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【泉南市】金熊寺梅林で「ごはん」や「カフェ」をたのしむイベントが大盛況!次回開催日3/12ごろ満開か

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉南市・泉佐野市)

梅の花のつぼみがほころびはじめ、なにをするにも心地いい季節到来です。

昨年に引き続き「金熊寺梅林(きんゆうじばいりん)」では、梅の花を愛でながら「ごはん」や「カフェ」をたのしむイベント「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」が開催され、イベントをたのしむ人たちで会場が埋め尽くされました。

金熊寺梅林組合員でもあるノブさんを中心に有志らが集まって結成された「きんゆうじめんばー」。世代交代の波によって廃れつつある梅林を守りたい、と話されます。

昨年は1日だけの開催だった同イベント。好評につき今年は3月5日(日)3月12日(日)2週にわたって開催が決定しています。

昨年は開花が遅く、イベント終了後に梅の花が満開になる様子をお伝えしましたが、今年は今週末に満開を迎えるかも?と関係者の声。

3月12日(日)のイベント時に満開を迎えるのでは?!と期待も高まります。

*昨年の「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」は3/6のみの開催

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「金熊寺梅林」へのアクセスは泉南市観光協会HP「恋するせんなん」(外部リンク)または、前回の記事よりご確認くださいね。

昨年有料だった駐車料金(500円)が今年は無料に。

引き続き「金熊寺梅林のイベント継続と梅林の保全の為にご協力お願いします」とのこと。

イベントは「金熊寺梅林組合駐車場」の一部のスペースで開催されます。

駐車場付近に咲く梅の花が早くも満開に!紅白梅と青空のコントラストの美しさに心躍ります。

(2023年3月5日撮影)
(2023年3月5日撮影)

(2023年3月5日撮影)
(2023年3月5日撮影)

まずは、遊歩道を散策しながら丘の上まで歩いてみたいと思います。

遊歩道入り口付近にも枝垂れ梅や、紅白梅が寄り添い花を咲かせていました。

(2023年3月5日撮影)
(2023年3月5日撮影)

遊歩道入り口
遊歩道入り口

遊歩道脇にもつぼみがほころび可愛らしい花を咲かせる白梅の姿が。

(2023年3月5日撮影)
(2023年3月5日撮影)

のどかな風景に癒されながら歩みを進めます。

全体的には3分咲きほどの印象でしょうか?

*3月5日撮影

菜の花畑が一足はやく満開を迎え、梅林に彩を添えてくれています。

可愛らしい看板を発見! ドラム缶Pizza? 早く食べたい!

かかし? あとで聞いたお話なのですが、こちらの区画は「きんゆーじめんばー」のノブさんのお父様が管理されていた土地だそう。小さい頃よく遊びに来ていたというノブさんは、お父様が亡くなられたあと自然と心が赴き梅の管理をはじめられたそうです。かかしが来ているジャンパーは、お父様が着ていた泉州マラソンのボランティアジャンパー。ユーモアたっぷりで訪れる人に声援を贈ります。

海外からのお客さんも?

泉南市の山間部、東信達地区にある金熊寺の梅林は約300年前から栽培されており、梅林の名所として古くから親しまれています。かつては2000本ほど植わっていた梅も管理者の高齢化によって少しずつ減ってきているそうです。

それでも、これほどの広大な敷地に梅が咲き誇る景色はなかなか他では見ることができません。満開にはまだ早く、できれば今週末に来てほしかった! と外国人観光客に向けて日本人を代表して心の声を送りました。

山頂は、ほぼ満開に!

(2023年3月5日撮影)
(2023年3月5日撮影)

(2023年3月5日撮影)
(2023年3月5日撮影)

山頂までゆっくり写真を撮りながら歩いても約20分。1キロほどの遊歩道はちょっとカラダを動かしたい方のウォーキングコースとしても最適です。

そろそろお腹もすいてきたので「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」の様子を見に行きたいと思います。

緑に癒されながら下山します。ウォーキングは朝の光が美しい午前中がおススメ。

日々の生活の中でも光を意識するだけで違った景色が見えてくることがあります。

お昼前頃には「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」の会場は多くの人で賑わっていました。20台駐車できるスペースもあっという間に満車に近い状態に…。

*近隣に有料駐車場もあります。

午前中に撮影したドライフラワーが飾られた素敵な設えのテーブル。さりげなく並べられたテーブルもセンス良く、何気ない気配りがイベント気分を盛り上げてくれています。

3月5日(日)の取材日は、豚汁ドラム缶ピザコーヒーアメリカンスコーンアンティークショップ手づくりブローチレコードショップなどのお店が軒を連ねていました。

*次回のイベント3月12日(日)は、一部出店者が異なりますのでご注意を。

「豚汁」300円(税込)
「豚汁」300円(税込)

「DRAM PIZZA(ドラム ピザ)」
「DRAM PIZZA(ドラム ピザ)」

「バジル」 800円(税込)「マヨコーン」 800円(税込)「ペペロニ」 900円(税込)、ほかドリンクなど。

おいしそう!
おいしそう!

