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【泉南市】な、なんだこの美味しい食べものは..!人気スイーツ店こだわりの秋限定菓子に衝撃をうけた日

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉南市・泉佐野市)

知っているようで知らない、食べた気になっているけど ちゃんと食べていないものっていっぱいあるなと感じます。

世の中にはまだまだ知らない美味しいものがたくさんあると思うと、長生きしたくなるし、生きることが楽しくなります。

今回は、人気スイーツ店の秋限定菓子 『揚げたてベニエ』の話。

生まれてはじめてちゃんと食べたその味は、ふんわり軽く、サクっともっちりした食感。「な、なんだ この美味しい食べものは!」と強い衝撃をうけました。

そもそも『ベニエ』って何? と思う方のために簡単にご説明を。

『ベニエ』とは、フランス語で「揚げた生地」を意味する言葉。生地を油で揚げた「ドーナツ」に似た食べもので、フランスではこの生地の中にフルーツを入れて揚げたものの総称を『ベニエ』と呼ぶのだそう。

ただの “揚げた生地” でしょ? と侮るなかれ、これが最高に美味しいのです。

今回は、安心安全な食材にこだわり、旬のくだものを贅沢に使用した「かき氷」で人気の「Bake icoi(ベイク いこい)」秋限定スィーツ『揚げたてベニエ』をご紹介します。

男里の「ホテル・ザ・ネクスト関空」のそばにあるお店は、“お店”というより“友人宅”のようにラフでフレンドリーな佇まい。(「ホテル・ザ・ネクスト関空」(Googleマップ参照)の並びにある駐車場看板が目印)

7台駐車可
7台駐車可

10月の営業日は、金曜土曜日曜13時~17時11月以降は、水曜~日曜(月・火定休)の13時~17時となります。

*10/21(土)臨時休業

店舗内は “土足厳禁”とのこと。ますます誰かのお家にお邪魔するかのようでわくわくします。

靴は入口左横にある靴箱へ。

それでは、お邪魔します~。

優しい光が降り注ぐ店内は、こぢんまりとしたスペースながらもふんだんに使われた木の家具の存在も手伝ってぬくもりたっぷりの雰囲気。

「Bake icoi(ベイク いこい)」では、サツマイモのほか、いちごマンゴーなどの旬のフルーツをふんだんに使用したこだわりのスイーツを楽しむことができます。

夏はかき氷、秋から春にかけては、ベニエバタタクレープといったメニューを展開。選び抜かれた素材から生まれるスイーツの美味しさには定評があり、週3日通うお客さんもいるほど。

「子どもが本当に安心して食べられるものを」と、フルーツはもちろん、砂糖や薄力粉に至るまで食材はすべて国産のものを使用し、大量に使用するフルーツは、信頼できる契約農家さんや、店主の山下 未来(やました みく)さんが自ら市場に出向いて仕入れるのだそう。「フルーツは食べ頃がむずかしいんです。食べ頃を逃すとあっという間に熟れすぎてしまいます。追熟具合を見極めるのは得意です」と微笑む山下さん。

その“徹底したこだわり”を知ると、オープンから8年 この店を愛して足繁く通うお客さんが大勢いるというのも納得です。

秋のメニューはこちら。

『揚げたてベニエ』 

Sサイズ(100g 5~6個) 750円(税込) ディップ1種

Mサイズ(200g 10~12個) 1450円(税込) ディップ2種

Lサイズ(300g 15~18個) 2150円(税込) ディップ3種

≪ディップ≫
チョコソース・キャラメルソース・メープルシロップ・はちみつ・カスタードクリーム・紅いもペースト・さつまいもペースト・ホイップクリーム・渋皮栗ペースト・シナモンシュガー

*11月末頃まで販売

『揚げたてベニエパフェ』1500円(税込)ドリンク付き

【パフェの内容】
・ベニエ100g
・季節のフルーツ
・ホイップクリーム
・ソース(メープル・チョコ・キャラメル)
・クリーム(カスタード・紅いも・さつまいも・くり)
・アイス(バニラ・ベルギーチョコ・宇治抹茶・キャラメル・塩ミルク・くり・むらさき芋・ストロベリー・マスカルポーネ)
・ドリンク(コーヒー・紅茶・ルイボスティー・ジャスミンティー・ミントティー・ハーブティー、りんごジュース・オレンジジュース)
*( )内はお選びいただけます。

