はらぺこライターの旅人間です。今回はカレーが好きな大阪人なら誰もが知るスパイスカレーの名店「Columbia8」について。本店は北浜にあり、今回紹介するのは堺筋本町店です。

多くのサラリーマンやOLさんが行き交う地下鉄の堺筋本町駅から南へ数分歩いた雑居ビルの奥。路上に看板がなければ見つけるのは不可能に近い。そんな隠れ家的な立地にある小さなカレー屋がColumbia8堺筋本町店である。

お店の前まで来ると、洒落な雰囲気で外観だけ見るとカフェやバーにも見える。

店内はカウンターを中心とした小さなお店、お店の方とお客さんとの距離は近く、丁寧な接客が印象に残る。ところで…

なんだろう？これ…

初めて利用する人にとっては”謎かけ”のような文字が目に入るはず。「右手にスプーン、左手にししとう！」とは一体？

定番のキーマカレーを注文して料理が到着するとスタッフの方から丁寧な説明が入る。「右手にスプーン、左手にししとう！」とは、いわば独特のスタイルでより美味しくカレーを食べる指南書のようなもの。

要するに、最初に”ししとう”をかじって口に苦味を含んでからカレーを食べるとスパイスの香りがフワッと広がるというのだ。実におもしろい！

ちなみに、同店では全品にグレープフルーツジュースが付く。これにも意味があり、このグレープフルーツジュースの酸味と苦味が口の中をリセットし、スパイスの味を際立たせる効果があるそう。

要するに、「ししとう」→「カレー」→「グレープフルーツジュース」→そして再び「カレー」と言った流れが推奨だとか。ししとうは最初に一気に食べても良し、サイクルにのせても良し。そこはお好みで。やっぱりおもしろい！

”ししとう”が苦すぎたり、辛すぎたりしたら…

そんな心配をしながら手順通りに食べてみたら、ビックリするほど食べやすい。極端なことを言えば、苦さや辛さよりスパイスの旨みが圧倒的に際立つといった感じである。でも汗は大量に噴き出している。本当に魔法のようだ。

大阪はスパイスカレーの人気店が沢山あるが、その中でも同店はパイオニア的な存在として有名。Columbia8 の味を知らすしてスパイスカレーは語れない。

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