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【泉南市】街に突然現れた「メルヘンチックな屋台」のレベルが高すぎる。「丹波地鶏」の焼き鳥を食べてみた

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉南市・泉佐野市)

JR和泉砂川駅から徒歩8分ほどのところに突然現れたブルーの屋台。気になっていた方も多いのではないでしょうか。

「なんだ、なんだ、このメルヘンチックな屋台は…」と、わたしもずっと気になっていました。

JR和泉砂川駅付近といえば、焼き鳥屋もあるし、わざわざ屋台で買う人いるのかな?など、いつ開いているかもわからない屋台をスルーする日々。

うーん、でも気になる。一度、買ってみるか! と突撃取材をしてみることに。

裏口のドアを叩くと、中からひょっこり顔を出したのは北川さんといういかしたおじさん。「うちみたいな小さい店、取材なんかしても仕方ないで~」と照れ笑いされるも「そういう店がいいんです」と懇願し、渋々了承をいただきました。

以前は新家で営業していたという焼き鳥・たこ焼き「湧水(ゆうすい)」

今年の3月に信達牧野に移転してきたのだそう。

メニューはこちら。

「モモ」1本 170円「ねぎま」1本170円「つくね」1本170円「砂ずり」1本170円「こころ」1本170円「かわ」1本170円「たこ焼き」9個500円、すべて税込。焼き鳥は各種「塩」「タレ」を選べます。

「たこ焼き」のソースのレパートリーも豊富。

どれも一般的な焼き鳥屋台のメニューのように感じますが、おっと目を惹く“こだわり食材”の文字を発見。

うっすら見える「泉州蛸」と主張強めの「丹波地鶏」

これは期待できるかも?

撮影の間も気さくな北川さんとおしゃべりを楽しみ、趣味のサボテンや店舗裏で育てているメダカを見せていただくも肝心の北川さんの撮影はNG。気さくな方であることは間違いないので、どうかご安心を。

「植物やメダカはわがまま言わんやろ? 笑」と北川さん
「植物やメダカはわがまま言わんやろ? 笑」と北川さん

「たこ焼き」、「モモ」タレ、塩、各2本ずつ、「ねぎま」2本、「かわ」2本、「砂ずり」2本、「つくね」2本をオーダーしました。

ビッグサイズの「たこ焼き」は、食べ応え抜群! 

1個がずっしり重い
1個がずっしり重い

ひと口食べると、まず生地の美味しさに感動。

持ち帰り後、すこし冷めたものを食べたのですが、熱々じゃなくても十分美味しいです。出汁のきいた生地は、皮はしっかり、中はふんわり。専門店の“美味しいたこ焼き”を食べたのは久しぶり…と感じたほど。

ゴロンと“泉州だこ”が顔を出しました!
ゴロンと“泉州だこ”が顔を出しました!

続いて「モモ」「砂ずり」「かわ」の“塩”バージョン。

ガス火で焼いているそうですが、食べた瞬間「炭火焼?」と思うほど、香ばしさが口の中に広がります。

鶏にはこだわっている。スーパーの鶏とは比べものにならん」と北川さんが豪語するのも納得。「丹波地鶏」の焼き鳥は、どれも弾力があって噛めば噛むほど旨味が染み出てきます。あまり「焼き鳥」で“塩”を選ぶことがなかったのですが、鶏本来の旨味を楽しみたいなら“塩”をおススメします。

と言っても甘く香ばしい“タレ”も捨てがたいもの。

結局、どちらも頼んじゃうんですよね。

串に刺さった肉が、しっかり大きいことと弾力がある感じ、写真からも伝わると思います。「ねぎま」の命でもある「ねぎ」の大きいこと。

プリプリの鶏と、甘~いねぎ。“タレ”で食べたら“塩”でも食べたくなりました。

そしてうれしいのが「追いダレ」用に一つ“タレ”が付いてくること。

もちろん、「追いダレ」します
もちろん、「追いダレ」します

あ~、やっぱり“タレ”も美味しい。我慢できずに思わずビールをプシュッと開けてしまいました 笑。

ガツンと生姜のきいたこの「つくね」。想像以上にふわふわで美味しい。これは感動レベルです。

聞くところによると、焼き鳥・たこ焼き「湧水(ゆうすい)」は、元々和歌山の「鶏専門店」が出していたお店なのだそう。

どうりで美味しい訳だ、と納得。

作り置きはせず、注文を受けてから焼きはじめるスタイル。「お待たせすると申し訳ないので電話予約をしていただけるとありがたいです」と北川さん。

街に突然現れた「メルヘンチックな屋台」は、良い意味で期待を裏切る こだわりの“焼き鳥・たこ焼き専門店”でした。

まだ食べたことがないという方は、必食の価値ありですよ。

店舗横には、座って食べられるスペースも
店舗横には、座って食べられるスペースも

【基本情報】
店名:焼き鳥・たこ焼き「湧水(ゆうすい)」
住所:泉南市信達牧野838-7
Tel:090-3488-6646(ご注文は電話予約をしていただけるとスムーズです)
営業時間:14:30~18:30頃
定休日:不定休
取材協力 焼き鳥・たこ焼き「湧水(ゆうすい)」 北川様
*記事内容は取材当時のものです。
*営業時間は変わる場合もあります。
*未成年の飲酒は法律で禁じられています。

ライター(泉南市・泉佐野市)

なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちの町のちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。皆様の日常がもっともっと楽しくなりますように。

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