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【相模原市】露天風呂が最高!知る人ぞ知る穴場の「源泉かけ流し」藤野やまなみ温泉

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は神奈川県相模原市緑区にある”源泉かけ流し”の天然日帰り温泉施設「藤野やまなみ温泉」をリポートしましょう。ここは「知る人ぞ知る穴場の…」と言いたくなる素敵なトコロ。”若返りの湯”としても知られています。

JR藤野駅から車で約8分ほど、藤野町立牧野中学校跡地にある同施設は8月にリニューアルオープンしました。

一切水を加えていない源泉100%の天然温泉。泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉のアルカリ性温泉で良質成分が豊富に含まれています。そして源泉38~39度、体感としては少しぬるめですが、体の芯までしっかり温まります。

露天風呂「湖の湯」
露天風呂「湖の湯」

露天風呂は「湖の湯」と「森の湯」の2タイプあり、1週間ごとに男女の入れ替え制。正面には目隠しフェンスが殆どなく、開放感ある景観に心もほぐれます。

偶然にも立ち寄った時間帯は夕暮れ時、空の色が青から黄金色に変わるタイミングだ。目の前に広がる木々は夕陽を背景にシルエットとなり、陽が沈むとグッと冷え始める。気温が下がると露天から湯気が立ち上がり、なめらかな湯はますます体に馴染んでゆく。

きっと、夜になると満天の星空が見えるのではないだろうか。

ちなみに、目の前の木々は桜。春には一面が桜景色になり花見をしながら温泉が楽しめるそう。その様子は公式サイト(外部リンク)にてご確認下さい。

補足ですが…

相模原市緑区は都市部と緑豊かな山間部が共存する日本でも珍しいエリア。その中でも「都心に一番近い里山」と呼ばれている藤野は「伝統芸能と芸術のまち」としても知られています。自然の中に芸術作品の数々がみられます。

例えば、温泉施設の駐車場にあるデザイン マンホール(中山間地域PRマンホール蓋)。ここには山の中にラブレターが描かれていますが、この風景は実在しています。

こちらは高橋政行さんの『緑のラブレター』という作品。中央自動車道からも見えますので、ご存知の方も多いかもしれませんが、目にしたら良いことがありそうですよね。

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更に、山の中に目玉がギョロリとある『山の目』という作品も面白いです。

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この一帯は旧藤野町、ここには「芸術の道」と呼ばれるアート作品を鑑賞しながら散策が楽しめる1周約6.3kmのコースがあります。JR藤野駅の改札横にある観光案内所「ふじのね」で芸術の道に関するコース案内パンフレットが入手出来ます。

そして、館内に入ると目の前には開放感のある中央ホールがあり、地元の津久井産材を使用したフローリングがパッと目に入り、お土産物が並んでいます。その奥に「相模」の文字の入った凧がかざられていますが、これは「相模の大凧」を極少にしたレプリカ。

相模原市では、毎年5月4日、5日に「相模の大凧まつり」が開催され、新戸の8間凧(はちけんだこ)が有名で、その大きさは14.5m四方(64坪、128畳)、この大凧を揚げるには風速10~15メートルの風と総勢100人の人間が必要という。

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おすすめのお土産物

この藤野地域では古くから多くの農家で休耕地畑に「ゆず」を植え付ける習慣があります。清らかな空気と太陽の光の中で育まれたゆずは、香りの良さが特徴で「ゆず」を使った特産品が沢山売られています。その代表例の一部をあげてみましょう。

藤野産ゆずの爽やかな風味と香りを活かした炭酸飲料「藤野ゆず坊サイダー」

フルーティーで爽やかな味の「藤野ゆずシャーベット」

藤野産ゆずを丸ごと使ったすっきり爽やかな「藤野ゆず塩」

地元で採れたゆず特有の爽やかな苦みを生かした「藤野ゆずジャム」

本醸造醤油とワインビネガーをブレンドし、さらに藤野産のゆず果汁をあわせた特上のゆずポン酢「藤野ゆずの尊」

他にも色々と売っていますが、藤野地域に来たら「ゆず」がおすすめです。風呂上りには冷えた「藤野ゆず坊サイダー」はぜひ飲んで欲しい。

藤野やまなみ温泉
住所:神奈川県相模原市緑区牧野4225-1
電話番号:042-686-8073
営業時間:10:00~21:00
定休日:水曜日(水曜日が祝日の場合は営業)
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)
※取材協力:藤野やまなみ温泉
(館内は特別に許可を頂き、取材として撮影しています)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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