夏の沖縄キャンプは台風に御用心!【準備と対策】南の島でキャンプ旅するポイントを紹介
青い海を見ながら過ごす夏の沖縄での島旅キャンプ!
海から吹いてくる南風のおかげで、沖縄の夏は平均気温が28~30度と実は本州よりも涼しいのです。
南国のロケーション、珍しい食べ物、沖縄の方言などに心が癒やされます。
しかし、沖縄の夏と言えば【台風】が付き物!
台風が接近すれば飛行機は欠航、もちろん船も来ないのでスーパーの棚も空っぽ、暴風警報が出るとキャンプ場も追い出されます。
この記事では、私が実際に体験したトラブルから気付いた沖縄キャンプの対策方法を紹介します。
注意するポイント
飛行機で沖縄の島へ渡ってキャンプをする場合の注意点を以下に まとめてみました。
・台風が接近すると飛行機は欠航
・離島航路は波が高いと欠航
・荷物を別便で送ると大幅に遅延
・警報が出るとキャンプ場から要避難
・暴風警報が出るとバスは来ない
次の項では対策と準備について紹介します。
飛行機が欠航
夏の沖縄へ行く際は台風情報に注意しなければなりません。
しかし、沖縄へ出発する方の大半は数ヶ月前には航空券を購入していると思うので、台風が発生する可能性があるからと言って沖縄行きのフライトをキャンセルするのは難しいですよね〜
なので、夏に沖縄へ行くなら以下の覚悟と準備が必要です。
# 滞在が伸びても構わない予定にする
# 食費などの予算を多めに用意する
# 安宿情報もチェックする
# 欠航時の振り替えは早めにする
沖縄の台風は移動速度が遅く、長期に停滞することもあるので5〜7日は滞在日数が伸びる事を覚悟したほうが良いでしょう。
また、台風で欠航になったらフライトの振り替えを早めに取らなければなりません。欠航になった大勢の方が予約に殺到するので時間との勝負です。
ちなみに私は2023年に発生したUターン台風6号のおかげで航空便が欠航し、2度もフライトの振替手続きをする羽目になりました。
離島航路が欠航
宮古島や石垣島へは飛行機でしか行けませんが、沖縄本島ならフェリーで渡ることも出来ます。
移動時間は かかりますが、のんびりと過ごす船旅も楽しいです。
そして、大きな島から小さな離島へ船で渡ってキャンプすることが可能な場合もあります。
しかし、船は飛行機よりも欠航しやすいのが欠点です。
というのも、各離島を結ぶフェリーや高速船は台風が接近していなくても波が高いと欠航してしまうのです。
もし、沖縄の離島へ船で渡っている際に台風が発生したら。
# 旅の滞在予定日数を早める
といった事も選択肢に入れた方が良いでしょう。
飛行機が予定通りフライトするのに離島から戻る船が欠航して空港へ行けないというトラブルが発生する事態も想定されますからね。
荷物を別便で送ると大幅に遅延
LCC(格安航空)の中には、航空券が格安の代わりに受託手荷物が別料金になる場合があります。
Peachを例に挙げると、無料になる機内持ち込みの荷物サイズは3辺合計が115cm以内、重量は合計7.0kgまでとなっています。
流石にソロでもキャンプ道具をこのサイズ・重量に収めるのは無理がありますよね。
Peach(シンプルピーチ)の場合、受託手荷物料金は航空券購入時に支払えば1,950円、航空券購入後は2,490円、出発前の空港カウンターでは3,050円になります。
受託手荷物は1つあたり3辺合計が203cm、合計20kgまでとなっています。※2023年8月の情報。
そこで、事前に沖縄の郵便局止めや運送会社の営業所止めで荷物を送った方が安いと考える方もいると思います。
しかし、私はフライトの前日に石垣島へ送ったゆうパック(基本的に航空便)が何故か那覇空港で船便に変更されて受け取るのに一週間もかかった経験があります。
もちろん、電池類、スプレー、液体類、炭、コンロなどの危険物は入れていませんでしたが、私の推測だとX線検査で箱の中身がキャンプ道具と分かった時点で危険物と判断されたのでしょう。
台風通過後で海が荒れていたらしく、船便も大幅に遅れていました。
もし、ゆうパックで送るなら以下の対策が効果的でした。
# 送り状に記載する品名の他に電池なし・スプレーなし・ガスなし・コンロなし・液体なし と追記して危険物が無い事をアピールしておく
# 沖縄出発の一週間以上前に発送する
私は、この方法で石垣島から本州へゆうパックを使ってキャンプ道具を送りましたが、配達日指定をしなくても航空便で届きました。
ただ、積載スペースに限りがある航空便も荷物が多いお中元時期や夏休み期間は配送に遅延が発生する事があります。
なので、LCCでは別料金を払ってでもキャンプ道具は一緒に運ぶことをおススメします。
警報が出るとキャンプ場から退避
もし、キャンプ中に暴風警報が出た場合はキャンプ場から退避させられる場合があります。
石垣島の市営キャンプ場を例に挙げると、暴風警報が発令された場合は速やかに避難しなければなりません。
キャンプ場から移動してゲストハウスや民宿に泊まる、もしくは市が指定した避難所へ行かなければなりません。
そもそも、車がひっくり返るほどの暴風ですからね。
スーパーマーケットや商店も食材が売り切れて閉店を早めたりするので注意が必要です。
対策ポイントは以下になります。
# 市の避難所が利用可能か問い合わせる
# ATMで現金を引き出して用意しておく
# 商店から食材が無くなる前に確保する
ちなみに私も暴風警報が出てから速やかに退避しました。
暴風警報が出るとバスが来ない
レンタカーやレンタバイクを借りていれば移動に困りませんが、バス移動の場合は注意が必要です。
それは暴風警報が発令されると公共の交通機関は全てストップするからです。
最終手段でタクシーを呼ぶという方法もありますが、嵐になってからでは移動できなくなる可能性もあります。
石垣島のある八重山地方の場合、安全確保の為に早めに警報を出すという情報を耳にしたのでバス移動の方は早めに対策した方が良いでしょう。
最後に
基本的に夏に沖縄でキャンプをするなら予定通りにはいかないと思った方が良いと思います。
台風が来なくても波が荒れたら船は欠航するし、泡盛や珍しい食材を食べて体調を崩すこともあるでしょう。
それでも、美しい沖縄の海を見ながらキャンプするのは楽しいですからね!
波が穏やかならシュノーケリングも おススメです。