Yahoo!ニュース

【泉南市】3年ぶりに開催!『熊野街道信達宿のふじまつり』最新の開花状況を現地リポートでお届けします。

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉南市・泉佐野市)

熊野街道の春を彩る『信達宿の野田藤』が早くも見頃を迎え、4/16(土)より一般公開がスタート。

故 梶本昌弘さんが丹精込めて育てた1本の“野田藤”が幅30m、奥行27mを超える見事な藤棚となって訪れた人々の目を楽しませてくれています。

「4月17日撮影」
「4月17日撮影」

見事な藤棚に感動!

4/17現在「8分咲き」。例年よりも開花が早く、今週が見頃とのこと。みなさんお早めに足をお運びください!

写真を撮る人、小さな子ども連れのご家族、ご年配の方など多くの人で賑わっていました。この様子からも多くの方々が、3年ぶりの『ふじまつり』を楽しみにされていたことが伺えます。

『ふじまつり』期間中(一般公開含む)は、藤棚のそばに鑑賞台が設置され、高い場所から藤棚を鑑賞することができるそうですのでさっそく上ってみましょう。

協力金(100円)は任意とのこと。お納めいただかなくても鑑賞台に上がれます。
協力金(100円)は任意とのこと。お納めいただかなくても鑑賞台に上がれます。

急勾配の階段ですので足元に気をつけて上がりましょう。
急勾配の階段ですので足元に気をつけて上がりましょう。

わー! 圧巻の景色! 高いところから眺めるイメージを膨らませていましたが、満開の藤の花との距離も近く、まるで紫色の雲の中を泳いでいるようです。

藤の花言葉は「優しさ・歓迎」。3年ぶりの賑わいに、心なしか藤の花もわたしたちを歓迎し、よろこんでいるように感じました。

かんざしのような長い花を下垂させて咲く藤。上の方から咲き始め、長い房状の花の先端が咲く頃には上の方の花は萎れ始めてしまうそうです。

「鑑賞台」からの眺めを楽しまれたい方は、お早めに会場に足をお運びくださいね!

会場内では、“藤”をイメージした手作りのアクセサリーや地元野菜、切り花なども販売されていました。

会場の敷地横にはシフォンケーキのお店も♪ 藤の花の鑑賞後のおやつにいかが?

会場のそばには、正絹着物生地を使用した創作あかりの展示や、ご朱印帳などの和雑貨を販売するお店もありました。(『ふじまつり』開催中のみ営業。)

藤の花の鑑賞のあとは、お買い物を楽しむのもいいですね。

『平成の花咲か爺さん』と呼ばれた 故 梶本昌弘さんが、生け花の残り藤から大事に育てた1本の野田藤。今では4万を超す花房をつけるほどの立派な藤棚に成長。

故人の遺志を継ぎ、樹齢42年の藤の木を守り続けた「藤保存会」のみなさんのご尽力で、今日に至ることに感謝の気持ちでいっぱいです。

「平成の花咲か爺さん」こと、故 梶本 昌弘さんのご子息の梶本 和宏さん。

「わたしたちが大切に守り続けてきた藤棚を、ぜひ多くの方に見ていただきたい」と熱く話してくださいました。

たくさんの人の想いによって守られ続けた『信達宿の野田藤』

42年の時を経た “癒しのシャワー” が、きっとみなさんの心にも降り注ぐことでしょう。

さあ、これからが見頃です。お早めにお出かけくださいね!

地元有志からなるボランティア団体「藤保存会」のみなさん。(後列中央 梶本 和宏さん)
地元有志からなるボランティア団体「藤保存会」のみなさん。(後列中央 梶本 和宏さん)

【基本情報】

「熊野街道信達宿のふじまつり」
【藤棚一般公開】2022年4月16日(土)~24日(日)
【ふじまつり開催期間】2022年4月23日(土)・24(日)
一般公開期間中はご自由にお入りいただけます。(10:00~19:00)
*中庭は17:00で閉鎖します。
*マスク着用など、感染対策をしてお越しください。

開催場所:〒590-0522泉南市信達牧野1338(梶本邸)
Tel: 090-4281-8741(但し、開設期間3/1~5/15のみ)
駐車場:会場から徒歩8分の「長慶寺」の駐車場をご利用ください。(無料)
*「熊野街道信達宿のふじまつり」開催にあわせて「SENNAN LONG PARK」とふじまつり会場近くを行き来する 無料シャトルバスの運行があります。
【運行日】2022年4月16日(土)、17(日)、23(土)、24(日)
【発着場所】SENNAN LONG PARK(サザンぴあ近く)~ふじまつり会場近く(旧JA大阪泉州信達支店)
令和4年度ふじまつり無料シャトルバス運行のお知らせ(外部リンク)
開花状況、その他詳細につきましては「藤保存会」公式HP(外部リンク)、泉南市「恋するせんなん」公式HP(外部リンク)よりご確認ください。

取材協力 熊野街道信達宿「藤保存会」会長 梶本 和宏様

ライター(泉南市・泉佐野市)

なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちの町のちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。皆様の日常がもっともっと楽しくなりますように。

旅する日々の記憶と記録。matka08の最近の記事