わたしも「バジル」をいただきました。パリッと焼き上げられたクリスピー生地に、“たっぷりのチーズとバジル香る”ツウもよろこぶ本格派の味に、あらためて「外ごはん」がおいしくなった幸せを痛感しました。

ドラム缶で焼く工程からたのしめる「DRAM PIZZA(ドラム ピザ)」は、子どもたちにとっては“体験学習”のよう。

お手伝いする子どもの微笑ましい姿も。ドラム缶でピザが焼けるなんてすごいね!

早く焼けないかなー
早く焼けないかなー

豚汁も食べたんだね♪
豚汁も食べたんだね♪

「珈琲」400円(税込)
「珈琲」400円(税込)

珈琲好きが高じて初出店したという男性は、普段は別のお仕事をされているそう。

近頃、「外で飲む珈琲」のクオリティーが格段にアップしたことを“珈琲好き”としてはうれしく思います。

丁寧にドリップされた珈琲を梅の花を眺めながら青空の下で飲めるなんて最高に幸せ。

急遽、「ドーナツ」のピンチヒッターとして登場した「アメリカンスコーン」

「百花蜜プレーン」「アーモンドプードルくるみ」「アラスカ産ワイルドベリー塩チョコ」「カマルグの塩キャラメルナッツ」「伊藤久右衛門 抹茶とくるみとホワイトチョコ」各500円(税込)

大好評であっという間に売り切れていました。

昔なつかしい「アンティークショップ」やユニークな「手づくりブローチ」、昭和世代にはうれしい「レコード」の販売もあり、お店を行ったり来たりする人たちで賑わいを見せていました。

「アンティークショップ」
「アンティークショップ」

「手づくりブローチ」
「手づくりブローチ」

「レコードショップ」
「レコードショップ」

そして「金熊寺梅林」のおばさまたちも負けていませんよ。

「ゆず大根」200円(税込)「よもぎもち」200円(税込)「黒米入おにぎり」1コ150円(税込)「梅干し」100g 500円(税込)「黒米」200g 300円(税込)など。

早々に薪で炊いていた「黒米入おにぎり」は早い時間に売り切れ。

あー、食べておけばよかった。

昨年に引き続き「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」を企画・開催した「きんゆうじめんばー」の方々。左上から時計まわりに山本さん、けいすけさん、しょうさんとあんなさん(DRAM PIZZA)、そして「金熊寺梅林組合」福本会長とピースサインで微笑むノブさん(右)。

今回のイベント用に作成されたおしゃれなポスターは、なんと「DRAM PIZZA」のあんなさんがデザインされたそうですよ。会場では「ポスター素敵!」とどよめく声も聴こえ、集客の一助になっていることは間違いないようです。

「金熊寺梅林」を次世代へ受け継ぐ架け橋となりたい地域を盛り上げたい、という想いで集まったメンバーは、今回のイベントの予想以上の反響にとてもよろこんでいらっしゃいました。

「今後は1キロほどの遊歩道を使って楽しめるイベントを企画していきたい」とキラキラした瞳で語るノブさん。

山本さんとあーでもない、こーでもないと話されていた最後に「続けていればきっと良いことあるよね」「うん、きっとあるよ」と笑顔で締めくくられていたのが印象的でした。

次回の「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」は、

3月12日(日) 10時~16時

です。

3月5日(日)とは一部出店者が異なります。

最新の出店者情報は「きんゆーじめんばー」公式インスタグラム(外部リンク)よりご確認くださいね。

梅を愛でながら「ごはん」や「カフェ」をたのしめる素敵なイベントにご家族やご友人と足を運んでみませんか?

【基本情報】

イベント名:「UME FESTIVAL(ウメ フェスティバル)」
開催場所:金熊寺梅林組合駐車場
住所:〒590-0514泉南市信達金熊寺地区
駐車場:あり(20台) 
アクセス:金熊寺梅林組合の駐車場(外部リンク)参照
JR阪和線「和泉砂川駅」泉南市コミュニティバス「さわやかバス」(山方面回り)「砂川駅前」バス停より約12分「東小学校前」下車 徒歩2分
南海本線「樽井駅」泉南市コミュニティバス「さわやかバス」(山方面回り)「樽井駅前」バス停より約25分「東小学校前」下車 徒歩2分
さわやかバス(山方面回りコース)の運行本数は1日6本です。「泉南市さわやかバス」(外部リンク)から時刻表をご確認の上お出かけ下さい。
取材協力 「金熊寺梅林組合」 NOBU.(ノブ)様と「きんゆーじめんばー」のみなさま
*記事内容は取材当時のものです。

ライター(泉南市・泉佐野市)

なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちの町のちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。皆様の日常がもっともっと楽しくなりますように。

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