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【泉南市】大行列のきっかけはあのスター。感動の『米粉スィーツ』が食べられる関西唯一の「海辺の店」新店

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉南市・泉佐野市)

久しぶりに海辺にお店がオープンしたと知り、食べに行ってみることに。

このお店のコンセプトは「海が見える屋台」

ここは、一体なんの店? と思うほど、メニューレパートリーの豊富さが楽しいお店です。

「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」

今回ご紹介するお店は、1月13日にオープンした「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」。店名に“ハンバーグ”がつくくらいだから、看板メニューが“ハンバーグ”であることは間違いないのだけど、ほかにも意外なメニューがいっぱいあるようです。

「おひるごはん」(11:00-15:00)は、「ハッピーハンバーグセット」「おにぎりセット」

営業時間中「ずっと」(11:00-0:00)提供されるメニューは「おでん」「酒類」など。そして「ほっとひといき」(11:00-17:00)タイムには、話題の「クロボシチュロス」も。

*「営業時間」一部変更あり(冬季/11時~)。今後の予定につきましては、公式インスタグラム(外部リンク)で随時お知らせがあります。

実は、今回の取材で一番驚いたのがこのグルテンフリーの「チュロス」の美味しさ

Googleの広告であのTWICE(トゥワイス)が持っていたことで話題となり、イベントで大行列を生むほど爆発的にヒットした「クロボシチュロス」。

なんと、お店で「クロボシチュロス」を食べられるのは関西ではここだけなんだとか(テイクアウトもできます)。

この後、 “話題性や見栄えだけでしょ?” と侮っていたことを深く後悔する展開となります。乞うご期待。

コンセプトは「海が見える屋台」

訪れたのは“アイドルタイム”といわれる一息つく時間帯。

実は、オープン直後に取材申し込みをしたものの「もう少し落ち着いてからにしていただきたい」と、お客様優先の姿勢が好印象の若き店長 大橋 空良(たから)さん(カウンター中央)。

コンセプトが「海が見える屋台」というだけあって、提灯が吊るされた店内は雰囲気たっぷりで解放感抜群です。

店内中央には、三角カウンターがあり、「おでん」や「日本酒」「おにぎり」がライブ感たっぷりに提供されます。

同店で提供される料理は “元フレンチシェフ” の経歴を持つオーナー監修。

「おでん」へのこだわりも強く、色、香り、味が保たれるようスタッフが交代で管理しています。

お酒は和歌山県にある「平和酒造」の「紀土(キッド)」を中心に10種類ほど取り揃えており、種類に合わせてアドバイスを受けながら「冷」「熱」がオーダーできるシステム。海を背景に目の前で温めてもらう「熱燗」もなんだか小粋です。

(ハンドルキーパーさんにはノンアルコールビールもあります)

ご夫婦や友人同士、カップルには美しい海を間近に望める窓際の席がおススメ。

先日、友人同士と思われる60代くらいの女性が、窓際の席で「おでん」と「日本酒」を楽しみ、帰り際に「海を眺めながら日本酒が呑めるなんて思ってもみなかった」とよろこばれていたそう。「その出来事がすごくうれしかった」と大橋さん。

ファミリーやグループには、ゆったり座れる4人掛けの席がいいですね。

それにしても「ハンバーグ」や「おでん」「おにぎり」「チュロス」と ひとくくりに分類できない料理の数々に驚きます。

ほかにも「クワトロフィルマッジ」などあまり聞きなれないピザや、「ローストキャベツ」「海老タルタル」「どて丼」「あさり酒蒸し」など、コンセプトがわかりづらいメニューレパートリーに「?」となり、ここは一体どういうお店なのか、大橋さんに尋ねてみました。

みんなに“ハッピーになってほしい”

「このお店は、ご家族連れや若い方、カップル、サラリーマン、シニアの方、ペット連れの方、みんなにハッピーになってほしいという願いが込められています。

海沿いにガッツリ腰を据えて食べられるお店が少ないことから、老若男女いろんなシチュエーションに対応できるメニューを用意し、どなたでもゆっくりお食事を楽しんでけるような店を目指しています」

“みんな”の中には、ワンちゃんやネコちゃんをはじめとする“動物”を家族の一員として愛する人たちも含まれています。広い店内は、その“家族”も入店できるとのこと。さりげなく動物と一緒に入れるお店って、日本ではまだまだ少ないですよね。

たしかにここは、のんびりとした「海の家」のようなオープンな雰囲気もあり、「お祭りの屋台」を想起させる楽しさもあるお店だと感じます。

提供する料理も “看板メニューの「ハンバーグ」と「クロボシチュロス」以外は、"季節にあわせて変化させていく”というこだわりよう。

四季折々の景色と料理が楽しめる「海が見える屋台」。

訪れる時間帯によっても お店の印象は大きく変わります。

すこし遅めの「おひるごはん」をいただきます

五感で味わう「ハッピーハンバーグ」

思わず「わー!」と声をあげたくなるようなハンバーグが到着しました。

見た目の楽しさや、ジュージュー焼ける音、デミグラスソースの香ばしい匂いなど、子どもの頃に感じたあのワクワク感を今 海の眺めと共に楽しんでいます。

のんびり海を眺めてリラックス。冬の海もいいなぁ
のんびり海を眺めてリラックス。冬の海もいいなぁ

ふわふわのオムレツが本当は「とろ~ん」となる予定だったんです。

写真を撮っている時間が長すぎました。

大橋さん曰く、提供してから10秒以内にナイフを入れると「とろ~ん」が楽しめるそうです。

そのお写真がこちら。

(画像提供 「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」)
(画像提供 「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」)

