Yahoo!ニュース

【神奈川/横須賀】ソーセージが15本だと!? 「横須賀海軍カレー本舗」で衝撃的な駆逐艦カレー

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は衝撃的なグルメを紹介しましょう。カレー好き、ソーセージ好きな方は必見です。って言うか、そのインパクトにきっと歓喜するはず。

ここは神奈川県横須賀市にある「横須賀海軍カレー本舗」です。諸説ありますが、一般家庭の定番メニューである”カレーライス”は、横須賀が発信の地と言われています。

時は明治時代、イギリス海軍で提供されていたカレー風味のシチューに小麦粉でとろみを付け、ライスにかけたメニューを軍隊食に取り入れたのがルーツなんだとか。その後、兵役を終えた兵士たちによりカレーは国内に広まったという。

この「横須賀海軍カレー本舗」では、当時の味を忠実に再現したカレー(よこすか海軍カレー)が食べられます。これは『海軍割烹術参考書』(明治41年)のレシピをもとに現代に復元したカレーで、原則として横須賀市内でしか提供されていません。

という事で…やって来ました。

1階は物販、2階がレストラン。戦艦三笠の船内をイメージした店内には、当時流行っていたとされるBGMが流れています。

さて、今回注文したのは、歴史ある味を再現した「よこすか海軍カレー」ではなく、衝撃的なビジュアルの「島風カレー」というソーセージ15本入りのカレーライス。

ただ、この島風カレーは ”よこすか海軍カレー” ではなく ”ビーフカレー” になります。

繰り返しになりますが、少しややこしいので整理すると…

「よこすか海軍カレー」は、当時の味を忠実に再現したカレーライスのこと。この島風カレーはビーフカレーです。メニューにはきちんと書かれていますのでお間違いなく。

ちなみに、同店のカレーは艦艇の名前が付けられ、この島風カレーは「駆逐艦 島風型1番艦」がモデルとなっています。説明には「魚雷兵装が5連装水上発射管×3」とありますが…

要するに、魚雷をソーセージで表現しているというワケ。単にソーセージ山盛りではなく、15本という数字(5連装水上発射管×3)には意味があります。

カレールーは、程良い辛さのビーフカレー。

それにしても…

このインパクトはお見事。

不思議なことに、だんだんソーセージが魚雷に見えてきました。

このソーセージに刺さっている旗は「Z旗」です。

日本海海戦のとき、Z旗を旗艦「三笠」のマストに揚げて「皇國の興廃この一戰にあり、各員一層、奮励努力せよ」と連合艦隊司令長官の東郷平八郎の号令を全軍に伝え奮戦し大勝利を収めたのは有名な話として残されています。

カレーをドバっとかけて、食べてみると…ソーセージのプリッと感がたまりません!弾ける食感、そしてビーフカレーの旨みがキリッと際立ちます。

さすがに、「一人で15本のソーセージは食べ過ぎかな?」と思ってしまいますが、この満足感、充実した気持ち、この衝撃的な出会いに感謝したい。ソーセージが好きな人は絶対にハマる見事な一品と言えるでしょう。

横須賀海軍カレー本舗
住所:横須賀市若松町1-11-8 YYポート横須賀
電話番号:046-829-1221
(レストラン予約:046-829-1229)
営業時間:11:00~16:00(LO15:30)
※土日は20:00まで(LO19:30)
定休日:なし
公式ホームページ(外部リンク)
公式Twitter(外部リンク)
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

旅人間の最近の記事