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【京都/福知山市】この麺、まるでゴムじゃないか!と叫びたくなるご当地グルメ

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。前回に続き京都府福知山市から食レポです。

福知山のご当地グルメと言えば「うす焼き」と「ゴムそば」、そして明智光秀ゆかりの御霊神社から南に徒歩5分の「お好み焼き めだか」を前回紹介しました。

カウンターだけの小さなお店ですが、味は美味しく、雰囲気もアットホームで良く「いい店に出会ったなぁ」と感じさせてくれます。

福知山市で古くから食べられているお好み焼き「うす焼き」は前回紹介した通りです。大阪風のお好み焼きが「あつ焼き」と呼ばれていたのは意外でした。
前回の内容はこちら

今回はその続きとして「ゴムそば」について!

ところで、ゴムそばって…

地元の方にお話を聞くと「ゴムそば」「ゴム焼きそば」と呼び方は様々、これは広東麺をアレンジしたオリジナルの麺で、茶色で輪ゴムっぽく見えることから名付けられたとか。

確かに、こうやってみると輪ゴムっぽい…。

この「ゴム焼きそば」は、戦後に福知山市で広く食べられたソウルフードの一つですが、現在は提供している店が少なくなり…

もはや「ゴム焼きそば」が食べられる店は、片手の指で数える程度の数になってしまったのだとか。え…。ちょっと衝撃的。つまり、貴重なご当地グルメなのです。

という事で、「ゴム焼きそば」を注文してみました!

見た目は、ほぼ普通の焼きそば、少し色は濃い感じ…かな。

先ほど輪ゴムっぽく見えた麺の味は意外とアッサリ系。

弾力と言うのか心地よい硬さを感じます。念のために言っておくと、ゴムのような噛みきれない食感はゼロです。袋に入った状態は確かに輪ゴムっぽかったけど…。

素朴で王道の美味しさ。うん、うまい!

また、ソースが自由に追加できるのも嬉しい。

「ゴムそば」と聞けば、なんだかトリッキーな料理でも出て来そうに感じますが、この福知山の地で長く愛されてきたご当地グルメです。

ただ、その存在感は徐々に小さくなり、地元の方でも知らないなんてケースもあるそうな。でも、それはあまりに勿体ない。残したいではありませんか。

だって…

「この麺、まるでゴムじゃないか」とか言い合って食べたいでしょ。その土地に根付いた魅力をいつまでも残したいものです。

<関連記事>
これは美味い!大阪人もハマる福知山市のお好み焼き(うす焼き)とは…

<店舗情報>
お好み焼き めだか
住所:京都府福知山市 字裏ノ北栄107
電話番号:0773-22-3271
営業時間: 16:00〜21:00
ランチ営業 金•土 11:00〜14:00
定休日:木•日•祝
駐車場:あり
(駐車場の詳細は公式インスタを参考に)
公式Instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:お好み焼き めだか様

はらぺこライター

アメリカや東南アジア、インドなどへの一人旅、タイの首長族の村に泊まった体験談など2005年から始めたブログをキッカケに旅行サイトから声がかかる。トラベルjpでは新人賞、年間アクセス1位賞、SNSで拡散されたソーシャル賞を受賞。またグルメサイトで連載、吉本興業の公式ライターなどを経て現在に至る。 当Yahoo!ニュース エキスパートでは主観的な目線で旅やグルメをテーマに記事を書いている。

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