まるでオムレツが花を咲かせたようです! 成功するとハッピーだろうなぁ。

食べ応えのあるハンバーグとコク深いデミグラスソースは、オトナも子どもも大好きな味。「『オムレツハンバーグ』にするために試行錯誤した」という「肉だね」と「成形」。なんの違和感もなくカラダを預ける「オムレツ」の姿を見ればその役割に気づきます。“ハッピーになるためには、食事もエンターテイメント性が重要”。

そんなことを教えてくれる「ハッピーハンバーグ」。

さりげなく敷いてある「ハッシュドポテト」もなんだかお得な気分です。

今回は単品でいただきましたが、ライスor自家製パンorこだわりサラダ+*お好きなドリンクのセットで1850円(税込)。

*一部のドリンクはプラス50円必要

腹ペコ男子もこのボリュームならお腹いっぱいになること間違いなしですよ。

冬季限定メニューの「おでん」

冬の時期限定で提供される「おでん」。

大橋さんにおススメをお尋ねすると「大根」「牛すじ巾着」「春菊」をお皿に盛り付けてくれました。

おでんに「春菊」なんて乙! “茶系統”の眺めが一気に華やぎますね。

「春菊」はこの鮮やかな色、味、香りを最大限に引き出すために“別鍋仕込み”という徹底っぷり。「春菊」はあくの出る野菜でもあるので、ほかの具材への影響も考えた、とのこと。

事前に大橋さんから「どなたにも受け入れてもらえる おでん」と聞いていたとおり、とてもお上品で、やさしい出汁が染み込んだ素材は ひとつずつちゃんと凛としていて見た目も美しい。ゆっくり、丁寧に食べたくなる、そんな「おでん」。毎日でも食べられる飽きのこない「おでん」です。

「クロボシチュロス」のおいしさに感動

実は、店長の大橋さんに謝りたいことがあります。

それは、取材中 終始「チュロスがおススメでして…」「チュロスが…」と言っていた大橋さんをかなりの頻度でスルーしてしまっていて… 。

わたし自身、甘いものが苦手なことや、過去に食べた「チュロス」にそこまで魅力を感じられなかったことなどが理由でしたが、本当にごめんなさい。

最後の最後にとてもハッピーになりました。

「クロボシチュロス ストロベリーぺブルス」

「チュロス」って“若い子が食べるおしゃれなスィーツ”のイメージでしたが、グルテンフリーの「クロボシチュロス」の美味しさは感動もの。

とにかく軽くてサクサクです。米粉を使用した生地を、米油で揚げているため 油っこさや重たさは一切感じられず甘さも控えめ。こんなに“ギャルギャル”した風貌にも関わらずオトナを唸らせるなんて“罪なスィーツ”だとしみじみ感じます。

トッピングの「ぺブルス」は、お米でできたグルテンフリーのシリアル。

これもまた軽くてサックサク。さりげなくかかっている「ストロベリーチョコレート」の香りも春を感じさせてくれます。

目で見て楽しい、食べると音が心地よい、味に感動するスィーツ「クロボシチュロス」。*ドリンクとセットで1000円(税込)の価値は十分にあると感じます。

*一部のドリンクはプラス50円必要

フレーバーもいろいろ
フレーバーもいろいろ

お店のロゴにも秘密が

「ハッピーになるってこういうことだったのね」と思わせてくれた「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」。ところでこのお店のロゴ、見覚えありませんか? 実はわたしはTシャツを持っています(Tシャツは「ハッピーカレー」)。

なんとアパレルメーカーの「ハッピーハンバーグ」に使用許可をいただきコラボする運びとなったんだそう。キュートでインパクトのあるお店のロゴも写真映えには不可欠ですよね。

冬のテラス席はムード満点

同店には広いテラス席もあり、最高のロケーションで食事を楽しむこともできます。

寒い時期はちょっと…と思われるかもしれませんが、冬の「テラス席」も案外いいものです。

ダウンジャケットを着込んで「寒い、寒い」と言いながら海を眺めて食べるごはんも冬キャンプのようでムード満点。

この場所から望む夕日は息をのむほど美しく、またひとつわが街に素敵なお店ができたことをうれしく思います。

四季を通していろんな楽しみ方を提案してくれる「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」。

まずは、”冬の屋台” を楽しんでみてはいかがでしょうか?

店長の大橋 空良さん。取材の様子を気にしながらも熱心にお客様対応をされていた姿がとても印象的でした
店長の大橋 空良さん。取材の様子を気にしながらも熱心にお客様対応をされていた姿がとても印象的でした

外で  はふはふしながら食べるおでんもなんだかいい
外で はふはふしながら食べるおでんもなんだかいい

「クロボシチュロス」の揚げたての美味しさは感動もの!
「クロボシチュロス」の揚げたての美味しさは感動もの!

【基本情報】
店名:「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉南市りんくう南浜2-1泉南ロングパーク A4棟
Tel:072-468-9078
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜・火曜
駐車場:あり(ロングパーク内 *有料)
*お会計の際に駐車券をご提示いただくと90分間無料となります。
取材協力 「ハッピーハンバーグ ロングパーク店」店長 大橋 空良 様
*記事内容は取材当時のものです。季節にあわせて営業スタイルが変更します。詳細は公式インスタグラムでご確認ください。

ライター(泉南市・泉佐野市)

なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちの町のちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。皆様の日常がもっともっと楽しくなりますように。

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