*11月末頃まで販売

そして、秋といえば「サツマイモ」。いちばん美味しいこの時期に逃さず食べたい罪悪感低めの “ヘルシースイーツ” です。

『バタタ』1パック 500円(税込)

『バタタ』とは、厳選したサツマイモを1~2カ月かけて低温熟成させ、一度焼き芋にしたものをさらに冷蔵庫で2~3日寝かせて米油で揚げたスイーツ。

聞くところによると、低温熟成させることで芋の糖分が上がり、ねっとりするほど蜜を纏うのだそう。今日は特別に油で揚げる前の『バタタ』を見せていただきました。

わ、立派なサツマイモ! まるまると太っています。

サツマイモは時期によって使う品種が変わるそうで、この時期は、「紅はるか」「シルクスイート」を使用。品種を変えて来年の*6月頃まで販売予定とのこと。

*貯蔵しているサツマイモがなくなり次第終了となります。

いやいや、“密” 纏いすぎ 笑。今すぐ食べたくなるほど美味しそう。

砂糖不使用でも、十分甘くて美味しいということが伝わります。

今回の取材では、『バタタ』は家に持ち帰って食べてみることに。

店内では『揚げたてベニエ』Sサイズ(100g 5~6個) 750円(税込) ディップ1種

をいただきます。

「Bake icoi(ベイク いこい)」では、揚げたてを提供するためにオーダーが入ってから生地を揚げはじめます。そのため、出来上がりまでのお時間は10分ほど。(混雑時はもう少しお時間を要することも)

発酵した生地を冷蔵庫から取り出し、丁寧にカットしていきます
発酵した生地を冷蔵庫から取り出し、丁寧にカットしていきます

一つ一つ、米油で揚げていきます
一つ一つ、米油で揚げていきます

『揚げたてベニエ』が出来上がりました!

あの薄い生地が、こんなにぷっくりと膨れ上がるんですね。

手に持ってかぶりつきたいところですが、ココはお上品にナイフを入れて…

膨れ上がったベニエの中はこんな感じ。生地の層がはじけています。

選んだディップ(ホイップクリーム)につけていただきます。

まず一口食べて「な、なんだ この美味しい食べものは!」というのがわたしの正直な感想 笑。

語彙力がないと思われても仕方がない、だって本当にそう思ったのですから。

何よりもわたしはこの「食べもの」(揚げたてベニエ)を一度も食べたことがないことに気づきました。もしかすると、パン屋でそれっぽいものを食べていたのかもしれないけれど、ちゃんとお店で『揚げたてベニエ』を食べたのは生まれてはじめてです。

想像以上に軽く、甘さは控えめ。ですが揚げ菓子というだけあって、コク深さの中に上質な粉の風味を感じます。食感は、「サク・ふわ・もっちり」の贅沢食感。空気のように軽く、想像していた油っぽさなどはまったくありません。

揚げ菓子なのにさっぱりと美味しくいただける理由は、選び抜かれた原材料にあるようです。

北海道産の発酵バター国産小麦薄力粉(ドルチェ)きび砂糖米油などを使用しているため、素材の美味しさが際立っています。シンプルなお菓子だからこそ、素材の良さが大切なのかもしれません。また、添えられている「ホイップクリーム」の美味しいこと。軽さの共演か? と思うほどいい塩梅で口の中で交わってくれます。

「揚げ菓子」と聞いて、全部食べきれるかどうか心配でしたが、そんな心配をよそにペロリと完食してしまいました。なんだったらもう一皿食べたいとまで思わせてくれた魅惑の食べもの『揚げたてベニエ』

「まだ一度も食べたことがない」という方は必食の価値ありです。

*ディップは、他にもメープルシロップやシナモンシュガーなども人気

そして持ち帰って食べた『バタタ』

『バタタ』500円(税込)
『バタタ』500円(税込)

