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もう衣替えの手間とはサヨナラ!片付けアドバイザーが教える衣替えしない分類方法

高桐久恵整理収納アドバイザー

岐阜県で整理収納アドバイザーとして活動している高桐久恵です。

5月とはいえ、夏の気配を感じる季節になってきました。そろそろ夏服を出さないと…と億劫になっている方はいませんでしょうか?

衣替えシーズンは6月と10月。その度に家族全員の分を引っ張り出して、それぞれの収納場所にしまってオフになったものはまた袋に詰めて…と衣替えはかなり面倒な作業。

しかもオフシーズンの衣類を見えない場所にしまっておくと、どのアイテムをどのくらい所有しているか忘れてしまい同じようなデザインの服を買ってしまったりと物が増える原因になることもあります。

我が家では衣替えをすることに疑問を感じるようになってからは衣類の枚数を減らし、クローゼットをあけたら1年中の衣類が一目で分かるような収納になっています。

そして衣類は知らない間に増えてしまいがちなアイテムなので、枚数を一定に保つ仕組みもつくっています。

上段、中段、下段で収納するアイテムを分ける。

下段には衣装ケース、中段にはアウターやシワになりやすいシャツなどを。
下段には衣装ケース、中段にはアウターやシワになりやすいシャツなどを。

上段にはファイルボックスを使ってバッグを収納。
上段にはファイルボックスを使ってバッグを収納。

上段は使用頻度の低いバッグ、中段のポールにはシワになりやすいアウターやスカートなど、下段は衣装ケースに畳める衣類を収納しています。

このクローゼットに入っているものが私が1年で使用する全ての衣類です。

衣装ケースは4つに分類。

このケースに入るだけの量しか持たないと決めています。
このケースに入るだけの量しか持たないと決めています。

衣類の分類はいろいろな方法があります。

春夏秋冬で分けるパターンやアイテム別や色で分ける方もいます。ほとんどの方が春夏秋冬で分けていると思うのですが、冬物などはかさばるのでケースがたくさん必要になってきます。

我が家の分類方法はこちら。

・春秋用のトップス

・真夏のトップス、ボトム(短パンなど)

・真冬のトップス、ボトム(裏起毛など)

・ボトム

他には使用頻度で分ける方法や色別に分ける方法などもあります。

ハンガーパイプにはインデックスを使用。

衣類インデックスという商品を使用。
衣類インデックスという商品を使用。

ハンガーパイプには衣類インデックスという商品を使っています。

冠婚葬祭用、アウター、シャツ、ワンピースなどアイテムごとに仕切ればどのアイテムがどのくらいあるのか一目瞭然です。

ポール上で自在に動かせるのでとても便利でお客様のお宅でも使わせていただき好評いただいています。

ハンガーを揃えるだけでスッキリ収納になる。

ハンガーを揃えるだけでスッキリ。
ハンガーを揃えるだけでスッキリ。

皆さんはハンガーにこだわりはありますか?私も以前はクリーニング屋さんでもらったものを使用していましたがマワハンガーというハンガーを本数を決めて使うようになってからは、不思議と洋服を大事にするようになりました。

本数は30本と決めているので1枚買ったら1枚手放すというルーティンになっています。

時間軸で衣類の手放す基準を決める。

着用した服は右から揃えていくと左に着ていない服が移動する。
着用した服は右から揃えていくと左に着ていない服が移動する。

一度着た服を洗濯をしてポールに戻す際にあえて右側から戻していきます。これを続けていくと必然的に左側に着ていない洋服が移動してきます。

物は使ってこそ活かせるもの。着ていないということは必要なものではない可能性が残念ながら高いです。このように自分で納得できる手放す基準がないと、いつか着るかもしれない…といつまで経っても手放せずどんどん溜まっていく一方なのでご自身で納得できる手放し基準を持つことが大切です。

このやり方は知らない間に増えやすい本や書類などにも使えるやり方なので実践してみてくださいね。

全部で100着を基本枚数にしてみませんか?

一度全ての衣類を数えてみると色んな気付きがあるはず。
一度全ての衣類を数えてみると色んな気付きがあるはず。

特に女性はオシャレに敏感な方が多いように感じます。洋服は私たちを輝かせてくれるアイテムなので、いいなと思ったものはつい買ってしまいますね。

しかし実際は1年は365日。毎日違うアイテムを着るという方は少ないのではないでしょうか?

今増えてきているミニマリストさん達は10着~30着くらいで着まわすという方もいるようです。そこまではいかなくとも、オシャレも楽しめて自分で管理できる枚数はだいたい100着くらいかなと思います。

洋服が多すぎるな…と思っている方はまず100着を基準にして整理をしてみるといいかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

一度仕組みを作ってしまえば、むやみに枚数が増えることなく着たい服がすぐに手にとることができ、衣替えという手間もなくオシャレを楽しむことができます。

毎年の衣替えにうんざりしている方は一度手持ちの洋服を出してみて分類方法を考えてみてくださいね!

筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。

整理収納アドバイザー

新しい自分に出会うお手伝いを!の言葉をモットーに今の自分を変えたい方のサポートをしています。整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、生前整理アドバイザー、発達支援教育士。講座セミナー受講者 1600人以上/片付け作業実績 1500時間以上/岐阜県大垣市在住。小学生2人の男の子ママ。

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