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【滋賀/信楽】まるで洞窟カフェ!信楽焼の窯の中で珈琲が飲める穴場スポット「信楽陶芸村 奥忠左衛窯」

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。

今回は滋賀県甲賀市信楽町にある魅力的なカフェを紹介しましょう。このカフェを知ったら今すぐにでも滋賀に行きたくなるかも…。

ただ、出来れば平日に行った方が、ゆっくり過ごせておすすめです。

信楽(しがらき)と言えば、六古窯の一つに数えられる信楽焼が有名で、たぬきの置物でも知られている風情あるトコロ。

100年以上の歴史を持つ「信楽陶芸村 奥忠左衛窯」では、作り小屋見学や陶芸体験で知られていますが、ここにあるカフェが実に魅力的。

なんと、そのカフェは窯の中にあるんです。要するに昭和9年に築窯された「登り窯」が現在はカフェになっているというワケ。

ちなみに、「登り窯」の数は11あり、一番下の「火袋」として使われていた部分は当時の状態まま残されています。このように使用されていたんですね。

説明を聞くと…

この「登り窯」は、最初に火袋に火を入れ3日間で1300度に、すると隣の部屋は余熱で1000度くらいまで上がる。そして、300度分だけマキを投入し1300度にして焼き上げる。それを上の部屋へと順に繰り返し、一週間ほどで全ての部屋の ”焼き物” を焼き上げていたそうです。

そして現在、この窯は現役を退きカフェとして新たな人生を進んでいるという。それが「のぼり窯カフェ」です。

すっごく素敵だと思いませんか?

カフェになっている窯の中を見てみると…

想像以上に中は広く、洞窟のような雰囲気です。

わぁ…マジで凄いんですけど。

週末や連休は信楽に団体客が多いのもあり、予約しないと満席で入られないほど混雑するそうです。

ただし、平日はとっても静か。穴場スポットと言っても良いほどプライベート空間のようなタイミングに恵まれる事も多いそう。だから平日が狙い目です。居心地も抜群で、神秘的な洞窟気分が味わえます。

さて、この「のぼり窯カフェ」を利用する場合は、先に隣にある建物で受付をしてから利用になります。

ここでドリンクなども注文するのですが、ここのスイーツ(ロールケーキ、バームクーヘン・チーズケーキなど)はとっても美味しいので躊躇なく選びましょう。

こちらは「バニラアイスセット」の黒炭ロールケーキです。

地元朝宮の煎茶を使用したクリーム入りで黒と緑の大人な雰囲気。口に入れた味わいも甘さ控えめでアッサリしています。

そしてアイスコーヒーは信楽焼の「たぬきカップ」に入って来ました。可愛い! このカップは売店でも売られていますので、信楽土産としてもいいですね。

陶芸の町である信楽は散策するだけでも楽しいですが、カフェに入ると信楽焼の器が使われているので、楽しさが倍増します。その中でも、「のぼり窯カフェ」は、やっぱり外せません。本当におすすめです。

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<店舗情報>
のぼり窯カフェ&信楽陶芸村
住所:滋賀県甲賀市信楽町長野1131
電話番号:0748-82-0522
営業時間:10:00~16:00
公式ホームページ(外部リンク)
公式Instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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