取材の中で、いかに手間ひまをかけて作られたかを知ったわたしは、「ふぁ~、こんなん絶対美味しいに決まってるやん…」とブツブツ言いながら食べました 笑。

自然の甘さとは思えないほど、まったり濃厚な甘味。罪悪感低めなのもうれしいポイントです。

夏はフルーツをふんだんに使用した「かき氷」が人気の「Bake icoi(ベイク いこい)」ですが、秋限定の「かき氷」もあります。

秋限定「かき氷」メニュー(ホットティー付き) 1800円(税込)
秋限定「かき氷」メニュー(ホットティー付き) 1800円(税込)

モンブランを使用するなど、秋っぽさ満点のかき氷。

今日発売の「ぶどう氷」(ホットティー付き) 1800円(税込)*10月末まで販売

もあるそうで、ちょうど食べているお客さんがいらっしゃったので写真を撮らせていただきました。

「ぶどう氷」(ホットティー付き) 1800円(税込)*10月末まで販売
「ぶどう氷」(ホットティー付き) 1800円(税込)*10月末まで販売

すんごいボリューム…

中にカスタードクリームやキャラメルクリーム、ラズベリーシロップなどの “隠れフレーバー” も。 一度で何度も美味しい ”贅沢仕立て“ となっています。

なんと、乗りきらないフルーツ(白いちじく・柿・*新甘泉・シャインマスカット・ぶどう)は別添えで。

*新甘泉(しんかんせん)は、幸水(こうすい)に似た甘みの梨

ホットティー付き” という心遣いが、秋にはうれしいですよね。

取材中も多くのお客さんと言葉を交わしていた山下さん。アルバイトスタッフの方は、「元お客さん」が多いというから驚きです。

「今日、運動会よね~」と微笑む山下さん (テイクアウトのお客様とのやりとりのひとコマ)
「今日、運動会よね~」と微笑む山下さん (テイクアウトのお客様とのやりとりのひとコマ)

左から店主の山下 未来さんと “元お客さん” のアルバイトスタッフの方
左から店主の山下 未来さんと “元お客さん” のアルバイトスタッフの方

「Bake icoi(ベイク いこい)」の「憩い」は、祖母が昔 泉南市で営んでいた喫茶店の名前を受継いだといいます。「土足厳禁」にしたのは、厨房が(土間などで)区切られていないので衛生面の観点から。

今のお店の状況は? というと、赤ちゃんがフロアでハイハイしたり、小さい子どもが地べたに座ったり、お客さんが思いのままに過ごせる「憩いの場」となっているようです。祖母の代から受継いだ“地域のみなさんの憩いの場所”。

なんだか素敵な巡り合わせですね。

地元人気店「Bake icoi(ベイク いこい)」の秋限定スイーツの美味しさに衝撃をうけた日、わたしはその幸福感の余韻をしばらく楽しみました。

想像を遥かに超える美味しさの『揚げたてベニエ』と こだわりのヘルシースイーツ『バタタ』。どちらも 食べて満足すること間違いなしの極上スイーツです。

気持ちのいい風が吹くこの季節、みなさんも素敵な食体験をしてみてはいかがでしょうか。

【基本情報】
店名:「Bake icoi(ベイク いこい)」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉南市男里7丁目31-22
Tel:072-484-0005(ご予約のお電話は11時以降にお願いします)
営業日:10月/ 金曜・土曜・日曜 *10/21(土) 臨時休業

11月以降/ 水曜~日曜(月・火定休)
営業時間:13:00~17:00(L.O.16:30)
駐車場:あり(7台)
取材協力 「Bake icoi(ベイク いこい)」店主 山下 未来様

*「Bake icoi(ベイク いこい)」様のご協力により、撮影用商品の一部を無償でご用意いただきました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
*『揚げたてベニエ』と『バタタ』は、数に限りがあるため予約をするとスムーズです。(テイクアウトも可)『揚げたてベニエ』は11月末頃まで、『バタタ』は2024年6月末頃まで販売予定
*記事内容は取材当時のものです。詳細は、公式インスタグラムをご確認ください。

ライター(泉南市・泉佐野市)

なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちの町のちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。皆様の日常がもっともっと楽しくなりますように。

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