサドルを取付

合皮の生地を力いっぱい引っ張れなかったので、少々シワが出来ましたが使用に関しては.問題ありません。

見た目もそれほど違和感はありません。

サドルの前方部分。

サドルの後方部分

最後に

修理してから一週間ほど毎日自転車に乗っていますが今のところ問題はありません。

破れたサドルが直ったら、自転車でのキャンプ旅に出ても安心です。

ただ百均クオリティーの合皮、耐久性はいかに…

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