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【東久留米市】都内唯一の平成の名水百選、「落合川」を散策してみよう。(落合川上流部+南沢湧水群編)

samu地域ニュースサイト号外NETライター(東久留米市・清瀬市)

「落合川」は都内で唯一、環境省の平成の名水百選にも選ばれており、2019年8月10日に放送された「出没!アド街ック天国」で東久留米市が紹介された回では、「湧き水」として1位に輝いていました。

今回はそんな「落合川」を、散策しながらお伝えしたいと思います。

落合川上流部+南沢湧水群地図
落合川上流部+南沢湧水群地図

上の地図は「落合川上流部+南沢湧水群」の地図になります。

また、地図には写真がどのあたりで撮られたかわかりやすいように、番号をふってみました。

①落合川上流端
①落合川上流端

東久留米の八幡町にある「落合川」の上流端です。

この茂みの奥に「落合川」の源流があります。

この付近から「小金井街道」付近まで川の中にも草が生い茂っており、また伏流になっているのか地表に水が流れている部分はよく見えませんでした。

②地蔵橋付近
②地蔵橋付近

「小金井街道」を横断する頃には清流が見え始めてきます。

歩道や原っぱは犬の散歩やジョギング、休日には子供連れの方が多いです。

②地蔵橋付近
②地蔵橋付近

看板に書かれている「ホトケドジョウ」は、護岸工事等の開発による影響で生息数は激減し、環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類 (EN)に分類されています。

※ 絶滅危惧IB類 (EN)は近い将来における野生での絶滅の危険性が高いものです。

③神明橋付近
③神明橋付近

この付近は水に入りやすい親水広場が続いており、毎年5月5日前後には沢山の「鯉のぼり」が空を泳ぎます。

また、秋になると沢山の「赤とんぼ」が空を飛んでいます。

立ち止まって人差し指を立てれば、「赤とんぼ」が指に止まるかもしれませんね。

④落合川水生公園
④落合川水生公園

「落合川水生公園」は、落合川と住宅地の間にあるビオトープです。

公園の中央には池があり、池の小魚を求めてやってくる「カワセミ」の為に止まり木が刺さっています。

また、6月頃から7月頃の夕暮れ時になると「ウシガエル」の「ブオー、ブオー」という鳴き声が聞こえてきます。

⑤ダイサギ
⑤ダイサギ

⑤ダイサギ
⑤ダイサギ

「落合川水生公園」の付近には「ダイサギ」がいました。

小魚でも狙っているのでしょうか?

⑥宮下橋の湿地帯付近
⑥宮下橋の湿地帯付近

⑥宮下橋の湿地帯付近
⑥宮下橋の湿地帯付近

⑥宮下橋の湿地帯付近
⑥宮下橋の湿地帯付近

この辺り湿地帯は貴重な植物や野鳥の生息地です。

中には準絶滅危惧種(NT)の「タコノアシ」が生育しています。

※ 準絶滅危惧種(NT)は現段階で絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種の事です。

⑦南沢氷川神社入り口
⑦南沢氷川神社入り口

東久留米市の氏神様の「南沢氷川神社」です。

なお、氏神様とは自らの住む土地や、その土地のものを守っている神様の事で、鎮守様、産土様とも言います。

⑧竹林の丸池入り口
⑧竹林の丸池入り口

「南沢氷川神社」の入り口を背に少し進むと、「竹林の丸池」への入り口が見えて来ます。

⑨竹林の丸池
⑨竹林の丸池

少し進むと竹林の中にはひっそりと円形の池があり、この池にも湧水点があります。

⑩南沢湧水群
⑩南沢湧水群

この辺りは水辺に降りやすくなっていて、暑くなると子供達が水遊びをしています。

筆者も子供の頃は、よくこちらで水遊びをしていました。

⑩南沢湧水群(接写)
⑩南沢湧水群(接写)

少々わかりにくいかもしれませんが、「透明度が伝わりやすくなるかも?」と思い撮影した、上の写真(⑩南沢湧水群)の接写バージョンで、透明な水で川底の石がハッキリと見えますね。

長くなりましたが、これで「落合川上流部+南沢湧水群編」は終了です。

近日中には「落合川中流部~下流部+竹林公園編」をお伝えしたいと思います。

場所 南沢湧水群

住所 東京都 東久留米市 南沢3丁目9

地域ニュースサイト号外NETライター(東久留米市・清瀬市)

東久留米市や清瀬市などの様々な情報を、不定期ですが発信することになりました。

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